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　8月2日（現地時間）にメキシコ・アグアスカリエンテス州アグアスカリエンテスので『AAA TVテーピング大会』が開催された。
　AAAはCMLL（当時EMLL）のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI（UWA）を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
　今大会では、第二試合終了後に、なんとフェニックスが登場。フェニックスは現在、ルチャ・アンダーグラウンド、インパクト・レスリングという北米団体に参戦しているだけではなく、メキシコではAAAのライバル団体であるCMLLに参戦している。かつてはCMLLとAAAの両方に参戦する事は両団体が認めなかったのだが、2018年に入り、LAパークなどが同時期に両団体を股にかけて参戦するようになり、フェニックスもそれに続くようだ。そして、そのフェニックに対し、ルード軍MADを率いているコナンが勧誘。しかしフェニックスはMAD入りを拒否、そこにコミッショナーであるバンピーロが登場し、今大会でバンディード対フラミータ対フェニックスを組んで、勝者はAAA年間最大大会トリプレマニアに参戦させる事を発表したのだった。試合は当然、フェニックスがみちのくドライバーでバンディードを仕留めてフォール勝ち。トリプレマニア出場権を勝ち取った。
　また、メインでは、AAAの絶対エース、サイコ・クラウンが、かつてのライバルで現在は盟友となってる同じピエロキャラのパガノと組んで、LAパーク、ペンタゴンJr.というフリーの大物を迎え撃った。いつもLAパークの狂乱戦法にやられまくっているサイコだが、今回は、逆に凶器を利用して、試合開始から飛ばしまり。しかし、試合が進めば乱戦が得意のLAパークらが盛り返し、最後には凶器、同士討ちが入り乱れる激しい展開となった。そして、最後はペンタゴンJr.が俺が決めると、パートナーのLAパークに急所打ち、そしてサイコの覆面を剥ぎ取って丸めこんでフォール勝ち。ちなみに、LAパーク、ペンタゴンJr.、サイコはAAA年間最大大会、トリプレマニアでこのメンバーにイホ・デル・ファンタズマを加えた四人で敗者、覆面剥ぎマッチを行う。試合後もサイコの覆面を奪うのは俺だと、LAパークとペンタゴンJr.が激しく口論。いよいよトリプレマニアに向けて大きく盛り上がってきたようだ。

■　AAA TVテーピング大会
日時：2018年8月2日（現地時間）
会場：メキシコ・アグアスカリエンテス州アグアスカリエンテス

＜タッグマッチ＞
○LAパーク、ペンタゴンJr.
　ピンフォール
●サイコ・クラウン、パガノ

＜6人タッグマッチ＞
○アベルノ、チェスマン、スペル・フライ
　ピンフォール
●タウルス、フービー、キラー・クロス

＜トリプレマニア出場権争奪トリプルスレッドマッチ＞
○フェニックス
　ピンフォール
●バンディード
フラミータ

＜6人タッグマッチ＞
○イホ・デル・LAパーク、マーダー・クラウン、モンスター・クラウン
　ピンフォール
●マキシモ・セクシー、ラ・マスカラ、アルヘニス