(C)Photo Courtesy of UFC
オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが“最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
UFC149ではバンタム級王座決定戦が行なわれる。当初ユライア・フェイバーとドミニク・クルーズにより争われる予定だったバンタム級王座だが、王者クルーズの長期欠場により、フェイバーとヘナン・バラオンにより暫定王座が争われることになった。WEC世界フェザー級で王座を5回防衛したフェイバーは、TUFのコーチを務める人気者で、実績ではクルーズに対抗する一番手だ。対するバラオンはブラジルのファイター。UFCでは無敗を誇り、2月のUFC143で強豪スコット・ヨルゲンセンを下して勢いに乗る。波乱のバンタム級戦線をリードするのはフェイバーか、バラオンか?
UFC148は、7月22日(日)11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。
■ UFC 149
日時:2012年7月21日
場所:カナダ・カルガリー スコシアバンク・サドルドーム
<メインイベント 暫定バンタム級タイトルマッチ>
○ヘナン・バラォン
判定 3-0
●ユライア・フェイバー
暫定王者決定戦には、UFC軽量級の人気者、カリフォルニア・キッドの異名をもつユライア・フェイバーと、名門ノヴァ・ウニオン所属、デビュー戦で1敗しただけで、その後28連勝という怪物ヘナン・バラォンだ。
鋭いパンチにバックスピンキック、飛び膝蹴りなどでバラォンが有利に試合を進める。試合のほとんどがスタンドの勝負が続き、文句なしでバラィンが判定勝ちするも、4R以降、無理に仕留めず流したバラォンの戦法に会場からはブーイングだった。
<セミファイナル ミドル級>
○ティム・ボーシュ
判定 2-1
●ヘクター・ロンバート
遂にベラトール、ミドル級王者であるヘクター・ロンバートがUFCに登場。対するは、日本大会で岡見勇信をKOで葬ったティム・ボーシュだ。
重く鋭い打撃を叩きこむロンバート、ボーシュのテイクダウンを潰してペースを握っていたのはロンバートだったが、手数が少なく、逆にボーシュの積極性が目立つ。そのまま試合は盛り上がりに欠けたまま終了し、判定は割れたが、積極性が評価されたのか、スプリットでボーシュが勝利した。
<ヘビー級>
○シーク・コンゴ
判定 3-0
●ショーン・ジョーダン
UFCブレイク以前からヘビー級戦線で活躍してきたフランス国籍の黒人シーク・コンゴに対するは、名伯楽グレッグ・ジャクソンがヘビー級に送り込むショーン・ジョーダン
テイクダウン狙いのジョーダンだが、テイクダウンを許さないコンゴでお互いに金網に押し付ける展開が続く。金網際の攻防でジョーダンの肘打ちがコンゴの金的にあたりブレイク。その後も打撃でコンゴが少し攻めても、すぐにジョーダンが組みついて、お互いに金網に押し付けるという展開。2R終盤にコンゴがジョーダンを倒すも、ジョーダンが上手く上になったりしたが、試合のほとんどは金網際でもみ合う展開で、打撃で有利だったコンゴが判定勝ちしたが、会場からは、試合がつまらないとブーイングだった。
<ウェルター級>
○ジェイムス・ヘッド
判定 2-1
●ブライアン・エバーソール
総合67戦目というMMA大ベテランのブライアン・エバーソールに対するは、ミドル級から階級を落としてきたジェイムス・ヘッド。
まっすぐ攻めてくるヘッドに対し、変則的な動きで翻弄する老獪なエバーソール。やがて、試合はテイクダウン狙いのエバーソールをヘッドがギロチン気味にとらえて、エバーソールが外してグランドという展開が続き会場からはブーイングが。どちらが優勢とも言い難いジャッジ泣かせの試合だったが、スプリットでヘッドが勝利した。
<ウェルター級>
○マット・リドル
3R 2分02秒 肩固め
●クリス・クレメンツ
3秒でKO勝利というMMA最短試合記録保持者のクリス・クレメンツとTUF出身で売り出し中のマット・リドルの対決がオープニングファイトだ。
打撃のクレメンツ、レスリングのリドルという感じで、バックブロー、バックスピンキックなど派手な技も交えて攻めるクレメンツに対して、リドルはテイクダウンからグランドで上を制して攻める。そして3R、クレメンツのバックブローをすかして、スタンドで組みついて肩固めを極め、そのまま押し倒してがっちり極めたリドルが会心の一本勝ち。見事な勝利だった。
プレリミナリーカード
<ミドル級>
○ニック・リング
判定 3-0
●コート・マッギー
<バンタム級>
○フランシスコ・リヴェラ
1R 4分19秒 KO
●ローランド・デローム
<ライトヘビー級>
○ライアン・ジーモ
1R 00分07秒 KO
●アンソニー・ペロッシュ
<バンタム級>
○ブライアン・キャラウェイ
3R 1分39秒 チョークスリーパー
●ミッチ・ギャニオン
<フェザー級>
○アントニオ・カルバーリョ
1R 1分11秒 TKO
●ダニエル・ピネダ
<ライト級>
○アントン・クィバネン
判定 2-1
●ミッチ・クラーク
詳細版はマット界舞台裏8月2日号新日1億中邑不穏宮戸解任RAW1000大晦日Krush新日本KickM1に掲載されました。
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