(C)BellatorFC
5月4日、北米メジャーMMA団体ベラトールFCが、カナダで『ベラトール67』を開催した。この試合のメインでは、あの青木真也に完勝したエディ・アルバレスを倒してライト級王者に君臨するマイケル・チャンドラーに日本の郷野聡寛が挑戦した。
修斗、パンクラス、PRIDE武士道などで活躍し、MMAベテランである郷野だが、近年は戦績も振るわず、ベラトール王者チャンドラーにいきなり挑戦する事に疑問の声も高かったが、これは、ベラトールFCは選手へのファイトマネーを節約している台所事情もある。ある程度知名度があり、ファイトマネーが高くない選手を探した為、郷野に白羽の矢がたったという訳だ。
そんな前評判の通り、オッズでもチャンドラーが圧倒的優勢、郷野は完全なアンダードック扱いであったが、試合はそれ以上に実力差があったという感じだった。試合開始すぐチャンドラーが郷野を金網に追い込んでラッシュでダウンを奪い、そのままパウンドでレフリーがストップ。チャンドラーがわずか56秒で郷野をKOして、現在の北米レベルを見せつけた。郷野はチャンドラーのスピードにまったく対応出来ずに完敗。苦い北米再挑戦に終わってしまった。
大会終了後の記者会見で郷野はMMA引退を表明した。
■ ベラトール 67
日時：2012年5月4日
場所：カナダ オンタリオ州カジノ・ラマ
＜ライト級 5分3R＞
○マイケル・チャンドラー
1R 0分56秒 TKO
●郷野 聡寛
＜ウェルター級トーナメント 準決勝 5分3R＞
○ブライアン・ベーカー
判定 3-0
●ベン・サンダース
＜ヘビー級 5分3R＞
○ダミアン・グラボウスキー
判定 3-0
●デイブ・ハッカバ
＜ウェルター級 5分3R＞
○ライアン・フォード
2R 1分24秒 TKO
●ルイス“サッポ”サントス
詳細版はマット界舞台裏5月17日号新日驚仕掛 全日悲壮 前田妄想CPE10年に掲載されました。
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