Dマッキンタイア、Kアングルを過去の人に葬る!ロンダ「私がこの惑星で一番強い女」RAW英国上陸

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 英国マンチェスター・アリーナでの二連戦初日、バカでかい会場だけど、古いから北米の中継で使われるアリーナの二階席、三階席のたすりにLEDでメッセージ表示とか、そういうのは無理なんだなぁとか、観客の合唱が妙に独特で、英語圏とはいえ、やはり外国からの中継というのが面白かったRAWの同日録画中継。ビックイベントが続くため、『サバイバー・シリーズ』の仕込み回である。
 もっとも、サウジアラビア開催『クラウン・ジュエル』のおさらいも出すんだが、番組冒頭に、特に女子選手が目立つように配置して全員をひな壇に並べて、英国なら第二のホームだから、男尊女卑ではありませんというアピールなのだろうか。国家宣伝のプロパガンダをあえて封印したことも『クラウン・ジュエル』の驚きだったが、こちらではGirlsUPという女性運動組織の紹介とか、正反対のプロパガンダにも時間が割かれていた。

◆「なぜやったか知りたいか?」アンブローズがタッグ王座陥落のロリンズにダーティ・ディーズ

 RAWダッグ王座のベルトを持ってセス・ロリンズがリングに登場すると、バロン・コービンGMの策略でAOPとの王座戦が組まれた。疑惑のパートナー、アンブローズが不在で1対2のハンディキャップにも関わらず、ロリンズは2人を相手に奮闘。スーパーキックをAOP2人に見舞うと、倒れたレザーにコーナートップからフロッグスプラッシュを決めるもカウント2。最後はAOPがロリンズを捕まえると、パワーボムとネックブリーカーの合体技でカウント3。ロリンズはRAWタッグ王座から陥落した。すると試合後に突然アンブローズが現れ、「なぜやったか知りたいか?」と自身の裏切り行為に触れると、「なぜだ」とつぶやくロリンズにダーティ・ディーズを決めてリングを後にした。

 そんなモン、♪Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすくエゲツナイ技)に決まっとるやないか。

◆「私がこの惑星で一番強い女」王者ロンダが王者ベッキーに宣戦布告

 PPV『サバイバー・シリーズ』でSmackDown女子王者ベッキー・リンチとの対戦が決定しているRAW女子王者ロンダ・ラウジーがリングに登場した。ロンダは笑顔でファンの声援に応えると、「みんながベッキーを好きなのはわかるわ。エボリューションの試合は最高だったもの」と対戦相手のベッキーを称賛。しかし、「でも私に勝とうなんて甘いわ。ベッキーはすべてを掛けて私にチャレンジすべきよ。私がこの惑星で一番強い女なんだから」と激しい表情でブランドを掛けた女子王者同士の対決への意気込みを語った。
 ちなみに、THE MANのキャラクターがさらに受けているベッキーは、「おい、一体どこの惑星やねん」と、わざとの強いアイリッシュなまりでアジっていたんだが・・・。明日のSmackDownには出てくるでしょう。
 セグメントの最後は、PPV『エボリューション』のバトルロイヤル戦優勝で女子王座挑戦権を獲得したナイア・ジャックスが登場。タミーナ・スヌーカとの共闘路線で、ヒールターンを改めてお茶の間RAW視聴者向きに印象付ける。「サバイバー・シリーズが終わったら、私はあなたを待っているわ」とロンダに告げて、RAW女子王座への挑戦を改めて表明した。

◆アングル、マッキンタイアのアンクルロックで屈辱のタップ負け

 PPV『サバイバー・シリーズ』のチームRAW・キャプテン決定戦として、カート・アングルがドリュー・マッキンタイアと対戦した。TNA転出とかはともかく、RAWでは12年ぶりのシングル戦となったアングルは試合序盤からバロン・コービンの代理として登場したマッキンタイアに果敢に攻め込むも、強烈なヘッドバットやネックブリーカーを食らって苦戦。さらにクレイモアで沈んだアングルに対して、マッキンタイアはノーガードで足を差し出すと、「足を取れ」と余裕の挑発。侮辱されたアングルが一度はアンクル・ロックを決めたものの、最後はマッキンタイアがアングル・スラムからのアンクル・ロックを繰り出すと、アングルは自身の必殺技で屈辱のタップアウト負け。サウジ大会に続いて見事に鍛え直した肉体をさらして試合をやったアングルだが、レジェンドの扱いは過酷なもので、チームRAW・キャプテンの座を逃してしまった。ブランド対抗の5体5タッグチームエリミネーション戦が行なわれるPPV『サバイバー・シリーズ』は日本時間11月19日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

◆トリプルHがサウジ大会で痛めた負傷を手術報告

■ WWE RAW
日時:2018年11月5日(生放送ではなく同日録画中継)
会場:英国マンチェスター・アリーナ

<チームRAWキャプテン決定戦>
○ドリュー・マッキンタイア
 アンクルロック
●カート・アングル

<シングルマッチ>
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●フィン・ベイラー

<シングルマッチ>
○ナイア・ジャックス
 ピンフォール
●エンバー・ムーン

<シングルマッチ>
○アライアス
 ピンフォール
●ドルフ・ジグラー

<RAWタッグ王座タイトルマッチ>
○AOP(挑戦者)
 ピンフォール
●セス・ロリンズ(王者)

<シングルマッチ>
○アポロ・クルーズ
 ピンフォール
●ジンダー・マハル

<6人タッグマッチ
-サシャ・バンクス&ベイリー&ナタリア
 ノーコンテスト
-ライオット・スクワッド

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