シルベスター・スタローン祝福～8・4『Fight Night Saint Tropez』K-1番長ジェロム・レ・バンナ母国で王座防衛 (ファイト!ミルホンネットお知らせ)

　あのK-1の番長、現在はGLORYでキックを続けながら、日本のIGFではプロレスでも大活躍しているジェロム・レ・バンナが、母国フランスで8月4日（現地時間）に開催された『Fight Night Saint Tropez』のメインで登場、自らが保持するW.K.Nキックボクシング世界スーパーヘビー級の防衛戦を行った。

　対戦相手は当初、アメリカのジェームス・スミスが予定されていたが、直前になり変更、急きょ、ベラルーシのヘビー級の実力者、ヴィタリ・オフラメンコと対戦となった。この両者は『K-1 WORLD GP 2003 in パリ』でも対戦しており（バンナがKO勝ち）、約10年ぶりの再戦となる。

　今回もバンナが冴えわたり、得意の剛腕パンチ、そしてキックで優位に試合を進め、最後はローキックでオフラメンコを戦闘不能に追い込みレフリーがストップ。見事にTKO勝ちで王座防衛を果たした。あの世界的に有名な俳優、シルベスター・スタローンも祝福し、母国で英雄が凱旋勝利となり、大いに盛り上がったようだ。

　バンナの次戦は、9月28日にロスアンゼルスで開催される『Glory 10』でセルゲイ・ハリトーノフと対戦予定。衰えを知らないバンナを今後も応援していきたい。

　また、この大会では、バンナと同じくK-1黄金期を支えた欧州の稲妻、ステファン・レコも参戦している。しかし、フランスのニコラス・ワンバにKO負けを喫している。これでレコは３連敗、しかし9月6日にサラエヴォで開催される『Final Fight Championship 7』に参戦する事が決まっている。

　K-1黄金期に活躍したヘビー級選手達が未だに頑張っており、またGlory、K-1だけでなく、欧州にはこうした選手が試合を行う大会が多く開催されているのは嬉しい限り。これが欧州の強さであり、今後も欧州キック界が盛り上がる事が期待される。

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■　Fight Night Saint Tropez
日時：8月4日
場所：フランス・パリ

＜W.K.Nキックボクシング世界スーパーヘビー級王座タイトルマッチ＞
○ジェロム・レ・バンナ（王者）
　2R KO
●ヴィタリ・オフラメンコ（挑戦者）

＜ヘビー級＞
○ニコラス・ワンバ
　4R KO
●ステファン・レコ　

去年の大みそかではコーイチをKOしたバンナ。まだまだトップの実力をもっている
別冊ミルホンネットDREAM18イノキボンバイエ小川藤田GLORY4大晦日'12WNC天龍Project
▼２０１２年大晦日総括の核心とは？
　Glory/DREAM現場模様、小川直也vs.藤田和之ケツ
　text by タダシ☆タナカ

K-1を支えた一人であるステファン・レコもまだまだ現役で頑張っている。

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