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9月28日(現地時間)にネバダ州ラスベガスで『ROH Death Before Dishonor XVI』が開催された。
ROHは、WWE、TNAに次ぐ第3のプロレス団体として注目を集めている。アメリカの北東部と中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミック、マイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人選手が多数参戦したことがあるのも特徴だ。
今大会は『デス・ビフォー・ディスオナー』というビッグPPV大会だ。メインではROH世界ヘビー級王座戦、王者ジェイ・リーサルがウィル・オスプレイの挑戦を受けた。前王者ダルトン・キャッスルからテレビテーピング大会で勝利して王座を奪い返したリーサルと新日本プロレスを主戦場にして日本での知名度が上がったオスプレイは共に試合後者だけに、激しい技の応酬とる名勝負となるも、最後はオスプレイのフランケンシュタイナーを切り返してリーサルインジェクションを決めたリーサルがフォール勝ち。見事に王座防衛を果たした。しかし、試合後にメキシコ遠征帰りのマット・ターバンがザ・キングダムを率いてリーサルを襲い、自分こそ王者だと、リーサルへの挑戦をぶち上げた。
また新日本プロレズ勢も参戦し、セミファイナルではコーディ・ローデス率いるバレットクラブとオカダ・カズチカ率いるケイオスが激突。試合はスカルがロメロにクロスフェイス・チキンウィングを極めてバレットクラブの勝利となった。
■ ROH Death Before Dishonor XVI
日時:2018年8月28日(現地時間)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス
<ROH世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル(王者)
ピンフォール
●ウィル・オスプレイ(挑戦者)
<10人タッグマッチ>
○バレットクラブ(コーディ・ローデス、マーティ・スカル、アダム・ペイジ、ザ・ヤングバックス)
クロスフェイスチキンウィング
●ケイオス(オカダ・カズチカ、チャッキーT、バレッタ、ロッキー・ロメロ、石井智宏)
<テーブルマッチ>
○ブリー・レイ、サイラス・ヤング
テーブル葬
●フィリップ・ゴートン、コルト・カバナ
<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○パニッシャー・マルチネス(王者)
ピンフォール
●クリス・セイビン(挑戦者)
<WOH世界王座タイトルマッチ>
○酒井澄江(王者)
レフェリーストップ
●テニール・ダッシュウッド(挑戦者)
<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ブリスコ兄弟(王者)
ピンフォール
●ジ・アディクション(挑戦者)
<シングルマッチ>
○ケニー・キング
ピンフォール
●獣神サンダーライガー