PURE-J無差別級王者・中森華子、遂に中島安里紗と激突!! 10・17SEAdLINNNG新木場は団体対抗戦の緊張感

 JWP時代に苦楽を共にしながら、自分達の元を突然去っていった中島安里紗。そのかつての先輩、そそり立つ壁を鋭く見据える無差別級王者の中森華子。それは、さながら往年の団体対抗戦の様な光景だった。
 だが、高橋奈七永がそんな過去の恩讐だけがクローズアップされる構図を許す筈もなく、パートナーである中森華子を場外に叩き落として先発を奪うとゴング。
「全員が敵だった」
と高橋奈七永が述懐した様に、リング上はマーベラスの彩羽匠を交えた4つ巴の様相で、緊張感溢れる試合となった。
「団体内の3人で譲り合うベルト」
との松本浩代の疑問に対する回答かの如く、仲間である筈の中島安里紗と対峙した高橋奈七永の思惑通りの構図に館内もヒートアップ。大技の攻防による25分弱の激闘に酔いしれた。
 最終的には高橋奈七永が中島安里紗を沈め、準決勝、決勝の勝敗の行方は混沌としてきており、先の見通せないSEAdLINNNG初代シングル王座争奪戦となった。
 次戦11・1後楽園大会は見逃せない死闘が待ち受ける!!
    


高橋奈七永は試合後のリングで
「腰の辺りが寂しい」
と、ベルト初戴冠を宣言。  

■ SEAdLINNNG~SHINKIBA 7th NIGHT!
日時:10月17日(水) 開始19:00 開場18:30
会場:東京・新木場1stRING
観衆:265人(主催者発表)

<第4試合 タッグマッチ30分 1本勝負>
〇高橋奈七永 中森華子(PURE-J)
 24分52秒 ワンセコンドEX⇒片エビ固め
●中島安里紗 彩羽匠(Marvelous)

 試合後の彩羽匠。新人の時以来となるシングルトーナメント準決勝での高橋奈七永戦について
「ようやく高橋奈七永を超えられる」
と、不敵な微笑を浮かべた。

<第3試合 6人タッグマッチ20分1本勝負>
世志琥 ●山下りな(OSAKA女子) 真琴  
 vs.  
水波綾( プロレスリングWAVE) 〇大畠美咲( プロレスリングWAVE) 高瀬みゆき(アクトレスガールズ)

 引退目前の大畠美咲に対し、WAVE大阪に続いての2連敗となった山下りながベルトを賭けてのリベンジマッチを直訴。当の大畠は
「何回やっても同じ」
とつれない回答だったが、世志琥の
「11・3後楽園で」
との土下座に、アニキ水波綾が
「後楽園は11・1だけどな」
と訂正しつつ、男気をみせて快諾。11・1後楽園大会でBORDERLESS vs.アビリバのタイトルマッチが決定した。


 欠場明けを感じさせず、元気に暴れた世志琥。大事な興行日程の間違いを
「頭打ったから」
笑いに変える余裕もみせてこの表情。不安は無さそうだ。

<第2試合 ハイスピード3WAYマッチ 20分1本勝負>
〇桃野美桜(Marvelous)  
 レッグロールクラッチホールド
●清水ひかり(アクトレスガールズ)  
  
もう1人は笹村あやめ(KAIENTAI DOJO)

 試合後、清水ひかりが夏月たいようレフェリーに
「ハイスピードをもっと」
と、継続参戦を直訴。