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11・2 ベラトール史上最大の決戦『ベラトール106』僅差でエディ・アルバレス王座返り咲き

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(C)bellatorFC

2013年11月2日にカリフォルニア州ロングビーチに、同団体最大の大会となる『ベラトール106』が開催された。当初、ティト・オーティスvs.クイントン・ジャクソンをメインにしたPPV大会になる事が予定されていたが、ティト・オーティスが練習中の負傷により欠場となり、メインが延期になってしまった為、急遽、PPV大会を取りやめ、通常通りスパイクTVでの放送となった。

その為、3大タイトルマッチが通常放送で見る事が出来るようになり、逆にファンは嬉しい悲鳴をあげていた。

そのメインイベント、ライト級王座戦は、因縁のリマッチとなった。UFC移籍を希望する前王者エディ・アルバレスは長くベラトールFCと契約問題で揉めていた(その結果、アルバレスは試合が行えず道場的な声が多かったが、団体からすれば、契約が残っている選手がライバル団体に移籍する事を簡単に許可出来る訳がない事情もある)。それがここにきて急転直下和解し、王者チャンドラーへのリマッチを認め、アルバレスが勝利すれば、3度目の決着戦を行い、チャンドラーが勝利すれば、チャンドラー2連勝でリマッチの必要がない為、アルバレスは希望通りベラトールFCと契約解除されるという特殊な契約での試合となった。
試合は、スピーディな打撃戦でスタート、タックルを狙うアルバレスだが、逆にスラム気味に持ち上げてテイクダウンを奪うのはチャンドラー。その後もチャンドラーがテイクダウンからグランドでバックを制して優位に試合を進めた。しかし3R辺りから、足を痛めたのかチャンドラーの動きが落ち、5R終盤にはアルバレスもあわやチョークという見せ場を作り、試合はどちらが勝ってもおかしくない展開になり、2-1という僅差の判定でアルバレスが勝利。アルバレスが新王者となった。

また、セミファイナルでは、ライトヘビー級王者アッティラ・ベグが怪我で欠場中の為、タイトル挑戦権をもつエマニュエル・ニュートンとキング・モーで暫定王者決定戦が行なわれる事になった。しかも、鳴り物入りでベラトールFC入りし、同じスパイクTVで放送されている全米第二のプロレス団体TNAでもプロレスデビューさせ大プッシュを受けていたキング・モーをバックハンド・ブロー一発でKOした相手こそニュートンである為、これまた因縁のリマッチとなった。
試合は、前回、KOされている為、打撃を避け得意のテイクダウン狙いだったモーだが、倒した後、展開が作れず、ニュートンにすぐに立たれてしまう。そして試合が進むにつれ、タックルもきられる事が多くなり、逆にニュートンはバックキックなど打撃で攻め試合を有利に進め、判定で勝利。ニュートンがモーを返り討ちにして暫定王者に輝いた。

フェザー級王座戦も、これまた因縁のリマッチとなっている。ジョー・ウォーレンを下しフェザー級王者となったパット・カーランに対するは、北米ローカル大会で実績を積みベラトール入り、あのマルロン・サンドロを下しトーナメント優勝してタイトル挑戦権を得たダニエル・ストラウス。この両者は2009年にローカル大会『XFO 29』で対戦しており、その時は、カーランがKO勝ちしている。ストラウスとしてはリベンジマッチとなっているだけに、積極的にテイクダウン、打撃を仕掛けていく。勿論、カーランも一歩も譲らず好勝負になるも3Rにグランド状態での膝蹴り(反則)をしてしまった為、カーランのリズムが崩れてしまう。結果、後半も攻め続けたストラウスが判定勝ちし、新王者になると同時に、リベンジにも成功した。


■ ベラトール 106
日時:2013年11月2日
場所:アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチ 

<メインイベント ライト級タイトルマッチ>
○エディ・アルバレス(挑戦者)
 判定 2-1
●マイケル・チャンドラー(王者)
※エディ・アルバレスが新王者

<セミファイナル 暫定ライトヘビー級王座決定戦>
○エマニュエル・ニュートン
 判定 3-0
●キング・モー
※エマニュエル・ニュートンが新暫定王者

<フェザー級タイトルマッチ>
○ダニエル・ストラウス(挑戦者)
 判定 3-0
●パット・カーラン(王者)
※ダニエル・ストラウスが新王者

<Fight Master ウェルター級ファイナル>
○ジョー・リッグス
 判定 3-0
●マイク・ブロンズーリス 

<フェザー級>
○マイク・リッチマン
 1R 4分05秒 KO
●アカップ・ステパーニャン 

スパイクTV
ベラトールFC

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