ランペイジ・ジャクソンがヴァンダレイ・シウバに勝利!Bellator 206

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 9月29日(現地時間)にカリフォルニア州サンゼノで『Bellator 206: Mousasi vs. MacDonald』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会は、ビッグマッチ連発の豪華大会となっており、実質メインはセミファイナルで組まれたランペイジ・ジャクソンとヴァンダレイ・シウバの宿命のライバル対決だ。因縁深い、この両雄、プライドではシウバが勝利し、UFCではジャクソンが勝利しているので、ベラトールではどちらが勝つのか、そして両者ともにキャリア晩年となっており、引退も口にしている事からラストファイトの可能性もある貴重な一戦だ。試合は、プレッシャーをかけるジャクソンに、シウバはスピーディな動きで攻撃するという形だったが、2R、遂に金網際にシウバを追い詰めたジャクソンの右フックがさく裂。シウバは崩れおち、うずくまるシウバに追撃のパウンド連打したジャクソンを見て、レフェリーがストップ。ジャクソンが見事なTKO勝利でレジェンド対決を制した。
 メインではミドル級王座戦が組まれ、王者ゲガール・ムサシがローリー・マクドナルドの挑戦を受けた。共に元UFC戦士でベラトールに移籍してきた大物同士であり、しかもムサシがミドル級王者なら、マクドナルドはウェルター級王者でもあるので、ベラトールの王者対決ともなった。しかし、試合は一方的で、グランドで上を奪ったムサシがパスしてマウントポジションを奪うと肘打ち連打。マクドナルドが血まみれになり、レフェリーがストップ。ムサシが見事に王座防衛を果たした。

■ Bellator 206: Mousasi vs. MacDonald
日時:2018年9月29日(現地時間)
会場:アメリカ・カリフォルニア州サンゼノ ASPセンター

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○ゲガール・ムサシ(オランダ)
 2R 3分23秒 TKO
●ローリー・マクドナルド(カナダ)

<ヘビー級>
○ランペイジ・ジャクソン(米国)
 2R 4分32秒 TKO
●ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級ワールドGP1回戦>
○ダグラス・リマ(ブラジル)
 5R 3分04秒 リアネイキドチョーク
●アンドレ・コレシュコフ(ロシア)

<フェザー級>
○アーロン・ピコ(米国)
 1R 3分19秒 KO
●レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

<女子ストロー級>
○ケリー・メレンデス(米国)
 判定 2-1
●ダコタ・ジマーマン(米国)

<フェザー級>
○ガストン・ボラノス(ペルー)
 2R 1分37秒 KO
●イシドロ・グティエレス(米国)

<160ポンド契約>
○アダム・ピコロッティ(米国)
 判定 3-0
●ジェイムス・テリー(米国)

<女子フェザー級>
○アーリーン・ブレンコウ(豪州)
 1R 1分23秒 TKO
●アンバー・ライブロック(米国)