今年3月後楽園大会で保持するタイ・ラジャダムナンスタジアムスーパーライト級タイトル防衛を外国人として初めて成功した石井宏樹・二度目の防衛戦をメインとし、新日本キック『TITANS NEOS 12』が開催された。
石井は同級１位の最強挑戦者プラーイノイ・ポーパオインを1R1分54秒、左フックで沈め２度めの防衛を果たし、目標とする現地タイでの防衛戦へ前進した。
その他メインは新日本フェザー級チャンピオン内田雅之が同級4位の古河たすくを相手に３-０の判定でタイトル初防衛を果たし、新日本フライ級チャンピオン江幡睦が現役タイのフライ級ランカー・ジョムペットに３回戦、契約体重ながら１Ｒ肘でカットし勝利したことによりランキング戦ではないにせよ、軽量級タイランカーの牙城を崩し7月の『MAGNUM 29』で唯一の敗戦である藤原あらしにＫＯリベンジを果たした勢いを見せた。
またその藤原あらしは在日タイ人のエッガラートと復帰戦を行い、やや優勢に試合を進めるが１-０の引分けで完全復活とはならなかったが実力は証明した。
新日本キックが他団体の外敵を迎え撃つカードを主とした『TITANS NEOS』シリーズの対抗戦結果は新日本キックバンタム級3位の飯島一成がWPMF日本バンタム級4位の三好純に０-２の僅差判定負けを喫した以外は全勝、対抗戦績７戦６勝(４ＫＯ)１敗と実力を証明した。
■ 新日本キックボクシング協会『TITANS NEOS 12』
日時：9月15日（土）
会場：後楽園ホール
＜メインイベント第13試合 ラジャダムナンスタジアムスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R＞
○石井宏樹(藤本・王者・78 戦56勝(26KO)12敗10分)
１ＲＫＯ1:54※左フック
●プラーイノーイ・ポー．パオイン(泰国・同級1位・72戦55勝(8KO)16敗 1分)
※石井が２度めの防衛
＜メインイベント第12試合 新日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R＞
○内田雅之(藤本・王者・31 戦17勝(3KO)4敗10分1無効試合)
判定３-０(50-47、49-48、49-47)
●古河たすく(トーエル・同級４位・16戦7勝5敗4分)
※内田が初防衛
＜メインイベント第11試合 52kg契約 3分3R＞
○江幡睦(伊原道場・新日本フライ級王者・17 戦15勝(10KO)1敗1分)
１ＲＴＫＯ2:21※肘によるカット
●ジョムペット・チューワッタナ(泰国・ラジャダムナンフライ級８位・42戦34勝(3KO)8 敗)
＜セミファイナル第10試合 52.5kg契約 3分3Ｒ＞
△藤原あらし（バンゲリングベイスピリット・第2代WBCムエタイ日本統一バンタム級王者・55戦34 勝(23KO)12敗9分1無効試合）
引分１-０(29-28、29-29、29-29)
△エッガラート・KBA（タイ・121戦69勝(12KO)35敗5分）
＜第9試合 59.5Kg契約 3分3R＞
○瀬戸口勝也(横須賀太賀・新日本バンタム級１位)
判定２-０(30-28、30-29、29-29)
●KEI(E.S.G・NJKFスーパーフェザー級１位・13戦8勝（１KO)5敗)
＜第8試合 ウェルター級 3分3Ｒ＞
○渡辺健司(伊原道場稲城支部・新日本ウェルター級２位・21戦7勝(2KO)5敗9分)
１ＲＴＫＯ0:53※肘によるカット
●引藤伸哉（ONE'S GOAL・WPMF日本ウェルター級５位 2011年新人王・7戦6勝(1KO)1敗）
＜第7試合 70kg契約 3分3Ｒ＞
○斗吾(伊原道場・新日本ミドル級２位・18戦11勝(6KO)6敗1分)
１ＲＫＯ1:05※２度めのダウンでレフェリーストップ
●宝山力（新宿ジム・16戦6勝(1KO)10敗）
＜第6試合 ヘビー級 3分3Ｒ＞
○嚴士鎔(伊原道場・新日本ヘビー級２位・21戦8勝(2KO)9敗4分)
２ＲＫＯ1:53※３度めのダウンでレフェリーストップ
●福田雄平（HIDE'S KICK・パンクラスゲート 4戦3勝1敗 キック4戦3敗1分）
＜第5試合 63kg契約 3分3Ｒ＞
○勝次(藤本・新日本ライト級３位・19戦12勝(3KO)2敗5分）
判定３-０(30-26、30-27、30-27)
●凌太(OGUNI・NJKFライト級１位・17戦9勝(1KO)6敗2分)
＜第4試合 54.5Kg契約 3分3R＞
●飯島一成(治政館・新日本バンタム級3位・18戦11勝(2KO)2敗5分)
判定０-２(29-30、28-30、29-29)
○三好純(y-park・WPMF日本バンタム級4位 ・27戦12勝(2KO)13敗2分)
＜第3試合 ウェルター級 3分3Ｒ＞
○大槻翔太(伊原道場・新日本ウェルター級・9戦7勝(4KO)2敗)
１ＲＫＯ2:02※パンチ
●岸本秀輝(GROUND CORE・15戦8勝5敗2分)
＜第2試合 バンタム級 3分2Ｒ＞
○重森陽太(伊原道場稲城支部・新日本バンタム級)
２ＲＴＫＯ0:35※肘によるカット
●薄井将徳(八景ジム・新日本フェザー級)
＜第1試合 バンタム級 3分2Ｒ＞
○海彦(伊原道場・新日本バンタム級・2戦1勝1敗)
判定３-０(20-18、20-18、20-19)
●橋本貴行(山田・新日本バンタム級・4戦0勝3敗1分)
大会の全容と詳細は、マット界舞台裏9月27日号新日OB木谷密約IGFガイジン天国週刊F溝GloryK1石井防衛宍戸に掲載されました。
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