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真田聖也Aエイリース下しX王座戴冠、マグナスTNAヘビー級防衛KAI、3wayタッグ戦白熱神業〜W-1両国OUTBREAK

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 3月2日両国国技館で、武藤敬司率いるWRESTLE-1が、全米第二のプロレス団体、全世界140カ国で放送されているTNA勢を招き全面対抗戦を行った。
 今大会の目玉は、TNAの3大王座に、WRESTLE-1勢が挑戦する3大タイトルマッチだ。更に、武藤も6人タッグマッチで登場し、その勝敗に進退を賭けると背水の陣で臨んでおり、こちらも見逃せないカードとなった。

 メインでは、TNAの頂点であるTNA世界ヘビー級王者マグナスに、若手エースKAIが挑んだ。現在、悪のオーナーである女社長ディクシー・カーターの庇護で卑怯な王座防衛を繰り返しているヒール王者マグナスだが、大型ファイターで実力者であるのは事実。しかもイケメンである。
 今回は、流石に日本向けという事で、いつも(スパイクTV、日本では日テレG+で放送されている番組「インパクト・レスリング」)の様に、やばくなったらチーム・ディクシー勢が大挙として乱入して挑戦者を集団で攻撃するという手法は使わず、真正面から、オーソドックスなレスリングでKAIと戦った。

 最後は、マグナス・ドライバーからダイビング・エルボー・ドロップという必殺技2連発でKAIからフォール勝ち。見事に王座防衛を果たした。試合後は、四方に礼をして、ベルトを掲げて勝利を喜び、同じチーム・ディクシーのボビー・ルード、バッド・インフルエンス、ザ・ブローマンズが祝福。全員で勝どきをあげた。いつもの「インパクト・レスリング」での王座防衛は、この面子が乱入しまくる為、王座防衛後はブーイングが常だったのだが、今回はすっきり勝利した為、会場も祝福。いつもと違う王座防衛が新鮮に映った。

 セミファイナルでは、試合巧者として人気が高く、TNAマットでは先日、悪の女社長ディクシー・カーター側につくというヒールターンしたオースチン・エリースが、自らが保持するTNA X DIVISION王座の防衛戦を、武藤の弟子としてTNAのPPV大会に参戦予定と先に発表されていた真田聖也を相手に敢行。
 エリースも北米インディでトップとして活躍後、TNAに主戦場を移している。レスリング(プロレス)技術の高さは、CMパンクやダニエル・ブライアンにも通じると言われ、WWEの会場でもCMパンクやブライアンを支持する観客からオースチン・エリース・コールが起こる事もある程のマニア一押しの逸材だ。(不人気のランディ・オートンやBOOティスタなどがプッシュされているのに不満を持ち、ちゃんとしたレスリングを見せろという一種の嫌味。WWEユニバースの反乱が2014年の特徴)
 そんな、いわば日本向きの本物職人エリースだけに、空中技でもグランドでも真田をコントロールし、日本の観客を喜ばせつつ、最後はTNA遠征が決まっている真田に王座を明け渡した。

 タッグ王座戦は、なんと前日の記者会見で、前王者である、ザ・ブローマンズが乗り込んできて強引に3WAYマッチに変更で大混乱。出来ればブローマンズ専属DJであるジーマ・アイオンも揃って来日して欲しかった。
 ブローマンズはヒールではあるが、陽気でおバカなキャラで憎めない悪役という役割。もっとも、現在、TNAマットで悪の限りを尽くしている女社長ディクシー・カーター軍の先兵的な役割を演じており、TNAを正常化させるというMVPに雇われたウルブスとはタッグ王座を巡って抗争中だ。リチャーズ&エドワーズは、北米インディの中心人物だったが、日本のメジャー団体に定期参戦していた時期もあるのでお馴染みだろう。
 試合は、ブローマンズの大げさなアピールが、いかにもアメリカンという感じなので彼らを知らないであろう多くの観客に支持されていたようだ。6人全員が動けて、相手の技を受けられる為、試合は合体技が連発され白熱、最後はブローマンズが合体技で日本チームからフォールを奪い王座返り咲き。今後も、ウルブスとのライバル抗争が激化しそうだ。

 武藤は、サプライズ隠し玉だった太陽ケア、ロブ・テリーと組んで、サモア・ジョー&河野真幸&レネ・デュプリというTNAとW1の混合チームと対戦。だが、河野らが仲間を乱入させて集団で武藤を攻撃するのを見て、サモア・ジョーがそのやり方を拒否して、控室に引き上げてしまったのだ。ジョーに見捨てられた河野&ディプリは一転、劣勢になり、最後は武藤のシャイニング・ウィザードの前に敗れ去った。
 サモア・ジョーは、TNAからスティング、AJスタイルズが去った今、ベビーフェイス側のエース的な存在でPPV大会『ロックダウン』のメインで極悪王者マグナスのTNA世界ヘビー級王座に挑戦する事になっており、悪役をやらせる事は出来なかったのだろう。

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 もっともアクシデントで指でも入ってしまったのか、ジョーの右眼が真っ赤になり、試合後に選手コメントテーブルを蹴散らし、椅子を破壊するなど大荒れだった。
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TNA インパクト・レスリング
“衝撃!”アメリカンプロレス『TNA』 | プロレス | CS放送 日テレG+
スパイクTV


■ FIGHTING ENTERTAINMENT WRESTLE-1 開戦〜OUTBREAK〜
日時:3月2日(日)17時 試合開始/16時 開場
会場:東京・両国国技館 
観衆:5,800人


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<第8試合 TNA世界ヘビー級選手権試合/60分1本勝負>
○[王者]マグナス
 14分37秒 ダイビング・エルボー・ドロップ⇒片固め
●[挑戦者] KAI
※マグナスが王座防衛


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<第7試合 TNA X DIVISION 選手権試合/60分1本勝負>
●[王者]オースチン・エリーズ
 17分40秒 ラウンディングボディプレス⇒片エビ固め
○[挑戦者] 真田聖也
※真田が新王者


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ベルト巻いて日本凱旋となったThe Wolves(デイビー・リチャーズ & エディ・エドワーズ)
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急遽3way作成多分1時間、尺12-14分、hi-spot順番ミス皆無の完璧遂行、これぞ神業!〜芸術点が加味されるフィギュアスケートはともかく、どっちが0.1秒速かったとかの五輪競技が面白いってのは知能レベルが低いのではないか。プロレスこそ最高のスポーツと誇りに思えるフルコース堪能。
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ベルトは元のThe Bromans(ロビー・E & ジェシー・ゴッダーズ)に戻った
<第6試合 TNA世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
○[挑戦者組]ジェシー・ゴッダーズ、ロビーE【ザ・ブローマンズ】
 12分45秒 ブローダウン⇒片エビ固め
●[挑戦者組]カズ・ハヤシ&近藤修司
[王者組]デイビー・リチャーズ&エディ・エドワーズ【ザ・ウルブズ】
※ザ・ブローマンズが新王者


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Xは太陽ケア、試合後コメントで武藤は「いつ声かけたとかではなくずっと頭にあった」と…。
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<第5試合 WRESTLE-1 vs TNA スペシャル6人タッグマッチ/30分1本勝負>
○武藤敬司、太陽ケア、ロブ・テリー
 13分34秒 シャイニングウィザード⇒体固め
サモア・ジョー、河野真幸、●レネ・デュプリ

<第4試合 WRESTLE-1vsTNA シングルマッチ 30分1本勝負>
○船木誠勝
 11分27秒 アンクル・ホールド
●ボビー・ルード
※カート・アングルに対戦要求 7・6両国国技館大会なのか?

<第3試合 WRESTLE-1vsTNA シングルマッチ 30分1本勝負>
△高山善廣
 6分45秒 レフェリー暴行⇒両者反則
△アビス

<第2試合 TNA提供試合 女子シングルマッチ 30分1本勝負>
●マディソン・レイン 
 5分26秒 Eat Defeat⇒片エビ固め
○ゲイル・キム

<第1試合 WRESTLE-1vsTNA タッグマッチ 30分1本勝負>
●田中稔、金本浩二【ジュニア・スターズ】
 10分43秒 Bad Elimination⇒片エビ固め
○クリストファー・ダニエルズ、カザリアン【バッド・インフルエンス】


【第一部】
<第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○小島聡
 9分4秒 ラリアット⇒片エビ固め
●中之上靖文

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
崔領二(ZERO1)、●KAZMA SAKAMOTO(フリー)
 6分10秒 ワイルドボンバー⇒片エビ固め
○征矢学、吉岡世起

<第2試合 シングルマッチ30分1本勝負>
●菊タロー(アキバプロレス)
 2分32秒 ハマケツ⇒体固め
○浜 亮太

<第1試合 6人タッグマッチ30分1本勝負>
○宮本和志(フリー)、NOSAWA論外(東京愚連隊)、MAZADA(東京愚連隊)
 3分38秒 ミリオンダラーバスター⇒体固め
大和ヒロシ、アンディ・ウー、●稲葉大樹 with パンニャン


TNAの選手プロフィール
3・2 WRESTLE-1 両国国技館大会 TNAからの参戦選手発表!


ゲイル・キム(TNA女子部門の中心軸)写真集byW-1北米部長ジミー鈴木 好評発売中
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ジミー鈴木 米在住フォトジャーナリスト 元WWEディーバ ゲイル・キム写真集

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2014年03月02日 21:09に投稿されたエントリーのページです。

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