マイケル・エルガンが優勝!CMLLグランプリ2018

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 10月5日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会は国際的な大会である「グランプリ2018」が開催された。これはメキシコ選抜と、メキシコ国外の世界選抜の選手が入り乱れて戦う勝ち残り戦でメキシコ選抜としてウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、クアトレロ、サンソン、フォラステロ、ディアマンテ・アスール、エル・テリブレ、エチセロ、カリスティコ、ボラドールJr.、世界選抜としてマイケル・エルガン、マット・ターバン、ダーク・マジック、フリップ・ゴードン、マーク・ブリスコ、ジェイ・ブリスコ、ジルベール・エル・ボリクア、デビッド・フィンレー、オクムラが参戦した。注目は年間最大大会アニベルサリオ85でボラドールJr.裏切ったマット・ターバンの絡みであり、この両者が参戦するのだから当然、ヒートアップ。こちらは、ターバンのフロッグスプラッシュに耐えたボラドールJr.がカナディアン・デストロイヤーでターバンを仕留めてリベンジ成功した。この勢いでボラドールJr.が優勝かと思われたが、ターバン狩りに集中し過ぎたせいか、すぐにエル・メシアスに敗れてしまう。そのメシアスもエウフォリアのジャベに敗れ、今度はエウフォリアがマイケル・エルガンに敗れるという展開となり、最後にリングに残ったのはルードの重鎮ウルティモ・ゲレーロとエルガンだった。そしてこの二人による決勝戦はエルガンボムでゲレーロを仕留めたエルガンが優勝。外国勢であるエルガンがグランプリ2018優勝を果たし、レジェンドであるラヨ・デ・ハリスコJr.から優勝杯を受け取った。敗れたゲレーロはエルガンを讃えたものの、シングルマッチでのリマッチを要求。これが認められ2018年10月12日のアレナメヒコ定期戦で組まれる事が決定した。

■ CMLL グランプリ2018
日時:2018年10月5日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<グランプリ2018>
優勝:マイケル・エルガン
準優勝:ウルティモ・ゲレーロ
参戦選手
メキシコ選抜:エウフォリア、クアトレロ、サンソン、フォラステロ、ディアマンテ・アスール、エル・テリブレ、エチセロ、カリスティコ、ボラドールJr.
世界選抜:マット・ターバン、ダーク・マジック、フリップ・ゴードン、マーク・ブリスコ、ジェイ・ブリスコ、ジルベール・エル・ボリクア(エル・メシアス)、デビッド・フィンレー、オクムラ

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、L.A.パーク、イホ・デル・L.A.パーク
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ、シベル・ザ・メインマン、ザ・クリス