アトランティス、デビュー35週年記念!CMLL アレナメヒコ金曜定期戦

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 7月13日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 今大会は、アトランティスのデビュー35周年記念大会として行われた。アトランティスはリスマルクの正当後継者としてデビュー即トップ選手として活躍し、以後35年間に渡ってCMLL一筋、対抗団体からどれだけ誘われても一度としてCMLLを離れず、ずっとアレナメヒコの主役を演じ続け、ミスター・アレナメヒコと呼ばれるレジェンドである。ひとつの団体のトップ選手として35年間も最前線で活躍した例はプロレス史上でも極めて珍しく、またマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)の名手としても有名。ビシャノ3号、ウルティモ・ゲレーロという超大物ルードの覆面を剥ぎ取るという実績を持つ。試合前には、息子のアトランティスJr.、イホ・デル・アトランティスら家族も呼ばれ、表彰され、CMLL90年代の絶対エースであったラヨ・デ・ハリスコJr.と対抗団体AAAをメジャー団体に押し上げる程の絶大な人気を誇ったオクタゴンと組んで記念試合に挑んだ。対戦相手はアトランティス、永遠のライバルであるウルティモ・ゲレーロに、ハリスコJr.宿命のライバル、ダイナマイト兄弟のマスカラ・アニョ・ドスミル、オクタゴン最大のライバル、フエルサ・ゲレーラという超豪華なレジェンド集結。この試合は記念試合という事で、マスカラ戦で敗れ覆面を奪われたゲレーロとドスミル(ペロ・アグアヨに敗れ覆面を奪われている)も特別に覆面を付けて試合に挑んだ。試合はまず、ルードが三対一の有利な状況にしてゲレーロがアトランティスを仕留めてルードが先取。しかし、二本目はハリスコJr.とオクタゴンがドスミル、ゲレーラの同士討ちを誘い、テクニコが二本目を取り返した。そして三本目、リングで対峙したアトランティスとゲレーロ、遂にアトランティス必殺のアトランティダがさく裂。完璧に極まってゲレーロがタップ。アトランティスが会心の勝利で記念試合を飾り、試合後、ゲレーロは覆面を脱いで、アトランティスの強さを讃え、祝福した。
 メインではCMLLタッグ王座戦が行われ、王者ボラドールJr.、エル・バリアンテにロス・インゴベルナブレスが挑戦。一本づつ取り合って三本目、まずテリブレがバリアンテからパワーボムでフォールを奪ったが、ボラドールJr.がテリブレをロス軍と同士討ちして丸めこんでフォールを奪い返す。そしてボラドールJr.とルーシュの一騎討ちとなったが、ここでテリブレがレフェリーの注意をひき、その間にルーシュが反則のローブロー。そのまま抑え込んでフォール勝ち。ロス軍が反則でフォール勝ちして、王座を奪取した。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年7月13日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<CMLLタッグ王座タイトルマッチ>
○ルーシュ、エル・テリブレ(挑戦者)
 2-1
●ボラドールJr.、エル・バリアンテ(王者)

<アトランティス35周年記念試合 6人タッグマッチ>
○アトランティス、ラヨ・デ・ハリスコJr.、オクタゴン
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、マスカラ・アニョ・ドスミル、フエルサ・ゲレーラ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ミスティコ、ドラゴン・リー
 2-1
●ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ、グラン・ゲレーロ