ジョニー・インパクトが王座防衛!インパクト・レスリング

(C)TNA

 11月8日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 インパクト・レスリング(Impact Wrestling)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。運営はアンセム・レスリング・エキシビジョンズ(Anthem Wrestling Exhibitions, LLC)。過去に団体名を幾度か変更しており、古い順にNWA-TNA(National Wrestling Alliance : Total Non Stop Action、2002年 ~ 2004年)、TNA(Total Non Stop Action Wrestling、2004年 ~ 2016年)、GFW(Global Force Wrestling、2017年7月 ~ 2017年9月)を名乗っていた。 多くのインディー団体が収入不足により倒産していく中で、経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。また、ほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
 今放送は「ファイナル・アワー」と銘打ったビッグマッチでメインでは、現インパクト世界王者のジョニー・インパクトがキラー・クロスの挑戦を受けた。遂に悪党王者オースチン・エリーズを倒し新王者となったインパクトだが、その王座を奪われ団体から去ったエリーズの用心棒だったのがクロスだ。逆にエリーズがいなくなった今だからこそ、クロスに王座挑戦の順番が回ってきた形でありクロスも王座戴冠を目指しているが、長期政権を築きたいインパクトも負けられない。試合は、クロスのセコンドについたムースがちょっかいを出す為、遂にレフェリーが退場を命じ、一対一の対決となり、テクニックのインパクト、パワーのクロスという攻防が続く。だが、最後はインパクトの必殺技スターシップペインが決まり、フォール勝ち。インパクトが見事に王座防衛を果たした。
 また、かつてはタッグパートナーだったエディ・エドワーズとムースも遂にシングルマッチで激突。ムースが裏切りヒール転向した事により、抗争が勃発していたが、遂に一騎打ちで決着をつけることになった。試合はムースの入場時に客席から現れて襲いかかるエドワーズがまずはペースを握るが、ムースもパワーで対抗。両者が激しくぶつかり合い、何度も両者、共にダウンするという荒々しい展開が続いた。だが、最後はムースが必殺のスピアーを決めてエドワーズからフォール勝ち。大物エドワーズからクリーンに勝利したムースが存在感をアピールした。

■ Impact Wrestling
日時:2018年11月8日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ニューヨーク州クイーンズ

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○ジョニー・インパクト(王者)
 ピンフォール
●キラー・クロス(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ムース
 ピンフォール
●エディ・エドワーズ

<シングルマッチ>
○ブライアン・ケイジ
 反則
●サミ・キャラハン

<シングルマッチ>
○ジョニー・グレイス
 タップ
●カタリナ・リー

<タッグマッチ>
○ペンタゴンJr.、フェニックス
 ピンフォール
●The OGz