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新日本プロレス広島大会が超満員札止めに!棚橋弘至防衛、鈴木みのるがオカダカズチカ破る

 2月10日、広島では10年ぶり、待望の新日本ビッグマッチが開催された。あくまでIWGP選手権としては10年ぶり、ということで、全国の注目集めるビッグマッチの開催という意味では、1994年、1995年に2年連続開催された「グランドクロス」以来、もう20年ぶりぐらいということになる。それだけ地元ファンからすると、待ちに待ったイベントであった。

 当日は試合開始前から超満員、立ち見も完売し雰囲気はすっかり出来上がった状態で第1試合を迎えた。新日本の動員力上昇については、WEBや関連誌紙では目にするものの、広島ではなかなか
実感する機会がなかったわけであるが、ようやく「あー、本物なんだな!」と実感するに至った。

 なぜこれだけ広島で動員できたのか? これ!という決定的要因は正直なところ未だにわからないが、いくつかの要素は地元において感じられるところがあった。それら全てが集約しての今回の超満員という成果だったのだろう。

 肝心の内容だが、『The New Beginning』と銘打たれたにしては、始まりを感じさせる材料が皆無に等しい、正直なところ「物足りない」ものであった。会場のハンパない盛り上がりをみれば、そんなことどうでも良くなる、今がよければいいじゃん♪的な刹那的充実感があったことには違いない。でも、です。「うーん・・・」というのがあくまで私観としてですが正直な気持ちであったのだ。

 ただ何にしても、広島という地方においてこれだけの動員と盛り上がりがあったという事実自体が、「新しい始まり」として一番意義深いものだったことには違いない。頭をニュートラルにして考えると、結局そこに行き着いてしまう。それだけ凄まじいものがあった1日であった。

 なお、マット界舞台裏1月31日号秋山派行方木谷会長華名広島Dove斎藤彰俊UFC会見+暴露ネタの覆面座談会にて、カール・アンダーソンの王座戴冠はアリだと書いてあったが、やや順当過ぎる感もなきにしもあらずの棚橋弘至防衛であった。

 もっとも、「WWEとの接触4回」がネット媒体にも出回った段階で、またブックが変わったかも知れない。実際、サムライTV『バトル☆メン』に出演した鈴木みのる発言(行間のニュアンス)や、漏れてくる内部者観測その他からも、当初はカールを勝たせる方向で1・4ドーム大会で「次の挑戦がカール」と発表されたものだ。その後の契約更改交渉で、複数年契約の縛りが提示され、ご褒美としてIWGP王座の獲得とギャラのアップ(実は、今年もシブチンのままで横ばいが多かったとマット界舞台裏1月24日号Legend小橋引退道新日年棒蝶野役割ジグラー72ブッチャー豪腕にすっぱ抜かれている。そんな実情からは例外的な選手の一員)であったにもかかわらず、カールは1年のみでサイン。その後、WWEとの交渉が媒体にも掲載されたことで予定が変更になったのかもだ。
 この問題は、15日金曜昼頃発売の『マット界舞台裏2月21日号』にて徹底追及されるであろう。やはり『マット界舞台裏』だけが、ファンが本当に知りたいことを提供していることになる。


■ 新日本プロレス The New Beginning
日時:2月10日(日) 15:00開始
会場:広島サンプラザホール

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<第9試合60分1本勝負 IWGPヘビー級選手権試合>
○棚橋 弘至 (第58代チャンピオン)
 25分10秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
●“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン(チャレンジャー)

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<第8試合30分1本勝負 スペシャルシングルマッチ>
●オカダ・カズチカ
 15分59秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒片エビ固め
○鈴木 みのる

<第7試合30分1本勝負 スペシャルシングルマッチ>
○中邑 真輔
 11分21秒 ボマイェ⇒片エビ固め
●真霜 拳號

<第6試合30分1本勝負 スペシャルタッグマッチ>
●井上 亘、後藤 洋央紀
 11分07秒 キドクラッチ
柴田 勝頼、○桜庭 和志

<第5試合30分1本勝負 スペシャルシングルマッチ>
○真壁 刀義
 08分00秒 キングコングニードロップ⇒片エビ固め
●高橋 裕二郎

<第4試合60分1本勝負 IWGPタッグ選手権試合>
デイビーボーイ・スミスJr.、○ランス・アーチャー (第61代チャンピオンチーム Killer Elite Squad)
 14分16秒 キラーボム⇒片エビ固め
●小島 聡、天山 広吉(チャレンジャーチーム・テンコジ)

<第3試合60分1本勝負 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
○プリンス・デヴィット(第66代王者)
 14分01秒 ブラディサンデー⇒片エビ固め
●田口 隆祐(チャレンジャー)

<第2試合60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
アレックス・シェリー、○KUSHIDA(第34代チャンピオンチーム TIME SPLITTERS)
 11分26秒 ミッドナイトエクスプレス⇒片エビ固め
●アレックス・コズロフ、ロッキー・ロメロ(チャレンジャーチーム FOREVER HOOLIGANS)

<第1試合20分1本勝負>
タイガーマスク、獣神サンダー・ライガー、タマ・トンガ、中西 学、○永田 裕志
 08分20秒 バックドロップホールド
●邪道、YOSHI-HASHI、石井 智宏、飯塚 高史、矢野 通

大会の全容と詳細は、マット界舞台裏2月21日号広島炎上新日不安猪木新間IGF衝撃曙人気T1暴露佐山虎の穴に収録されました。お楽しみください。


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