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　7月29日（現地時間）にメキシコ・メヒコ州エカテペクで『AAA テレビテーピング』が開催された。
　AAAはCMLL（当時EMLL）のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI（UWA）を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、更にパワーアップしている。
　今大会は、AAA絶対エースであるサイコ・クラウンが、同じピエロ仲間となったパガノ、そしてAAAの象徴である骸骨男ラ・パルカと組んで、エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、キラー・クロスのルード軍MADと対戦した。試合は、ハードコアマッチとなり、椅子、机はもちろん、缶や松葉杖など凶器なんでも使用可能という形で、当然、ルード達が大暴れ。凶器攻撃でテクニコ軍を痛めつける。更にジャック・エバンス、テディ・ハートもMAD軍に加勢に乱入し大混乱。テクニコ軍救出の為に、マーダー・クラウンが乱入するが、MAD側にはフベントゥ・ゲレーラ、そしてサイコと大抗争中のイホ・デル・ファンタズマまで乱入。しかし、リング上が収集がつかなくなった隙をついて、サイコがエスコルピオンを丸めこんでフォール勝ち。テクニコ軍がなんとか勝利となった。しかし、勝負がついても、ファンタズマはサイコを襲い覆面を剥ぎ取ってしまう。AAA年間最大大会トリプレマニアでは、サイコ、ファンタズマに、LAパーク、ペンタゴンJr.という大物4人での4WAYマッチを行い、敗者は覆面剥ぎという超ビッグマッチが控えているだけに、この抗争はますます激化しそうだ。

■　AAA テレビテーピング
日時：2018年7月29日（現地時間）
会場：メキシコ・メヒコ州エカテペク

＜6人タッグマッチ＞
○サイコ・クラウン、ラ・パルカ、パガノ
　ピンフォール
●エル・テハノJr.、レイ・エスコルピオン、キラー・クロス

＜6人タッグマッチ＞
○イホ・デル・ファンタズマ、フベントゥ・ゲレーラ、タウルス
　ピンフォール
●アベルノ、チェスマン、スペル・フライ

＜6人タッグマッチ＞
○ジャック・エバンス、テディ・ハート、プーマ・キング
　ピンフォール
●ラ・マスカラ、マキシモ・セクシー、サミー・ゲバラ

＜6人タッグマッチ＞
○レディ・シャニ、ピンピネーラ、マンバ
　ピンフォール
●ファビー、パルカ・ネグラ、オーストラリアン・スーサイド

＜6人タッグマッチ＞
○モチョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ
　ピンフォール
●フラミータ、バンディド、アラミス

＜6人タッグマッチ＞
○バニラ、レディ・マラビジャ、アストロルクス
　ピンフォール
●ケイラ、スター・ファイア、ラティゴ