[ファイトクラブ]不透明決着から年間最高試合級までの振り幅! 真夏祭典G1開幕 新日本7・14&15大田区

[週刊ファイト7月26日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼不透明決着から年間最高試合級までの振り幅! 真夏祭典G1開幕
 新日本プロレス「G1」7・14&15大田区総合体育館レポート
 photo & text by TERUZ
・【初日】フラストレーション溜まる? 勝敗重視のG1で反則殺法賛否
・長期欠場していた邪道が嬉しい復帰!得意なムーブで沸かせた
・YOSHI-HASHI奮起で嫁(栗原あゆみ)の技繰り出すも黒星発進
・ペイジが鳥獣ぶりを開花させるも、セコンド介入で反則勝ち
・リボーンしたエルガン、G1降臨! 人気のEVILを豪快ボム葬
・一方的に攻め込まれた棚橋が逆ドラスク一閃! 逆転白星発進
・レインメーカー黒星発進! 風船持参・ガウンなし・赤髪で第2章
・【2日目】カタルシスに酔う! 内藤とケニーが大シーソーゲーム
・矢野が豪快スープレックス! 意外には意外で対抗石井勝利
・BULLET CLUB造反隊が連夜の介入! ロビンソン苦汁なめる
・SANADAが逆牛殺しなどで食ってかかるも後藤意地のGTR炸裂
・翼を広げて飯伏が発進! G1優勝期待No.1の勢いでZSJ突破
・昨年G1決勝カード会場大爆発! ケニー勝利で内藤黒星発進

 7月14・15日、新日本プロレス真夏の祭典となるリーグ戦『G1 CLIMAX 28』が大田区総合体育館2連戦で開幕した。

 G1覇者が翌年1・4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級戦に挑戦。そんな図式が定着している中で、有力選手が総当たりシングル。新日本が団体の威信をかけて開催するシリーズ「G1クライマックス」は、試合熱狂度もストーリー影響度もハンパない。1か月後に都内・日本武道館3連戦というファイナルが控えていながら、都内中規模会場・大田区が2日連続で満員となる盛況ぶり。

 どこまで意図されたかはわからないが、大田区2連戦での明暗が話題となった。初日は第7試合でBULLET CLUBのセコンド介入による反則決着、第10試合でローブローなど反則絡みのフィニッシュ。G1という舞台には似つかわしくない不透明決着の重なりに、ビギナーファンは戸惑いをみせる。一方で、2日目はメイン・セミが20分越えの熱闘、特に内藤哲也vs.ケニー・オメガが年間ベストバウト級の試合内容に。「2日目の観戦が得をした」との印象を持ったファンも多かったことだろう。

 フラストレーションを溜めこむのも、カタルシスを味わうのもプロレス。両方があって、プロレスがエンターテインメント足りえる。賛否が出てこそ、深掘りしてファンは考える。この振り幅を年間最高シリーズ「G1」で開幕からぶっ放す新日本、さすがに業界の盟主である。両日の全公式戦をレポートする。

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