ストロング・プロレス新たなるスタート：リアルジャパンU-File対抗戦勝利～11・11REAL PROJECT 『BRAVE HEART 1.』 (ファイト!ミルホンネットお知らせ)

　11月11日、遂にリアルジャパンプロレス、佐山サトル総監が打ち出した新機軸、若手主体の大会であるREAL PROJECT 『BRAVE HEART 1.』が、北千住シアター1010ミニシアターで開催された。

大会開始、佐山サトル先生が挨拶を行った。

　大会冒頭では、全選手が入場し、佐山サトル総監が挨拶を行った。佐山サトル総監は、この大会を立ち上げた経緯を説明。まず、自分が人気絶頂であったタイガーマスクをやめた理由として、ダイナマイト・キッドや小林邦昭、ブレット・ハート、ブラック・タイガーら、しっかりしたストロングスタイルの出来る好敵手と戦っているだけなら良かったが、人気が出過ぎて、そのレベルに無い相手と戦う事が増えた事を挙げた。
　彼らに合わせようと空中殺法など多様した結果、飛んだり、跳ねたりする、佐山総監が言う“学芸会プロレス”になってしまい、「このままではプロレスがダメになる」と感じたからだという。しかし、現在は、そうした飛んだり、跳ねたりのプロレス、その先駆者の様に捉えられているのが、恥だと嘆いた。本来、ストロングスタイルがしっかりした上で、飛び技などを使う、これが力道山先生やアントニオ猪木会長のプロレスであった。それを蘇らせたいと熱く観客に投げかけた。

　近代の総合格闘技の礎を築いた佐山総監は、「現在、一部で流行している刺青をした不良が行うものではなく、礼儀を重んじ、尊敬を集めるものを作りたかった」と語る。現在、それを掣圏で行っているが、プロレスでもそれを行いたい。
　「プロレスは、総合格闘技と違うので、格闘技っぽく見せるものではない、また学芸会でファンに迎合するのでもない。しっかりとした強さを見せ、尊敬、憧れを抱く、本物のプロレスラーが行うプロレス。つまりナチュラルなプロレス、これが実現出来るかどうか、観客の皆さんに見極めて欲しい」と頼んだのだった。

　こうした、佐山総監の思いが伝わったのか、RJPW　vs.　U-File対抗戦として行われた全5試合は白熱した展開になった。

　大会の全容と詳細はマット界舞台裏11月22日号中邑桜庭IGF師走リアルジャパン北千住別冊Pancraseあばれ祭に収録されました。お楽しみください。

■　リアルジャパンプロレス　REAL PROJECT 『BRAVE HEART 1.』
日時：11月11日
会場：東京・北千住シアター1010　ミニシアター（ｍｉｎｉ１０）

《RJPW　vs　U-File対抗戦》
＜第1試合　先鋒戦＞
○スーパー・ライダー（RJPW）
　9分33秒　フィッシャーマンズ・スープレックス
●那須晃太郎（U-FILE CAMP）

＜第2試合　次鋒戦＞
●斎藤彰文（RJPW）
　4分39秒　アームロック
○佐藤豪（フリー）

＜第3試合　中堅戦＞
●間下隼人（RJPW）
　15分19秒ピンフォール
○田村和宏（U-FILE CAMP）

ねちっこいグランドの攻防を見せた。
＜第4試合　副将戦＞
○タイガー・シャーク（RJPW）
　15分19秒　シャーク・デス・バイ・ロック
●大久保一樹（U-FILE CAMP）
　

エースであるスーパー・タイガーは、佐山総監の弟子がプロレス界に殴りこむと宣言
＜第5試合　大将戦＞
○スーパー・タイガー（RJPW）＆石川雄規（フリー）
　15分58秒チキンウィング・フェイスロック
関本大介（大日本）＆●柴田正人（U-FILE CAMP）

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