6・2 新体制パンクラス初大会大成功川村亮激勝KO！酒井社長、これがパンクラスです！ (ファイト!ミルホンネットお知らせ)

　
　6月1日に株式会社SMASHの酒井正和社長が、パンクラスの商標やライブラリーを買収、団体を運営していくことを発表して大きな話題になった日本の総合格闘技団体老舗、パンクラスだが、新体制になって初の大会となるディファ有明大会が、記者会見の翌日である6月2日に開催された。

早速本日から、酒井社長が陣頭指揮

　メインではパンクラス、ミドル級王者である川村亮が、PRIDEで活躍し、現Road FCミドル級王者でもある大山峻護を相手に防衛戦を行った。試合はパンクラス新体制再出発にふさわしい出来過ぎた結末になった。3分過ぎまで大山がスタンドでプレッシャーをかけ、川村が回りをまわるという展開でお互いになかなか手が出せない。しかし3分を過ぎてから、いきなり大山がラッシュ、川村を追い込むが今度は川村が逆襲という激しい殴り合いに会場が大興奮。打ち勝ったのは、川村で、大山が顔面から激しい出血を見せ、最後はレフリーがストップ。川村が1RでKO勝ち、パンクラスにとって最高の結果となった。

　衝撃の勝利となった川村は、「パンクラスは続ける場」と日本総合格闘技団体老舗として来年は20年になるパンクラスを誇り、酒井新社長をリングに呼び、「これがパンクラスです！」と胸を張った。酒井社長もこれに応える形で「パンクラス、最高。パンクラスをずっと続ける事を約束します！」と力強く宣言。素晴らしい大会のクライマックスとなった。

　セミファイナルでは、フェザー級暫定王者、タクミがジョン･ショレスの挑戦を、逆転のチョークスリーパーでなんとか退けた。3Rまでショレスの打撃でタクミは防戦一方、3Rも打撃でKOされそうなので、苦し紛れのテイクダウンを試みたところ、ショレスに潰され、上を取られる。しかし、試合を諦めないタクミがなんとかスイープすると、チョークスリーパーで逆転勝ち。「（ショレスの打撃に）心が折れていたが、負ける訳にいかなかった」と激戦を振り返っていた。

■　PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
日時：6月2日(土)　開場：14:45 開始：16:00 (※15:15から本戦1部を予定)
会場：ディファ有明

＜メインイベント　ミドル級キングオブパンクラスタイトルマッチ 5分3R＞
○川村亮(パンクラスism/第11代王者･2006年NBTライトヘビー級優勝)
　1R TKO
●大山峻護(フリー/1位)

＜セミファイナルフェザー級暫定キングオブパンクラスタイトルマッチ 5分3R＞
○タクミ(パラエストラ大阪/暫定王者)
　3R チョークスリーパー
●ジョン･ショレス(ロデオスタイル/1位)

＜第8試合ライト級 5分3R＞
○久米鷹介(ALIVE/1位)
　2R 三角締め
●中村晃司(パンクラス稲垣組/4位)

＜第7試合バンタム級 5分2R＞
○石渡伸太郎(CAVE/第2代王者)
　判定　３－０
●日吉伸尊(KRAZY BEE) ※初参戦

前半戦の目玉はデルモ、スラム気味にたたきつけてパウンドで秒殺TKO勝利でパンクラス初陣を飾った。
＜第6試合フェザー級 5分3R＞
●Theギロチン (ブレイブハート)
　1R TKO
○ガイ･デルモ(GUTSMAN/修斗世界ランキング第3位) ※初参戦

＜第5試合ミドル級 5分2R＞
○一慶(チームクラウド/2位)
　判定　３－０
●久松勇二(和術慧舟會横浜道場)

＜第4試合スーパーフライ級 5分2R＞
○安永有希(東京イエローマンズ)
　判定　３－０
●小林悟朗(GOKITAジム)

＜第3試合スーパーフライ級 5分2R＞
○小塚誠司(FREEDOM＠OZ/2位)
　判定　３－０
●上嶋佑紀(Brave)

＜第2試合バンタム級 5分2R＞
斉藤正臣(高田道場)
　1R TKO
○馬場勇気(ロデオスタイル)

＜第1試合ライト級 5分2R＞
●松井英夫(空手道禅道会長野県支部)
　2R TKO
○太田駿平(D-ONEジム) ※初参戦

詳細版はマット界舞台裏6月14日号週プロ英断ノア詐欺続 TJシン親子来日DREAM解雇パンクラス買収に掲載されました。

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