ロス・インゴベルナブレスが反則暴走!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 10月26日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会のメインはカリスティコ、ディアマンテ・アスール、エル・バリエンテが制御不能軍団ロス・インゴベルナブレスと激突。ルーシュはカリスティコとも因縁がある為、ロス軍がすぐに暴走して反則負け、テクニコ軍が一本先取した。しかし、ロス軍はすぐに即効でフォールを奪い返して一対一のタイに持ち込む。三本目は、両軍入り乱れる中、遂にリングでカリスティコとルーシュの一騎打ちとなるも、なんとルーシュがレフェリーの目の前でカリスティコに反則のローブロー。レフェリーは反則をとり、カリスティコの手を上げて、テクニコ軍が勝利した。しかし、試合後も勝者の様に勝ち誇るロス軍。制御不能集団の暴走はまだまだ続きそうだ。
 セミファイナルではミスティコ、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハのテクニコ軍が、ダーク・マジック、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオというルード軍と対戦。まさにテクニコ対ルードの王道対決は、まずテクニコ軍が一本先取すると、ルード軍が反撃。荒れた展開にもっていったが、カベルナリオが暴走し、ミスティコの覆面を剥ぎ取ってしまい反則負け。テクニコ軍が勝利となったが、ミスティコとカベルナリオに因縁が生まれたようだ。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年10月26日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ディアマンテ・アスール、エル・バリエンテ
 2-1
●ルーシュ、エル・テリブレ、ベスティア・デル・リング

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ
 2-0
●ダーク・マジック、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ

<レイ・デル・インフラムンド予選>
勝者:テンプラリオ
参戦選手:ゲレーロ・マヤJr.、エスフィンヘ、アウダス、ブラック・パンテル、トリトン、フライヤー、クアトレロ、フォラステロ、ヴィールス、カワト・サン、タイガー。

<6人タッグマッチ>
○ドラゴン・ロホ、オクムラ、ポルボラ
 2-0
●ドローン、フエゴ、ペガッソ