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UFC 147: Silva vs. Franklin II 痛恨Wシウバ故郷に錦飾れず Rフランクリン返り討ち判定勝ち

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(C)Photo Courtesy of UFC

 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが"最強"を目指しリアルファイトを繰り広げる!

 UFC147ブラジル大会のメインでは、ヴァンダレイ・シウバが登場。当初予定されていた対戦相手のビクトー・ベウフォートの負傷により、リッチ・フランクリンとの再戦が実現することになった。過去、PRIDEで強力な日本人ファイターを軒並み撃破し"絶対王者"として世界的に名を馳せたヴァンダレイ。UFC復帰後は勝ち負けを繰り返していたが、2011年のUFC139ではカン・リーに得意の膝蹴りを連打しての戦慄のTKO勝利を挙げ、健在ぶりを見せつけた。対するフランクリンは元UFCミドル級王者。2009年のUFC99での対戦では、フランクリンが粘り強い試合運びでヴァンダレイを判定で下している。ヴァンダレイ35歳、フランクリン37歳。実績十分の2人がさらにキャリアを重ねての激突。ヴァンダレイは母国でリベンジを果たすことができるか、注目の一戦だ。また、2010年にStrikeforceでエメリヤーエンコ・ヒョードルに一本勝ちしたファブリシオ・ヴェウドゥムも登場する。開催のたびに大いに盛り上がるブラジル大会は今回も必見だ!

UFC146は、5月27日(日)11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。

UFCオフィシャルページ
WOWOW UFC-究極格闘技-

■ UFC 147: Silva vs. Franklin II
日時:2012年6月23日
場所:ブラジル・ベロオリゾンテ

<メインイベント 190ポンド契約>
○リッチ・フランクリン
 判定 3-0
●ヴァンダレイ・シウバ PRIDEミドル級絶対王者として君臨し、日本でも絶大な知名度を誇るヴァンダレイ・シウバだが、UFCでは苦戦が続いている。リッチ・フランクリンは元UFCミドル級王者、ミレティッチ・マーシャルアーツ・センター所属(現在、チーム・エクストリーム所属)、EC(エクストリーム・チャレンジ)からUFCというキャリアがそのまま北米MMA王道という感じで、ブラジル→日本でキャリアを重ねたシウバと正反対と言える。
1Rからフランクリンがスタンドでプレッシャーをかけ、シウバを金網に追い込み、左右ワンツーのパンチ、ミドルキックで攻めたてる。シウバもハイキックを返すが、フランクリン優勢で試合が続く。ところが2R終盤にシウバが前に出てパンチ、膝蹴りでフランクリンから逆転のダウンを奪う、そのままパウンドで止めてもおかしくない猛攻だったがラウンド終了間近だった為、フランクリンは救われる。
その勢いでシウバが出るかと思われた3Rだが、スタミナが切れたのが急に失速、逆にフランクリンは持ち直し、再び打撃で有利に立ち、テイクダウンからアームロックまで仕掛ける。その後もフランクリンのペースで試合が進み、5R最後になってシウバがラッシュするもフランクリンのカウンターで逆にシウバが膝をついた時に試合終了。判定はリッチ・フランクリン、シウバは故郷に錦を飾れなかった。


<"TUF: Brazil" ミドル級決勝>
○シーザー(セザール)・フェレイラ
 判定 3-0
●セルジオ・モラエス
"TUF: Brazil" ミドル級決勝。ビクトー・ベウフォートの弟子であるシーザー・フェレイラ、クロン・グレイシーに柔術で勝利し、柔術世界王者になった実績もあるセルジオ・モラエスと共に柔術猛者同士が決勝に勝ち上がってきた。
カポエイラの経験ももつフェレイラがスタンドで圧倒。モラエスを金網に追い込み打撃で何度もダウンを奪う猛攻。モラエスもムエタイを学んでおり、スタンドでの肘などを見せ、追い込む場面もあったが、試合はフェレイラのペースで進む。柔術王者としてなんとかグランドに引き込もうと、ダウン気味に引き込みを狙うものの、フェレイラは付き合わず。フェレイラがペースを握ったまま試合終了、判定でフェレイラが勝利、見事に優勝を果たした。

<"TUF: Brazil" フェザー級決勝>
○ホニー・“ジェイソン”・マリアーノ・ベゼーラ
 判定 3-0
●ゴドフレド・ペペイ
"TUF: Brazil" フェザー級決勝戦。共に柔術黒帯、9戦全勝の実績をもつゴドフレド・ペペイとあの有名な「13日の金曜日」主役ジェイソンからとった“ジェイソン”というニックネームをもつノゲイラ兄弟の弟子、ホニー・マリアーノ・ベゼーラが決勝に勝ち上がってきた。
試合はジェイソンがテイクダウン、ブレイク後、ジェイソンの膝蹴りにペペイが引き込みで再びジェイソンがグランドで上をキープする。2R以降もジェイソンがテイクダウン、打撃共に勝り、ペペイにはローブローの反則もあり、ジェイソンが文句なしの判定勝ちとなった。

<ヘビー級>
○ファブリシオ・ヴェウドム
 1R 2分28秒 TKO
●マイク・ルソー
PRIDEでも活躍し、あのヒョードルに一本勝ちした事で世界的なファイターとなったファブリシオ・ヴェウドムに対し、現役警官というヒーロー、マイク・ルソーのヘビー級対決。
試合は地元の歓声に後押しされたヴェウドムが打撃で圧倒、アッパーでルソーからダウンを奪い、亀状態になるルソーにヴェウドムがパウンド連打して、レフリーがストップ。ヴェウドムが母国ブラジルで見事に1RTKO勝利を飾った。

<フェザー級>
○ハクラン・ディアス
 判定 3-0
●ユーリ・アルカンタラ
オープニングはブラジル大会らしくブラジル人対決。日本の小見川道大にも勝利しているユーリ・アルカンタラと、名門ノヴァ・ウニオン所属、修斗南米王者のハクラン・ディアスの対決。
ねちっこい寝技を得意とするノヴァ所属らしくディアスがテイクダウンしてマウントまで制し、肘で攻めて極めを狙う。しかしアルカンタラもしっかり対処し逆にバックを奪う場面も見せる。2Rもディアスがテイクダウン、グランドで上をとるも、下からアルカンタラが腕十字を極めかけるなどみせるものの、ディアスがグランドの肘で優勢に試合を進める。3Rも同じくディアスが金網に押し込んでテイクダウン、グランドをキープを繰り返し、ブレイク後、最後はアルカンダラが逆にテイクダウンするもタイムアップ。ディアスが判定勝利した。

プレリミナリーカード
<フェザー級>
○ホドリゴ・ダム
 1ラウンド2分12
●アニスタヴィオ・メディロス

<ミドル級>
○フランシスコ・ドライナルド
 1R 4分21秒 TKO
●デルソン・ヘレノ

<フェザー級>
○ヒューゴ・ヴィアナ
 判定 2-1
●ジョン・テイシェイラ

<ミドル級>
○チアゴ・パーペチュオ
 3R 0分41秒 TKO
●レオナルド・マフラ

<フェザー級>
○マルコス・ヴィニシウス・ボルゲス・パンシーノ
 3R 1分04秒 TKO
●ヴァグネル・カンポス

<フェザー級>
△フェリペ・アランテス
 判定 1-1 ドロー
△ミルトン・ヴィエイラ


詳細版はマット界舞台裏7月5日号藤波JR多難 馬場秘話 紫雷イオ変 大阪NPW M-1 NJKF大和哲也に掲載されました。


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2012年06月24日 05:35に投稿されたエントリーのページです。

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