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WWFフレズノ大会翌日アナハイムRAW伝説の名レスラーと奇跡の遭遇

『レッスルマニア』直後アメプロ強化月間:寺内1/2兵衛のviva素晴らしきプロレス第2章#13
4・1WWE『レッスルマニア28』速報

 遂にWWF(現・WWE)のフレズノ大会PPVがスタート! 翌日のアナハイムRAWで伝説の名レスラーと奇跡の遭遇。まさに人生は経験に勝る物、無しですぞ(笑)。
 前項のおさらいになるが、PPVの放送10分前にいきなりフェンス越しに黒人青年と白人男性が、ディープな質問を浴びせてきた・・・。「youはヤマグチサン(ウォーリー山口)とカイエンターイ(現地表現)の友達で、マスコミの人なんだ!!」と関心を寄せてきて、終いにはIWGPの意味まで教えて?(笑)なんてちょっとマニアックな質問責め。勿論、日本代表として・・・キッチリ「インターナショナル・レスリング・グランプリ」だと答えたら「oh-yes-yes^^・・」と大喜びされ、握手まで求められちゃった(笑)。
 いざPPVスタートのアナウンスがあり、爆音のパイロがアリーナ全体に鳴り響き、美しくも爆薬の地鳴りと恐怖さえ感じるド迫力・・・。やっぱり本場のWWFは、凄いよと感じた次第・・・。ファンがお手製のボードを持ち、エンジョイしている表情を見ていると、こっちまでhappyな気分になれた。やっぱり生観戦に限るー!!ってな感じ。

 試合前にリング上で練習していたのは、カイエンターイのメンバーと田中稔選手・・・他にと見渡せばベイダーやマーク・ヘンリーとバル・ビーナスら数人で、会場内をランニングしている選手などは皆無。一旦会場に入ると、アリーナの外には出られないから他は控え室か廊下、或いはまだバイキングルーム(食堂)なのかも・・・。
 そういえばこの日、控室でサラダやドリンクを持ち込んで飲んでいたところ、いまや伝説とも言うべき“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンの息子タイガー・アリ・シンが寄ってきた。挨拶したら「今度オンタリオ州ミルトンの家に招待するから是非、遊びに来てくれ」と、まさかのカナダ、大豪邸へのお誘いが。未だに実現はしていないのだけれど、また彼も本当に気さくな青年で笑顔が素敵なナイスガイだったね。

 ここで本題に戻るけど、僕が居たバックステージの後方3メートル半径内でスーパースターのザ・ロックとトリプルHが30分近く2人っきりで何やら話しこんでいて・・・その真剣な表情がまた印象的でした。この日のセミのインターコンチ選手権が名勝負とも言うべきまさに30分ドローになった訳だけど・・・あの話し合いの末の熱戦だったのかと思うと何やらエンターテイメントの底力を再確認出来た次第。大熱狂のPPVは、ファンの異常な歓声が沸き上がっていたけど、一番人気はやっぱりスティーブ・オースチンで、絶対的なエースのカッコ良さがある。バドワイザーを2本飲み、BGMの「ガッシャーン」音響とのタイミングはまさに絶品。たまらなかったね。
 ヒール人気も板に付いたビンス・マクマホン代表とカイエンターイを体を張ってアピールするヤマグチサンことウォーリー山口の生き生きした表情も、さすが、Mr.トヨタ!!(笑)。どうしても日本マット界ではマネージャー業は認知されておらず、USAとプエルトリコではレスラーと同等に重きを置くポジションなのにね。

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『格チャン』での筆者とウォーリー山口

 昔から今でも喋れるマネージャーという人材の重要性は、リング上のパフォーマンス同様に必要不可欠。この点、日本のプロレス業界は遅れていて、生かすも殺すもお客さんとマスコミの頭次第なんだけどね。マネージャー業の世界を好きとか嫌いとかで区別せずに、観客動員力という、ファンの人達がチケットを買う価値のある存在として考えれば良いのにね。
 ヤマグチサンやバーガーキングことジェリー・ローラーとジム・ロスのコンビ。あるいはポール・ベアラー(元パーシー・プリングル3世)、その他マネージャーさんの立ち位置の重さと人気の凄さを伝えるのも我がMCの役割・・・とまぁ確認しつつ(笑)、リング上を堪能。
 ケインとマンカインド(ミック・フォリー)の本日2試合目のファイトの素晴らしさと、控え室での疲労困憊の姿を見て、僕が言える思いと言ったら「good-job」〜これに尽きる。2人とも、日本やWCWで苦労したのを知ってるから特別に身内の様な喜びが^^・・・。2人と握手して、ウォーリーと弟のシュン君とアリーナの外に出たら、ファンが「ヤマグチサーンンンンン・・・!!」と車に乗った僕達を追いかけてきて、窓ガラスを叩くやらボンネットに乗ろうとするやらクレイジーなファンの数と熱狂度には正直怖さ100%! まぁ、こういう熱狂度を生み出したウォーリーが居なければ、カイエンターイも無かったはずだし、TAKAみちのくやTAJIRIやFUNAKIだけであれほどの人気を博したかは微妙だろうね。
 本来は当時、WWFは、大型日本人レスラーをも望んでたようだし、高山善廣や高野拳ちゃん(拳磁)は理想的だったんだろうけど・・・折り合いがつかなかったという経緯があるからさ。

 アリーナを離れ、シェラトンホテルに着き、乾杯! 遅くまで興奮していて、中々眠れずに、日は明けて。翌日は、アナハイムに移動してRAWとSunday-night-heatの豪華2本撮り!!

 本日も、勝負ネクタイの“鉄腕アトム”で決めてホテルを出発。カイエンターイは、前日も自費でのホテル泊まりなのでアナハイム・アリーナで合流予定。ヤンキースから移籍したゴジラこと松井秀喜のエンゼルスタジアムを横目に見て、PM12時会場入りで14時にSunday-night-heatがスタート、18時からRAWとダブルヘッダーなのだ。日本みたいに団体の大型バスもワゴンもなく、どんなVIPでもレンタルや自前の車で「出勤」するシステムは、メヒコも同様。1984年のUWAに参戦したアブドゥーラ・ザ・ブッチャーとかは、異例中の異例の待遇。WWFのシステムはパス所持に依る移動システムだから、誰の知り合いとか友達とかと言ってもすぐには会場内には入れないほどの警備体制。まだあの9、11テロの前の時代の話しだけどね・・・。
 無事に控え室へと向かい、バイキングルームへ行き、ドリンクとサラダとホットドッグを無料・・・で食し、カイエンターイと合流。また何があったのか・・・MEN’Sテイオーだけ一人。その後、田中君と藤本記者も側にやってきてぞくぞくと顔馴染みが集結。ケイン、マンカインド、スバーン、エックスパック、スコーピオ、ビクター・キニョネス、タイガー・アリ・シン、ヘッドバンガーズ・・・etc.
 シェーン・マクマホンはいつもアリーナ入り口でみんなの遅刻をチェックしてる感じだった。推測だけどね(笑)。そして、壁に張ってあるカード表をチェック。

 この日の第1試合からメインまでのラインナップ。
 ダークマッチで、田中稔選手vs. 名前の分らないUSAのジュニアヘビーの選手で、C・ダニエルズに似ていたけど・・・。RAWの放送では流れずに残念。グッドマッチで田中の勝利でした。

<1> D・ラネルズ vs. 誰だかわからず○
<2> ○ベイダー vs. D・ブラウン
<3 Brawl For Allグローブ着用!>
     故・スティーブ・ウイリアムス vs. バート・ガン○ ウイリアムスKO負け!
<4> 故・オーエン・ハート vs. ダン・スバーン ケン・シャムロック乱入で無効試合
<5> ファルーク、スコーピオ組 vs. スカル、エイトボール組ブラッドショー乱入で無効試合
<6> トリプルH vs. エックスパック vs. ザ・ロックの3wayマッチ
     ロックの勝利で、名勝負でした
<7> J・カスティーヨ vs. レネゲード 引き分け
<8> バル・ビーナス vs. スカリー2ホッティ TAKAとカイエンターイ乱入で無効試合
<9> セイブル vs. ジャクリーン○ 
 ジャクリーン勝利となる巡業定番カードだが、セイブルが登場するだけで会場はヒートアップしてもう大変! 対するジャクリーンとは非常に小柄な印象ながら、試合前に話しが出来て、愛くるしささえ感じる気さくな女性だった。
<10 セミWWF世界タッグ戦>
     スティーブ・オースチン、ジ・アンダーテイカー組 vs. バート・ガン、ロードドッグ
 オースチンがロードドックをスタナーでフォール勝ち。得意のビールでの祝杯は、カッコ良くて、ファンは大喜び!
<11 メイン>
     ダブルJ vs. エッジ
 エッジのヤングパワーも老獪なダブルJには歯が経たず、善戦健闘するも勝利できずに惜敗。

 試合前にいつも階段で座っていたエッジに勇気を出して挨拶したら、笑顔で握手してくれて、話しも出来た。1〜2年後にはWWFのトップへ踊り出ると確信したよ・・・オーラがガンガン出てたから・・・。
とにかくダブルヘッダーなので、途中は選手も何をしてるかといえば、寝たり、トランプしたり、家族や友人とおしゃべりしたりと多種多様だった。一番人気は、やはりゲーム(笑)。ドンドンと人が集まり、みんな笑顔が弾けて、楽しそうだったね。そんな時に、ビッグサプライズが起きた!
 イスに座り、シュン君やFUNAKI君と話ししていたら、前方3メートルにスーパースターの1人とメキシカンのひげのセニョールが居て、誰も紹介してくれないので・・・ここで会ったが百年目じゃないが(笑)・・・突撃開始!!
 その2人とは1人は“鳥人”ダニー・ホッジさん。Brawl For All格闘技戦の為、レフェリーで参加。
もう1人は藤波辰巳(現・辰爾)とのロス決戦も懐かしい、マンド・ゲレロさん。ロスから遊びに来たと言っていたけどね(笑)。

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アナハイムでの控え室で貰ったサイン・・・上段がゲレロで下段がホッジ

 2人との写真もこのWWF視察旅行の全部は元ゴングのカメラマン、シュン君が撮ってくれたものだけど、その後、日本に送ってくれず。手元には、無く残念。今でも連絡が取れれば送って欲しいところだけど・・・。でもホッジさんとマンドさんとの貴重なサインをゲット出来た事は、muy-bien^^。帰りは、前日同様にフレズノ大会で外にいた謎の?日本人男性をウォーリーが親切にも車に乗せてあげてホテルにも泊めてあげた。
 九州人で名前はもう忘れたけど・・・「また一緒に泊まりましょう」とか言ってたけど・・・。ウォーリーも面倒見が良いというか、初対面でアメリカ在住でもないバックパッカーを2日も面倒見るとは。親分肌なのか、人を疑う事を知らないというのか? 多分同情心が沸き起こったからだと思うけど・・・。もしこの青年が、泥棒だったらと僕は若干は警戒していた訳で・・・。帰国後、アキバと蒲田で飲み、西馬込のウォーリー宅でも泊まっていったんだけど、あれから十数年もう会ってないね。不思議なヤツだった。
 今回は、ここまで。お別れの曲は、永遠のアイドル、オリビア・ニュートン・ジョンの名曲「ジョリーン」です。あなたのハートにダニー・ホッジとミルホンネット。adios-amigo。

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2008年2月12日武道館でのトリプルH

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2012年04月02日 19:14に投稿されたエントリーのページです。

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