(C)RCC
10月27日(現地時間)にロシア・エカテリンブルクで『RCC 4』が開催された。
この大会はロシアでMMAとボクシングの合同興行を行っていたRCCボクシングが、金網にしてMMA専門の新大会をスタートさせたもの。第一回大会はセルゲイ・ハリトーノフ、第二回大会はエメリヤエンコ・アレキサンダーというロシアのレジェンドをメインに抜擢した豪華な大会になっている。
そして今大会のメインは日本の石井慧にKO勝ちして、MMA14勝無敗1分、ウルトラハルクの異名を持つイヴァン・シュトルコフが、実質ヒョードルに勝利した男、ファビオ・マルドナドと対戦した。シュトルコフは未だに無敗とは言え、前戦ではジェロニモ・ドス・サントスにまさかの苦戦で、ドローになっており今回こそ綺麗に勝利したい。対するマルドナドは元UFC戦士で、ファイトナイトでは、あのヒョードルに事実上、勝利した(普通ならレフェリーが試合を止めるレベルでマルドナドはヒョードルを失神KOに追い込んだが、ヒョードルを負けさせたくない空気を読んだレフェリーがストップせず、試合が続行されヒョードルが疑惑の判定勝ちとなった)実績を持つ。共に前戦でふがいない姿を晒しただけに負けられない試合となった。試合は、1Rからスタンドで追い込みテイクダウンを奪ってパウンドを落とすシュトルコフ優勢で試合が進み、2Rも同じようにテイクダウンを奪ったシュトルコフに対し、マルドナドは亀の体勢になって頭を抱えてうずくまると、バックマウントを奪ったシュトルコフがパウンド連打。レフェリーがストップし、シュトルコフが完勝TKO勝ちとなった。
またライジンに参戦したケビン・ペッシも登場したが、ニキタ・チスチャコフに下からの腕十字を極められ一本負けしている。
■ RCC 4
日時:2018年10月27日(現地時間)
会場:ロシア・エカテリンブルク
<ライトヘビー級>
○イヴァン・シュトルコフ(ロシア)
2R 1分03秒 TKO
●ファビオ・マルドナド(ブラジル)
<ミドル級>
○セルゲイ・マルティノフ(ロシア)
2R 3分46秒 TKO
●オレグ・オレニチエフ(ロシア)
<バンタム級>
○ニキタ・チスチャコフ(ロシア)
1R 腕十字
●ケビン・ペッシ(フランス)