(c)Photo Courtesy of UFC
2013年12月7日にオーストラリアで『UFC Fight Night 33』が開催された。
久しぶりのオーストラリア大会だけあって、メインカードには、重量級のカードがずらりと並ぶ豪華な大会となった。しかも重量級というだけでなく、世界のトップランカーに地元オーストラリア、オセアニア勢が挑むというカードで盛り上げようとしていた。
メインでは、まさに怪獣対決となったマーク・ハントとアントニオ・シウバの一騎打ち。元K-1王者で剛腕には定評のあるハントと、ヒョードルを葬った実績もある怪物シウバ。見る前から豪快なKO決着必至と期待が高まり、ワクワクが止まらないカードだ。試合は、剛腕パンチで勝負するハントに、シウバは、キックなども混ぜて攻めてくる。1Rにワンツーでハントからダウンを奪ったシウバ。その後も前蹴りなどでペースを握るが、3Rにハントが不意打ちのテイクダウンで逆襲。これはシウバもすぐに立ち上がったものの、更にハントの右が炸裂しシウバがダウン。追撃のパウンドでハントが流れをもってきた。そして4Rもハントが金網際の攻防からテイクダウンを奪うも、そこでハントのスタミナが切れたのか、急に動きが鈍くなり、シウバが立ちあがり棒立ちのハントを滅多打ち。ハントを倒してマウントを制したシウバがマウントパンチで圧倒した。運命の5R、お互い死力を振り絞り殴り合う。立っているのもやっとな状態なのに、それでも手を出し殴り合い、会場からは凄い声援が飛んた。試合は判定にもつれ込み、なんと結果はドロー。共に全てを出しつくした結果という感じだった。
セミファイナルでは、マウリシオ・ショーグンがニュージーランド先住民族マオリ族の血をひくジェイムズ・テフナと対戦。試合は、ショーグンが秒殺勝利！カウンターでの左がテフナの顎を打ち抜き、テフナは壊れた人形の様に崩れ落ちた。戦慄のKO勝利でショーグンが金網によじ登り勝利をアピール。再びタイトル戦線に殴り込みを
そして、ライアン・ベイダーは、得意にレスリングでアンソニー・ペロシュからテイクダウン、がっちり押さえ込み文句なしの判定。
そんな中、地元オーストラリアのソア・パラレイはパット・バリーからテイクダウンを奪い、パスしてマウントポジション、そしてマウントパンチでKOという古典的な展開で圧勝。試合後には「オージー！オージー！」と観客を煽り、会場が一体となる大歓声を受けていた。
また、プレミアムカードでは、水垣偉弥が日本でも馴染みのベトナム系ナム・ファンと対戦して、判定勝利。これで日本選手最多タイ記録の4連勝となった。
FOX SPORTSジャパン株式会社が展開する「FOX SPORTS」では、金網に囲まれた八角形のオクタゴンと呼ばれるフィールドで、トップファイターが繰り広げるアルティメット総合格闘技UFCを年間10大会以上放送します。
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■ UFC Fight Night 33
日時：2013年12月7日
場所：オーストラリア・ブリズベン
＜ヘビー級／5分5R＞
△マーク・ハント
ドロー
△アントニオ・シウバ
＜ライトヘビー級／5分3R＞
マウリシオ・ショーグン
1R 1分03秒 TKO
ジェイムズ・テフナ
＜ライトヘビー級／5分3R＞
○ライアン・ベイダー
判定 3-0
●アンソニー・ペロシュ
＜ヘビー級／5分3R＞
○ソア・パラレイ
1R 2分09秒 TKO
●パット・バリー
＜ミドル級／5分3R＞
○クリント・ヘスター
2R終了 TKO
●ディラン・アンドリュース
＜女子バンタム級／5分3R＞
○ベチ・コヘイア
判定 2-1
●ジュリー・ケッジー
プレミアム・カード
＜バンタム級／5分3R＞
○水垣 偉弥
判定 3-0
●ナム・ファン
＜ミドル級／5分3R＞
○カイオ・マガリャエス
判定 3-0
●ニック・リング
＜フライ級／5分3R＞
○ジャスティン・スコギンス
1R 4分43秒 TKO
●リッチー・ヴァスリック
＜ミドル級／5分3R＞
○クリストフ・ヨッコ
判定 3-0
●ブルーノ・サントス
＜ウェルター級／5分3R＞
○アレックス・ガルシア
1R 0分43秒 TKO
●ベン・ウォール
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