カーティス・ブレイズを45秒でKO、フランシス・ガヌーが完全復活!近藤朱里、オクタゴン3試合目は判定負け!UFCファイトナイト北京


Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

 総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は2018年11月24日(土)に中国・北京のキャデラック・アリーナにて”UFCファイトナイト北京”を開催された。

 ヘビー級ランキング3位につけるカーティス・ブレイズ(アメリカ 10勝1敗1ノーコンテスト)と同4位のフランシス・ガヌー(カメルーン 11勝2敗)が対戦したメインイベントは開始から30秒でガヌーの放った右の強打がブレイズの頭部にクリーンヒットし、ダウンしたブレイズに追い打ちのパウンドを放つガヌーをレフェリーが制して試合終了となり、わずか45秒で決着した。

 地元出身ファイターのヤン・シャオナン(中国 9勝1敗1ノーコンテスト)と対戦した女子ストロー級の近藤朱里(6勝1敗)は相手の強烈な打撃を食らいながらも前に出る姿勢を崩さず、フルラウンドの戦いに持ち込みましたが、試合を通してプレッシャーをかけ続けたヤンがユナニマス判定で勝利をもぎ取った。

 次回、UFCは拠点のあるアメリカ・ネバダ州ラスベガスに戻り、日本時間12月1日(土)にパール・シアターにてジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン28フィナーレを開催する。メインイベントではハファエル・ドス・アンジョスとカマル・ウスマンのウェルター級マッチが行われる予定。さらに、翌日には舞台をオーストラリアに移し、ジュニオール・ドス・サントスとタイ・トゥイバサによるヘビー級マッチをメインイベントにUFCファイトナイト・アデレードを開催することになっており、日本からは岡見勇信、中村K太郎、廣田瑞人の3選手が出場する。

■ UFCファイトナイト北京
日時:現地および日本時間2018年11月24日(土)
会場:中国・北京 キャデラック・アリーナ

【メインイベント】
<ヘビー級マッチ 5分5ラウンド>
○フランシス・ガヌー
 1ラウンド(0分45秒)TKO
●カーティス・ブレイズ
勝者フランシス・ガヌーのコメント
「最高の気分だ。オクタゴンで自分の手が挙げられるのは久々だからね。こんなに速く決まるとは思っていなかった。ゆっくりいって、どうなるか見たかったけど、まあしょうがない。次もイケてる姿を見せるつもりだ」

【メインカード】
<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○アリスター・オーフレイム
 1ラウンド(0分45秒)TKO
●セルゲイ・パブロビッチ
勝者アリスター・オーフレイムのコメント
「もちろん最高の気分だよ。勝利街道に復帰できたからね。敗北は決してうれしくないし、すべての試合が試練だ。また戻って来られた。セルゲイはフィジカルがとても強く、まだ若いからきっと輝かしい未来が待っていると思うけど、俺の目が黒いうちはさせない。また戻ってくる。モチベーションは高いし、やる気も満ちている。チーム・エレベーションとは素晴らしい関係を築いていたから、ここから頂点まで歩み続けるつもりだ」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○ソン・ヤドン
 判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●ヴィンス・モラレス
勝者ソン・ヤドンのコメント
「少しはうれしいかな。相手がとても粘り強かった。応援してくれた家族、チーム、ファンにとても感謝している。家族と過ごす時間はほとんど取れていないけど、家族には心から感謝している。しっかりと休んで、トレーニングに励み、次の試合に備える」

<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○リー・ジンリャン
 3ラウンド(4分07秒)KO
●ダビッド・ザワダ
勝者リー・ジンリャンのコメント
「すごく興奮している。母国でしかも北京で初めての試合だったからね。北京には10年住んでいて、ジムも北京にある。UFCにいるファイターは誰もがモンスターだ。過去にどんな戦いをしていようとも、一人ひとりが素晴らしい。対戦相手には本当に感謝している。とても素晴らしいファイターだ。この後は家族やチームと少し時間を過ごしたい。今回の試合のために2カ月も家を空けていたから、家族のために過ごさないとね。家族には本当に感謝している。友人、チーム、コーチのティ・ジェ、応援してくれたすべての方に感謝したい。ファンのみんな、愛しているよ」

【プレリム】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○アレックス・モロノ
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●ソン・ケナン
(アレックス・モロノはコメントできる状態にないためコメントなし)

<女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○ウー・ヤナン
 1ラウンド(4分00秒)サブミッション(アームバー)
●ローレン・ミューラー
勝者ウー・ヤナンのコメント
「試合のプランはサブミッションで決めることだった。自分がイニシアチブを取って彼女をグラウンドにプッシュできたし、結果は期待通りの一本勝ち。今回の試合で自分のスキルをすべて見せられたとは思っていないけれど、結果はとても満足できるものだと思うわ。戦い続けて、できれば連勝したいと思っている」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ラシャド・コールター
 判定3-0(28-29、27-30、28-29)
●フー・ヤオゾン
勝者ラシャド・コールターのコメント
「減量がかなり響いた。今回の試合契約にサインした時、俺は265パウンド(約120.20kg)あって、残りの2パウンドがどうしても落ちきらずに208パウンド(約94.35kg)での計量になったんだ。減量は2回目の途中からようやくできるようになって。ジムのフォースMMAイン・ダラスは毎日、面目丸つぶれさ。だからとにかく今回の試合でやるしかなかった。ヤオゾンがタフなのは分かっていたし、彼のボクシングの方が優れている。試合では随分とタイトだったし、かなり攻めてきていいボディショットも当たっていた。計量に失敗したことは謝る。ライトヘビー級が自分の階級だと思っているし、この階級で暴れられると思っているから、マッチメーカーたちが次の試合を与えてくれればと願っている」

<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジャン・ウェイリー
 1ラウンド(3分41秒)サブミッション(アームバー)
●ジェシカ・アギラー
勝者ジャン・ウェイリーのコメント
「今は本当に良い気分。地元で、しかも今回は実際に自分の力を発揮できたと思うからとても興奮している。前回の試合は自分のポテンシャルをすべて見せられたとは思わなかったし、ずっと不満だった。みんなの応援には本当に感謝している。世界中から私の試合を見るためにたくさんのファンが来てくれた。チャイナパワーをサポートしてくれてありがとう。MMAやUFCをサポートしてくれて感謝している。何日か休んで、そうしたらまた次の試合に向けてトレーニングを始めるわ」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○リュウ・ピンユエン
 判定2-1(29-28、28-29、29-28)
●マーティン・デイ
(リュウ・ピンユエンはコメントできる状態にないためコメントなし)

<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
○ヤン・シャオナン
 判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●近藤朱里
(ヤン・シャオナンはコメントできる状態にないためコメントなし)

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ケビン・ホランド
 3ラウンド(4分05秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
●ジョン・フィリップス
勝者ケビン・ホランドのコメント
「もっとうまくできた気はしているけど、ジョンにいいケンカをしようぜと約束していたし、いいケンカにできたと思う。彼もすごかったし、俺もすごかったから、もう少し金をもらえたらなおうれしいね。SPGのキャンプでリアネイキドチョークが彼らのクリプトナイトだってことは分かっていたから、相手が勝つためにプッシュしてきたらリアネイキドチョークで仕留めてやろうと思っていた。リアネイキドチョークを決めて、控室に戻ろうってね。次はできればいい打ち合いがしたい。今は家に帰って赤ん坊をあやしながら妻にキスしたいね」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○ルイス・スモルカ
 2ラウンド(2分07秒)サブミッション(アームバー)
●スムダルジ
勝者ルイス・スモルカのコメント
「自分のパフォーマンスは良いと思ったけど、もっとうまくできたかもしれない。相手がすごくタフで、かなり特殊なスキルをいろいろと持っているけど、映像がほとんどなかったから、準備するのが難しくて。直前の試合オファーだったんだけど、対応するのにかなり厄介な相手だったし、予想していなかった攻撃も受けた。すさまじい1年だったけど、準備はできている。もしかしたら、頭は少し癒えるのに時間がかかるかもしれない。UFCと話してみて、たぶん、3月にはまた試合に戻るかも」


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