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7月9日(現地時間)にロシア・エカテリンブルクで『RCC 3: Russian Cagefighting Championship 3』が開催された。
この大会はロシアでMMAとボクシングの合同興行を行っていたRCCボクシングが、金網にしてMMA専門の新大会をスタートさせたもの。第一回大会はセルゲイ・ハリトーノフ、第二回大会はエメリヤエンコ・アレキサンダーというロシアのレジェンドをメインに抜擢した豪華な大会になっている。
そして第三回大会となる今大会は、メインにヒョードル弟であるアレキサンダーが登場。元UFC戦士であるチェコ共和国のヴィクトル・ペシュタと対戦した。1Rはスタンドでの主導権争いに終始したが、2Rはいきなりペシュタがアレキサンダーをテイクダウンして、グランドで上を奪って攻める展開となる。しかし、なんとかアレキサンダーがスタンドに戻すと逆襲。スタンドの打撃でペシュタからダウンを奪い、最後は金網際に追い込んでパンチラッシュでレフェリーがストップ。アレキサンダーが地元で見事なTKO勝ちとなった。
また、セミファイナルには元M-1ライトヘビー級王者のビクトル・ネムコフが登場し、ジャングルファイトなどで活躍したキッドソン・ファリアスと対戦。試合は、スタンドで不利とみたファリアスは引き込みなどでグランドに誘い込む。1Rはネムコフがグランドで上を奪って試合を有利に進めたものの、2Rには、逆にテイクダウンを奪い、グランドでバックマウントになったファリアスが電光石火のチョークを極めて一本勝ち。下馬評を覆しファリアスが、地元ロシアのエース、ネムコフに勝利した。
■ RCC 3: Russian Cagefighting Championship 3
日時:2018年7月9日(現地時間)
会場:ロシア・エカテリンブルク
<ヘビー級>
○エメリヤエンコ・アレキサンダー(ロシア)
2R 3分52秒 TKO
●ヴィクトル・ペシュタ(チェコ共和国)
<ライトヘビー級>
○キッドソン・ファリアス(ブラジル)
2R 1分02秒 リアネイキドチョーク
●ビクトル・ネムコフ(ロシア)
<ライトヘビー級>
○ミハイル・モフナトキン(ロシア)
1R 5分00秒 TKO
●クレバー・シウバ(ブラジル)