[週刊ファイト12月6日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
新日本プロレス『ワールドタッグ・リーグ戦』に苦言!
・来年1・4東京ドームにしても大盛況が確実視されている
・街でオリジナル版の新日Tシャツを着た20代、30代の男性をよく見かけるようになった
・断言するのは全カードが発表されるまで待ちましょう
・利益をファンに還元することも必要
V字回復どころか新たな高度成長期に入りつつある新日本プロレス。来年1・4東京ドームにしても大盛況が確実視されている。だが、一方でファンの不満の声も・・・。改善すべき所を改めなければ新日プロの成長はすぐ止まる。今号の記者座談会はそういう内容である。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
メディア戦略も好調な新日本プロレス
A この前、電話でお話させてもらった時に「会場から1歩外に出ると新日ブームはまったく実感しない」と言い続けていたCさんが「日常の中でようやく実感するようになった」と言いましたね? 具体的にはどのような現象が?
C まず街でオリジナル版の新日Tシャツを着た20代、30代の男性をよく見かけるようになったこと。
A オリジナル版って白地に赤のラインとライオンマークの入ったTシャツですか?
C そう、70年代からA・猪木、藤波らが着用していた物です。あと、電車の中とかで週プロを読んでいる人もひんぱんに見かけるし。居酒屋で新日プロの話をしている若者も珍しくなくなってきました。
B そう言えば、ボクの自宅の近くにあるファミリーマートに置いている週プロが売り切れるようになりましたね。数年前までは5冊扱って1冊か2冊しか売れていなかったのでこれは人気のバロメーターの1つになります。
C メイ社長によると、今年の中間決算で売上、経常利益ともに過去最高。だから当然、このような現象が起きています。この勢いは来年以降も続くんじゃないですか?
中央がメイ社長