ブルー・パンテル40周年記念大会!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 10月19日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会はブルー・パンテル40周年記念として行われ、セミファイナルでブルー・パンテルがブラック・ウォリアー、パンテリータ・デル・リング(エフェスト)、エウフォリアを引き連れて、元祖ダイナマイト兄弟のマスカラ・アニョ・ドスミルと新生ダイナマイト兄弟のダイナマイト一族と激突。マスカラ戦(敗者覆面剥ぎマッチ)で敗れたレスラーは試合中にもう覆面をかぶれないのだが、こうした記念試合だけは許されているので、パンテルもドスミルも覆面をかぶって試合を行いオールド・ファンを楽しませた。最後はパンテルのジャベが決まってドスミルがタップ。パンテルが見事に記念試合で勝利した。
 メインでは、カリスティコ、ペンタ・エル・セロ・エメ(ペンタゴンJr.)、デビッド・フィンレーというテクニコ軍がロス・インゴベルナブレス(ルーシュ、エル・テリブレ)とバルバロ・カベルナリオと激突。試合は暴れまわるロス軍のペースとなり、最後はフィンレーをエアプレンスピンで回して、キックを入れてテリブレがフォール。続けざまにルーシュがルーシュドライバーでペンタを仕留めロス軍が勝利した。試合後、ペンタは立ち上がれず、なんと担架で退場という結果に。ペンタとルーシュに抗争が勃発しそうだ。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年10月21日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○ルーシュ、エル・テリブレ、バルバロ・カベルナリオ
 2-1
●カリスティコ、ペンタ・エル・セロ・エメ(ペンタゴンJr.)、デビッド・フィンレー

<ブルー・パンテル40周年記念試合>
○ブルー・パンテル、ブラック・ウォリアー、パンテリータ・デル・リング(エフェスト)、エウフォリア
 ジャベ
●マスカラ・アニョ・ドスミル、サンソン、クアトレロ、フォラステロ

<アルコン・スリアノ杯>
勝者:アンヘル・デ・オロ
参戦選手:ブルー・パンテルJr.、ニエブラ・ロハ、ブラック・パンテル、ストゥーカJr.、ドラゴン・ロホ、ルシフェルノ、ミステリオッソJr.、エスパントJr.、テンプラリオ

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ディアマンテ・アスール、エル・バリエンテ
 2-1
●ネグロ・カサスフェリーノ、ダーク・マジック