入場無料ワンマッチ『ソウルモード・プロレス』盛況! 次戦S・タイガー戦発表!!

 近い将来、新団体『ソウルモード・プロレスリング』を旗揚げすべく、入場無料のワンマッチ興行を続けている原学が、7月15日の石川雄規戦を終え、8月9日(木)東京・新木場1stRING大会で、スーパー・タイガー(リアルジャパン・プロレス)を倒すことを宣言した。

 4・13東京・北沢タウンホールでの佐藤光留(パンクラスMISSION)戦を皮切りに、宮本裕向(666)、日高郁人(ZERO1)と相まみえ、3連敗を喫していた原。7・15新木場では、5年間の「バトル・アーツ・アカデミー」(カナダ)でのヘッドコーチ職の任期を終え帰国した、バトラーツ時代の師匠・石川雄規(フリー)と6年半ぶりに対戦。レフェリーは原のたっての希望で、格闘家で元バトラーツレフェリー、「B-CLUB」コーチの井口摂が務めた。

 約1年ぶりの試合となった石川だが、カナダのジムでは、2メートル級の大男たちとのスパーリングに明け暮れていただけに、グラウンドでのレスリング、関節技の技術は健在。あと一歩のところまで、何度も追い詰めるも、原も応戦。かつてのバトラーツの戦いをほうふつさせるかのような一進一退の攻防が続いたが、一瞬の隙を突いた原がハイキックを石川の後頭部にたたき込み、3カウントを奪取。師匠超えを果たすと共に、「ソウルモード」での悲願の初勝利を挙げた。

 原は
「バトラーツから出て行って、初めて石川さんと試合したとき、『探し物は見つかったか?』と言われた。探し物が見つかっていないから言い返せなかった。何を探しているかわからなくなって、探し物を見つけるために、ソウルモードを始めました。バトラーツを立ち上げた石川さんのようになりたいと思ったことは1回もないけど、同じ道を進んでる。石川さん、正直、体力不足です。テクニックはすごかったし、知らない技術もあったけど、相当早めに疲れてました。イヤじゃなければ、もう1度、このリングに上がってください」
とマイク。

 そして次回大会となる8・9新木場で、なんと初代タイガーマスク(佐山聡)の愛弟子であるスーパー・タイガーを迎撃することを発表。原はS・タイガーとは、13年1月27日、フーテン・プロモーションの東京・新宿FACE大会で1度だけ一騎打ちを行って敗れており、5年7カ月ぶりのリベンジ戦となる。

 バックステージに戻った原は、
「石川さんのテクニックは衰えていないし、昔はなかった現代の技術を取り入れていた。ただ久しぶりの試合で、ペース配分ができなかったかのか、息が上がってくるのがわかって、チャンスとみていった。次やったらもっとパワーアップしてくると思うし、ボクも一段パワーアップして進化しないと、勝てるかはわからない。またやるチャンスがあればうれしい」
と試合を振り返った。

 次戦については、
「別の名前(スルガマナブ)のときに1回やって負けてる。彼もZERO1とかで試合数こなして経験積んでるだろうし、すごく楽しみ。もちろん勝ちます」
と必勝を期した。

 一方、弟子に敗北を喫した石川は
「学は強いよ、1年ぶりの試合だったんで…バトラーツ系のファンの人に再会してうれしい。日本のファンは素晴らしい。インテリジェンスがあります。こんなオレでもよかったら、使ってください」
とコメントした。

「しっかりとした大会をやって、団体をつくって本興行をやるための力にしたい」
とも語った原。7・15新木場は初の休日開催とあって、過去最高の観客動員となったが、次戦でS・タイガーに雪辱を果たして、2連勝を飾りたいところ。
 無料1マッチとはいえ、8・9は平日午後と誰もが行ける環境ではないが、ソウルモードは確実に、プロレスファンとしては眼が離せない存在になってきているといえよう。

■ 原学主催興行 ソウルモード・プロレスリング STEP4
日時:7月15日(日) 開始15:10
会場:東京・新木場1stRING 観衆未発表

○原学
 12分25秒 後頭部へのハイキック⇒片エビ固め
●石川雄規

<次回興行>
■ 原学主催興行 ソウルモード・プロレスリング STEP5
日時:8月9日(木) 開始15:15
会場:東京・新木場1stRING

原学
 vs.
スーパー・タイガー