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6月22日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
今大会は、抗争が続く、LAパークとルーシュが、遂にシングルマッチで激突した。ここ数週間、アレナメヒコ金曜定期戦のメインで6人タッグマッチで戦っていた両雄だが、常に反則絡みの決着が繰り返され、業を煮やし、シングルマッチで激突することになった。LAパークは究極の最終決着戦マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)や、反則裁定なしのノールールマッチを要求していたが、ルーシュがまずはシングルマッチを求めた為だ。試合は、ルーシュ入場と同時にLAパークが襲いかかり、そのまま場外で大乱闘。パークはビールケースや傘など手当たり次第、狂気にしてルーシュを攻撃するが、ルーシュも反撃。そしてレフェリーが試合に巻き込まれてこん睡している間にルーシュは反則のローブローでパークを攻撃し、代わりのレフェリーにカウントを要求するが、パークはカウント2で返す。これに怒ったルーシュはレフェリーを突き飛ばしてしまい、まずはルーシュが反則負けとなった。二本目もレフェリーがこん睡している間にルーシュは、ロス・インゴベルナブレスのメンバーから凶器を手渡されるが、逆にパークに取り上げられて攻撃される。更に攻撃を繰り返すパークをレフェリーが止めようとするが、パークはレフェリーを突き飛ばして、今度はパークが反則負け。この攻撃でルーシュは怪我を負ったらしくうずくまり、レフェリーがドクターチェックを要請するも、パークは構わず担架やコードでルーシュを攻撃。収集がつかなくなり、最後は両者リングアウトという形で試合は終了し、引き分けとなってしまった。パークは、マイクを奪い、ルーシュにCMLL年間最大興行アニベルサリオで、マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を要求。これが実現すれは今年最大のビッグマッチとなるだろう。
セミファイナルでは、鳴り物入りでCMLL入りしたレイ・フェニックスがボラドールJr.、イホ・デル・LAパークと組んで、CMLLルード軍ミステル・ニエブラ、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオと激突した。試合は一本づつ取り合ったのち、フェニックスとカベルナリオの因縁が勃発。レフェリーの隙をついて、カベルナリオがフェニックスの覆面を剥ぎとって丸めこむが、レフェリーが気が付いてカベルナリオの反則負けとなった。試合後、ガチギレしたフェニックスは、カベルナリオにシングルマッチを要求。この抗争も激化しそうだ。
■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年6月22日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ
<シングルマッチ>
△LAパーク
1-1
△ルーシュ
<6人タッグマッチ>
○ボラドールJr.、レイ・フェニックス、イホ・デル・LAパーク
2-1
●ミステル・ニエブラ、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ
<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、アトランティス、ストゥーカJr.
2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、ベスティア・デル・リング