[ファイトクラブ]視聴者数254万5000人でRAW抜いたSmackDown1000回記念~新日プロ不穏

[週刊ファイト10月25日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼視聴者数254万5000人でRAW抜いたSmackDown1000回記念~新日プロ不穏
 photo by George Napolitano text:タダシ☆タナカw/現地通信員
・エボリューション集合!映画俳優バティスタはトリプルH戦アピール
・ガチ札止め会場では『205 LIVE』『Mixed Match Challenge』収録から
・ラナ&ルセフvs.アスカ&ミズの男女混合戦Awe-SukaはMMC無敗中
・御大Mr.マクマホン、映画俳優バティスタ、中邑真輔xミステリオ、テイカー締め
・ドラゴンボールのピッコロにコスプレした新日ハロルド・メイ新社長だが


 株価の高騰にも関わらず、全体の流れとしてはプロレス番組の視聴率が低下傾向であることは本誌が繰り返している留意点になるが、予想はされていたことにせよ、現地時間10月16日火曜夜、ワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナから生中継された豪華ゲストにマクマホン・ファミリーも集結した『SmackDown1000回記念』2時間番組が、月曜夜の3時間番組RAWを数字でも上回わり、一家庭が1.63人とすると254万5000人の視聴者数、視聴率は1.72%となった。
 もっとも、RAWの25周年記念が449万7000人だったお茶の間への浸透を持ち出すならば、もっと多くてもという辛口評もあろう。ただ、面白い内容だったことは間違いなく、本誌としてもカメラマン派遣で予算を割いた価値は十分にあった。他媒体にない深淵を豪華グラフでお届けする。

エボリューション集合!映画俳優バティスタはトリプルH戦アピール

■ WWE SmackDown
日時:10月16日(現地時間)
会場:ワシントンD.C. キャピタル・ワン・アリーナ 13000人(超満員札止め=主催者発表)

 ある種のトリビア・クイズになるのだろうが、ロック様ことドウェイン・ジョンソンによると、1998年に「今日のマイクでSmackDownという言葉を使う」とビンス・マクマホンに伝えたら、「なんじゃそれ?」と言われて、「お前のケツを引っぱたく」という意味だと答えたそうな。そう聞いて大笑いしたビンスは、じゃあ使えと許可したんだが、そこから番組名が誕生したんだとのこと。
 冒頭から懐かしの場面が次から次へと出てきて、長年見てきたファンが感傷に浸る構成だ。いつもの長いCMのあとも、またこれまでの名場面が散りばめられていて世界最大団体の番組のディレクターと編集担当は凄いという・・・。まして日本の某団体の土曜の深夜にやっている30分番組が、もう両国大会も終わっているというのに、その前の内容を連続ドラマの展開の都合なのか流していて、「なんじゃこりゃ?」と思われているのと、いかに格差があることか。


 ワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナは、名称こそ変わっているが、東部サーキットのローカル団体だったWWWFの時代から取材している記者には、馴染みの拠点会場である。映画俳優として大成功を収めたバティスタが出てきて、「この2ブロック先で10数年用心棒をやっていた、治安の悪いところで・・・」というマイクに説得力がある。本人の地元なので、今回は「俺を出せ!」と自分から売り込んでいた舞台裏が知られている。リック・フレアーも駆けつけて、トリプルH、ランディ・オートンとのユニット「エボリューション」が揃った。

ガチ札止め会場では『205 LIVE』『Mixed Match Challenge』収録から

 この日の戸澤陽は、連戦中のドリュー・グラックwithジャック・ギャラハーに反則勝ち。このオープニングからDCの会場客は楽しめたのだから、ガチで超満員札止めというのは納得だろう。

詳細は無料ブログに公開済みなので、ここでは省略する。
▼戸澤、グラックに反則勝ちで不完全燃焼

WWE 紫雷イオ、里村明衣子が揃って「メイ・ヤ​ング・クラシック」準決勝進出


ノースが勝ち残った5 way戦ではグラン・メタリックが飛んだ!

ラナ&ルセフvs.アスカ&ミズの男女混合戦Awe-SukaはMMC無敗中


「WWEミックス・マッチ・チャレンジ シーズン2」で前大会に続きMMCシーズン2でも無敗のザ・ミズ&アスカ(Awe-Suka)がルセフ&ラナ(Ravishing Rusev Day)と対戦した。「私たちは勝つ!アスカはベスト、ミズナンバーワン!」と意気込んだアスカは攻撃をかわしてヒップダンスを披露すると、油断したラナにローリングソバットを叩き込んだ。一方、パートナーのミズはルセフに攻め込まれ、スピニング・ヒール・キックやマチカキック食らうもカウント2。しかし、ラナに攻め込まれてアスカがピンチに陥ると、ミズはマイクを使ってエイデン・イングリッシュの声真似をしてルセフ&ラナを困惑させた。何とかピンチを切り抜けたアスカはエプロンのルセフをヒップアタックで排除すると、残ったラナが奮闘して倒れたミズにアコレードや平手打ちを見舞ったが、最後は隙を突いたアスカがアスカロックでラナからタップを奪って勝利。Awe-Sukaが大会2連覇に向けて好調をキープした。

「WWEミックス・マッチ・チャレンジ シーズン2」はWWEネットワークで毎週金曜午前11時から配信。次週10月26日はザ・ミズ&アスカ(Awe-Suka)対ジミー・ウーソズ&ナオミ(Day One Grow)、フィン・ベイラー&ベイリー(B’N’B)対ボビー・ルード&ナタリア(Team Pawz)の2試合が行われる。

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