サミ・キャラハンがペンタゴンJr.に勝利!インパクト・レスリング

(C)TNA

 8月23日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 インパクト・レスリング(Impact Wrestling)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。運営はアンセム・レスリング・エキシビジョンズ(Anthem Wrestling Exhibitions, LLC)。過去に団体名を幾度か変更しており、古い順にNWA-TNA(National Wrestling Alliance : Total Non Stop Action、2002年 ~ 2004年)、TNA(Total Non Stop Action Wrestling、2004年 ~ 2016年)、GFW(Global Force Wrestling、2017年7月 ~ 2017年9月)を名乗っていた。 多くのインディー団体が収入不足により倒産していく中で、経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。また、ほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
 今放送では、抗争の続くペンタゴンJr.とサミ・キャラハンがメキシカンデスマッチで激突した。この両者は究極の決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を行い、ペンタゴンJr.が勝利した為、キャラハンは丸坊主になり、一応の決着がついていた。しかし、髪の毛を失っても、仲間のoVeと共に、いつまでもペンタゴンJr.をつけ狙うキャラハンに対し、ペンタゴンJr.が遂に切れて、再度、一騎討ちでの勝負をつける事になったのだった。これまでキャラハンはペンタゴンJr.に連敗し続けていたが、今回は得意のデスマッチだけに本領を発揮。凶器使用が可能なので、凶器攻撃でペンタゴンJr.を痛めつける。そしてペンタゴンJr.必殺のペンタゴンドライバーにもキャラハンは耐え、逆にコーナーから、リングに設置したテーブル目がけて、ペンタゴンJr.にパワーボムを決めて遂に勝利。キャラハンが宿敵ペンタゴンJr.から遂にフォールを奪って見事に勝利を勝ち取った。
 またインパクト世界王者オースチン・エリーズの王者を狙うエディ・エドワーズの抗争も激化。エリーズは用心棒としてキラー・クロスと合体し、エドワーズを攻撃し、エドワーズ絶体絶命になるも、ムースが救出に駆けつけた。今後は二対二の抗争に発展していきそうだ。

■ Impact Wrestling
日時:2018年8月23日(現地時間・放送日)
場所:カナダ・オンタリオ州トロント TVテーピング

<メキシカンデスマッチ>
○サミ・キャラハン
 ピンフォール
●ペンタゴンJr.

<シングルマッチ>
○キーラ・ホーガン
 ピンフォール
●アリシャ・エドワーズ

<タッグマッチ>
○KM、ファラー・バー
 ピンフォール
●デジ・ヒット・スクワッド

<シングルマッチ>
○マット・サイダル
 ピンフォール
●ザカリー・ウエンツ