(C)TNA
3月2日に武藤敬司率いる「WRESTLE-1」の両国国技館大会が開催され、TNAの３大タイトルに「WRESTLE-1」勢が挑戦する事になるが、その中のタッグ王座が移動した事をTNAがホームページで大きく報じている。新王者となったのは、ザ・ウルブス（デイビーリチャーズ＆エディ・エドワーズ）で、ウエストバージニア州モーガンタウンでの大会で、王者ザ・ブロウマンズを下し、新王者となった。
現在、TNAでは、オーナーである権限を使い、女社長ディクシー・カーターが悪の軍団チーム・ディクシーを率いて政治力でスティング、AJスタイルズ、ジェフ・ハーディらを団体から追放。その傍若無人なやり方を正し、団体を改善しようと、株式を買収して団体運営に発言権をもったMVPが現れて、抗争するというストーリーになっているが、そのチーム・ディクシー所属であるブロウマンズを、MVP派であるザ・ウルブスが下し、ディクシー派とMVP派がチーム戦を行なう4月のPPV大会『ロックダウン』に向けて大きな動きがあったと言える。
このザ・ウルブスは、ROH時代には、アメリカン・ウルブスとして活躍。WWEのトライアウトを受けROHを離脱したが、トライアウト中に危険な技を使用した上、試合を終わらせろという指示にも従わず熱戦を続けた為、トライアウトから落ちている。その後、すぐにTNAと契約してプッシュされているという感じである。デイビー・リチャーズは新日本プロレス、エディ・エドワーズはプロレスリング・ノアの常連外国人であった時期もあり、日本にも馴染み深い。しかし、リチャーズは、変人であり、突然MMA転向を訴えて引退宣言をした過去もあり、また、交通事故という言い訳で、新日本プロレスをドタキャンした為、その後、新日本プロレスへの参戦は無くなっているので久しぶりの来日となりそうだ。
3・2 WRESTLE-1 両国国技館大会 JR水道橋駅ホームに3.2両国大会ポスター掲示第2弾！
そのROHは、5月に新日本プロレスと合同のスーパーショーを開催すると大々的に発表、本誌でも現地取材したばかりだ。
ここにきて、ユーチューブにも宣伝動画を上げて大会を広めている。新日本プロレスからの参戦は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカという主役級と北米ではレジェンドである獣神サンダーライガーなどの名前が挙がっており、メンバーを見ても力を入れている事がわかる。
ROHが公開しているプロモーションビデオ
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