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9月7日(現地時間)にメキシコ・キンタナ・ロー州カンクンので『AAA TVテーピング大会』が開催された。
AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
今大会は抗争が続いているサイコ・クラウンとイホ・デル・ファンタズマがタッグマッチで激突。サイコはフェニックスと、ファンタズマはブライアン・ケイジと組んで対戦した。それぞれフリーの大物と組んでの試合だが、当然、ファンタズマはサイコに照準を絞り、覆面を破り攻撃を繰り返す。更にケイジのパワー殺法も加わり、サイコは防戦一方。最後はファンタズマがサイコの覆面を剥ぎ取り丸めこんでフォール勝ち。試合後も、新たに結成したヒール・ユニット、ロス・メルセナリオスのエル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラも現れ、一緒にサイコに暴行し、フェニックスの覆面を剥ぎ取って怪気炎を上げる。サイコは復讐するとマイクでアピールしたが、今後も抗争は激化しそうだ。
また、ロス・メルセナリオス(エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラ)が、アエロスター、マキシモ、パガノと激突。凶器、集団攻撃を繰り返し、最後はレフェリーの隙をついて反則のローブローでマスカラが、マキシモを仕留めフォール勝ち。試合後も攻撃を繰り返すメルセナリオスに対し、テクニコ軍の救出に入ったのがAAAAの象徴であるラ・パルカだった。ラ・パルカもメルセナリオス退治に立ちあがったようだ。
■ AAA TVテーピング大会
日時:2018年9月7日(現地時間)
会場:メキシコ・キンタナ・ロー州カンクン
<タッグマッチ>
○イホ・デル・ファンタズマ、ブライアン・ケイジ
ピンフォール
●サイコ・クラウン、フェニックス
<6人タッグマッチ>
○エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、ラ・マスカラ
ピンフォール
●アエロスター、マキシモ、パガノ
<タッグマッチ>
○ゴールデン・マジック、ジャック・エバンス
ピンフォール
●サミー・ゲバラ、ラレド・キッド
<6人タッグマッチ>
○チョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ
ピンフォール
●アンヘリカル、イホ・デル・ビキンゴ、オーストラリアン・スーサイド
<6人タッグマッチ>
○ケイラ、イエドラ、スカーレット・ボルドー
ピンフォール
●レディ・シャニ、レディ・マラビジャ、バニラ