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5・18『UFC on FX 8』天才ビクトー・ベウフォート 劇的KO勝利

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(C) Photo Courtesy of UFC

 5月18日(現地時間)、ブラジルで『UFC on FX 8』が開催された。

 メインイベントではビクトー・ベウフォートとルーク・ロックホールドの5ラウンドのミドル級の一戦、そして同じくミドル級のホナウド“ジャカレ”ソウザとクリス・カモッツィの一戦も行われるUFC on FX 8はブラジルのジャラグア・ド・スルにあるジャラグア・アリーナで開催され、その模様は日本時間18日日曜日午前10時からライブで中継される。また午前7時からは6試合のプレリミナリー・バウトがFUEL TVで放映され、さらにUFC on Facebookが“いいね”なファンのために午前5時30分からは3試合のプレリミナリー・バウトのオンライン・ライブ・ストリーミング中継も行われる。

 地元の英雄でありMMA創成期から常にトップ選手として活躍するレジェンド、ビクトー・ベウフォートが、ストライクフォース王者としてUFCに乗り込んできたルーク・ロックホールドと対戦という事だが、実績・人気はベウフォートが抜きんでているものの、年齢的な事もあり下馬評ではロックホールドがやや有利とされていた。

 しかし、試合はベウフォートが完勝。ブラジルでは芸能人でもあるベウフォートに入場から物凄い歓声。予告した通りモヒカンの髪型でチームメイト全員と抱き合いオクタゴンに入ったベウフォート。試合がはじまると、会場が割れんばかりの「オレー、オレオレオレー、ビクトー!ビクトー!」というベウフォートへの応援が響き渡る。そんな中で、ベウフォートがプレッシャーをかけスタンドで優位に試合を進め、最後は、狙いすましたスピニングバックキックが、ロックホールドの顔面に命中。吹っ飛ばされる様にダウンしたロックホールドにベウフォートが追撃のパウンドをするとレフリーがストップ。まるでドラマか映画を見るような劇的なベウフォート勝利で会場は爆発した。

 そしてセミファイナルでは、同じくストライクフォースからUFC参戦となったホナウド“ジャカレ”ソウザのUFCデビュー戦。凱旋試合という事もありジャカレがクリス・カモージーを圧倒。テイクダウンすると、まるで獲物を捕えたワニの様にグランドでカモージーを翻弄し、肩固めを極め一本勝ち。UFCでもタイトル獲りを猛アピールした。

試合後のリリース 三賞など
サンタ・カタリナで初開催されたUFCでは7試合がフィニッシュにより決着。そのうちの4試合はノックアウト、3試合はサブミッション(すべて絞め)によるものだった。

メインイベントに登場し、1ラウンドにルーク・ロックホールドをKOしたビクトー・ベウフォートがノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得したことに驚きを感じる人は居ないだろう。“ザ・フェノム”はラウンド序盤から打ち合いに応じ、後ろ回し蹴りを相手のアゴに叩き込んで元Strikeforce王者をマットに崩れ落ちさせた。すぐにビクトーがパウンドで追い討ちをかけるとレフリーが両者の間に割って入り試合の終了を宣告した。ビクトーはこれで2試合連続でハイキックによるボーナスを獲得したことになる。

セミ・メインイベントに登場し、あっという間にTUF卒業生のクリス・カモッツィを肩固めで失神させたホナウド“ジャカレ”ソウザがサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得した。

ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得したのはオープニング・バウトに登場したルーカス・マルチンスとジェレミー・ラーセン。二人のライト級は一進一退の乱打戦を展開し、互いにふらつき、そして血まみれになる死闘を演じた。試合はマルチンスが3ラウンドにKOにより勝利している。

ボーナスを獲得したファイター達にはそれぞれ5万ドルが支給された。


大会の全容と詳細はマット界舞台裏5月30日号全日不穏IGF失速BattleAid椿志保ファイヴ中井りんPan新日kickに収録されました。お楽しみ下さい。

UFCオフィシャルホームページ
WOWOW UFC-究極格闘技-


■ UFC on FX 8
日時:2013年5月18日
場所:ブラジル ジャラグア・ド・スル ジャラグア・アリーナ

<メインイベント ミドル級>
○ビクトー・ベウフォート
 1R 2分32秒 TKO
●ルーク・ロックホールド

<セミファイナル ミドル級>
○ホナウド・ジャカレイ
 1R 3分37秒 肩固め
●クリス・カモージー

<ライト級>
○ハファエル・ドス・アンジョス
 判定 3-0
●エヴァン・ダナム 

<ミドル級>
○ハファエル・ナタウ
 判定 3-0
●ジョアオ・ゼフェリノ

プレリミナリーカード
<フェザー級>
○ニック・レンツ 
 判定 3-0
●ハクラン・ディアス

<ライト級>
○フランシスコ・トリナルド
 1R 3分08秒 肩固め
●マイク・リオ

<ライト級>
○グレイソン・チバウ
 2R 2分34秒 ギロチンチョーク
●ジョン・チョリッシュ

<ウェルター級>
○パウロ・チアゴ
 判定 3-0
●マイケル・プレザエス

<バンタム級>
○ユーリ・アルカンタラ
 1R 2分31秒 TKO
●イリアルディ・サントス

<ライトヘビー級>
○ファビオ・マルドナド
 判定 3-0
●ロジャー・ホレット

<フライ級>
○ジョン・リネケル
 2R 1分07秒 TKO
●アザマット・ガシモフ

<ライト級>
○ルーカス・マルティンス
 3R 0分13秒 TKO
●ジェレミー・ラーセン 

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2013年05月19日 12:04に投稿されたエントリーのページです。

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