[ファイトクラブ]記者座談会:WWEはオカダ・カズチカに触手を伸ばすか?

2015年 新日本プロレス北米進出大会で活躍するオカダ・カズチカ

[週刊ファイト9月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 WWEはオカダ・カズチカに触手を伸ばすか?
・新日プロ勢の知名度と人気が上がれば上がるほどWWEに狙われる危険性は高まる
・集客力を持つ選手を引き抜かれることは団体にとって死活問題
・新日プロがオカダをアメリカで売り出しているのは非常に危険
・中邑の活躍を見てたらWWEに入りたいと考えても全然おかしくない



All in でもセミファイナルに抜擢されたオカダ

 今年になって一気に加速した新日本プロレスの米国進出。来春にはニューヨーク・MSGにも乗り込むが、このビッグプロジェクトによって新日プロ勢の知名度と人気が上がれば上がるほどWWEに狙われる危険性は高まる。本誌評論家は「オカダがWWEに流出しない保証はない」と警鐘を鳴らしている。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A この数年間、日本の団体の主力選手、常連外国人が毎年WWEに流出してますが、集客力を持つ選手を引き抜かれることは団体にとって死活問題ですよね?

B ところが、新日プロにしろスターダムにしろ、ダメージを最小限に食い止めています。両団体に求心力がある証です。

C 会社に体力のないスターダムが立ち直ったことは奇せきですが、その最大の要因はやはり小川宏社長のプロデュース力と新人の才能を見抜く目です。ビッグダディの娘(林下詩美)なんか数カ月で急成長したし、米国人選手もどんどん良くなっている。彼女たちは日本に修行来ているのですが、来日前から「日本に行くならロッシー(小川氏)の団体しか考えられない」と思っていたそうです。

A 他の女子団体と比べて待遇が良いからじゃないですか?


マジソン・スクエア・ガーデン

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