(C) Photo Courtesy of UFC
オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが"最強"を目指しリアルファイトを繰り広げる！
今回のメインは、ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズとチェール・ソネンのタイトルマッチ。総合格闘技戦績１７勝１敗（１敗も反則負け）で、２０１１年３月の王座戴冠から既に４度の防衛を成功させるなど、いま最も勢いのあるジョーンズ。その攻撃力と身体能力で観る者を驚愕させる王者の次なる挑戦者が、ＵＦＣ随一のトラッシュ・トーカーのソネン。かつて試合が組まれかかるも、中止となった過去がある２人の因縁の対決が実現する。
この大会は4月28日(日) 午前11：00より、WOWOW UFC-究極格闘技-で生放送されました。
UFCオフィシャルホームページ
WOWOW UFC-究極格闘技-
■ UFC 159
日時：2013年4月27日
場所：アメリカ ニュージャージー州ニューアーク
＜メインイベント ライトヘビー級タイトルマッチ＞
○ジョン・ジョーンズ
1R 4分33秒 TKO
●チェール・ソネン
究極の因縁対決。戦前の予想と違い、スタンド打撃で攻めるソネンと、組みついてテイクダウン狙いのジョーンズという図式になった。テイクダウンを奪われても何度か立ち上がるソネンだが、最後はジョーンズがテイクダウンして、金網際に押し込み固定してパウンド、肘打ち連打。レフリーがストップしてジョーンズがTKO勝利でタイトル防衛した。
＜セミファイナル ミドル級＞
○マイケル・ビスピン
3R負傷判定 3-0
●アラン・ベルチャー
共にミドル級ランカー同士の潰し合い。勝った方がタイトル戦が見えてくるだけに、両者負けられない一戦だ。スタンドでの勝負が続き、ボクシングに秀でたビスピンが優勢で試合が進む。スタンドでの展開のままビスピンがポイントを稼ぎ続けるもの、3Rになんとビスピンの指がベルチャーの目に入りサミングで、試合続行不可能に。負傷の為、そこまでの試合内容で判定となり、ビスピンが判定勝ちした。
＜ヘビー級＞
○ロイ・ネルソン
1R2分03秒 TKO
●シーク・コンゴ
UFCヘビー級のベテラン同士の対決。鍛え上げられた筋肉のコンゴと、腹が突き出たメタボ体型という両極端な2人。しかし、試合はネルソンが豪快なKO勝ち。大ぶりで相手を見ないでブンまわした右フックがコンゴに命中し一撃でKO！ネルソンは例によって金網によじ登り、腹をさすってデブは強いんだ！とアピールした。
＜ライトヘビー級＞
○フィル・デイビス
判定 3-0
●ヴィニー・マガリャエス
レスリング強豪フィル・デイビスと柔術黒帯アブダビ王者のヴィニー・マガリャエスと、まさにレスリングVS柔術の異種格闘技戦という感じの一戦。
スタンドの打撃の展開が続き、じわじわとデイビスが優位に立ってくる。マガリャエスは足を取ってテイクダウンを奪ったり、良いキックを入れるものの、デイビスが寝技を警戒して、徹底的に寝技を避けてこつこつ打撃を当てていく戦法で判定勝ちをした。
＜ライト級＞
○パット・ヒーリー
3R 4分02秒 チョークスリーパー
●ジム・ミラー
UFCライト級4位のジム・ミラーとストライクフォースで活躍したパット・ヒーリーの一戦がPPV第一試合となった。
1Rはミラー、2Rはヒーリーという感じで、3Rをどちらが取るかが注目されたが、2Rの勢いのまま、ヒーリーがテイクダウンし、グランドで上を取ってパウンド、そして最後はバックマウントを制してチョークスリーパーをがっちり！ヒーリーが見事に一本勝ちをした。
プレリミナリーカード
＜ライト級＞
○ルスタム・ハビロフ
1R 2分32秒 TKO
●ヤンシー・メディロス
＜ライトヘビー級＞
○オヴァンス・サンプレー
判定 3-0
●ジャン・ヴィランテ
＜女子バンタム級＞
○サラ・マックマン
1R 4分06秒 TKO
●シーラ・ガフ
＜バンタム級＞
○ブライアン・キャラウェイ
3R 4分44秒 ギロチンチョーク
●ジョニー・ベッドフォード
＜フェザー級＞
○コディ・マッケンジー
判定 3-0
●レオナルド・ガルシア
＜フェザー級＞
○スティーブン・サイラー
判定 3-0
●カート・ホロボウ
試合後会見にはメインカードで勝利したジョン・ジョーンズ、マイケル・ビスピン、ロイ・ネルソン、フィル・デイヴィス、そしてパット・ヒーリー、そしてアンダーカードに登場したサラ・マクマンが出席した。またライトヘビー級タイトルの奪取に失敗したチェール・ソネンも会見に出席した。
UFCプレジデントのデイナ・ホワイトはペイパービュー第1試合に登場したパット・ヒーリーとジム・ミラーがファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得したことを発表した。また3ラウンドにリアネイキッド・チョークでミラーを下したヒーリーにはサブミッション・オブ・ザ・ナイトも支給された。それぞれのボーナスは6万5千ドル、つまりヒーリーは一晩で13万ドルのボーナスを手にしたわけだ。
ヘビー級のシーク・コンゴを1ラウンドでノックアウトしたロイ・ネルソンがノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。デイナ・ホワイトはマーク・ハントがUFC 160で予定されているジュニオール・ドス・サントス戦に勝利した場合はネルソンの次の対戦相手がマーク・ハントに、そうでない場合はダニエル・コーミエとする予定であることを明らかにした
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