ブライアン・ケイジがテクニコ転向で勝利!AAA テレビテーピング大会

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 11月18日(現地時間)にメキシコ・チワワ州シウダ・フアレスで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
 メインではブルー・デモンJr.、サイコ・クラウン、ラ・パルカとイホ・デル・ファンタズマ、ブライアン・ケイジ、エル・テハノJr.が組まれていた。フリーの大物であるブルー・デモンJr.とインパクトレスリングやルチャアンダーグラウンドという北米で活躍するケイジがそれぞれAAA所属のテクニコ、ルードと組んでとなるが、デーモンJr.はルードであり、サイコ、ラ・パルカを何度も裏切り、襲っており、今回も協力しあうとは思えないチームとなっている。そのため、サイコとパルカはブルー・デーモンJr.は信用出来ないとアピールしたが、その抗議を邪魔にしにきたルード軍がなんと仲間割れ。ファンタズマとケイジが口論となり、ケイジがルード軍から追い出されるという事態となった。ケイジを助けたのはサイコとパルカ、それに対しデーモンJr.がルード側に加勢し、デーモンJr.とケイジが入れ替わるというカード変更になったのだった。サイコとパルカはケイジと握手して今までの事は水に流し、協力しあう事を約束。そして試合がスタートした。当然、最初はルード軍がラフ殺法で有利に進めるが、テクニコ軍も椅子攻撃から逆転。その後は両軍がやってやられての乱戦になったが、最後はケイジがテハノJr.をF5で仕留めて堂々のフォール勝ち。試合後、サイコとケイジがポーズをとって勝ち誇るが、デーモンJr.が怒ってサイコを攻撃。しかしケイジは勝利した事により、ファンタズマとの本格的な抗争に入りそうだ。
 またセミファイナルでは、マキシモ、マーダー・クラウン、マンバのオカマ軍団が抗争中のラ・マスカラ、モンスター・クラウン、レイ・エスコルピオンと対戦。特にマキシモとマスカラは親戚であるが、現在、骨肉の争いを繰り広げており、最終決着戦であるカベジェラ戦(敗者髪切りマッチ)をマキシモが要求している為、両者の激突が激しいものとなった。当然、試合の決着もこの両者でマキシモのキス攻撃を逃れたマスカラが反則のローブローでマキシモからフォール勝ち。試合後、改めてカベジェラ戦を要求するマキシモだが、マスカラは答えずに、攻撃を繰り返す。この両者の因縁はどこまでもエスカレートしそうだ。
 また地元のパガノがジョー・リーダーと組んで、シクロペ、ミエド・エクストレモと激突。得意のハードコアで炎が燃え盛るテーブルに向けてシクロペをスパニッシュ・フライ

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2018年11月18日(現地時間)
会場:メキシコ・チワワ州シウダ・フアレス

<6人タッグマッチ>
○サイコ・クラウン、ラ・パルカ、ブライアン・ケイジ
 ピンフォール
●イホ・デル・ファンタズマ、ブルー・デモンJr.、エル・テハノJr.

<6人タッグマッチ>
○ラ・マスカラ、モンスター・クラウン、レイ・エスコルピオン
 ピンフォール
●マキシモ、マーダー・クラウン、マンバ

<タッグマッチ>
○パガノ、ジョー・リーダー
 ピンフォール
●シクロペ、ミエド・エクストレモ

<6人タッグマッチ>
○アンヘリカル、イホ・デル・ビキンゴ、ラレド・キッド
 ピンフォール
●モチョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ

<6人タッグマッチ>
○レディ・シャニ、スターファイア、バニラ
 ピンフォール
●ケイラ、レディ・マラビジャ、サフィーロ

<6人タッグマッチ>
○ビジャノ3号Jr.、Mr.アルファ、センチネラ
 ピンフォール
●VIP、シリウス、レイ・プーマ