« 矢口壹琅の挑発を受けメインイベントは初代タイガーマ スク&ザ・グレート・サスケx大仁田厚&矢口〜3・16リアルジャパン『DAYBREAK〜黎明〜』 | メイン | パンクラス佐藤豪則ウェルター級&石渡伸太郎バンタム級防衛、WINDY智美引退石岡沙織一本 »

クロアチアの英雄ミルコ・クロコップ引退興行有終の美!レイ・セフォーに貫録の判定勝ち

120311crocop.jpg
(C)Cro Cop Final Fight
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください

 日本でも絶大な知名度を誇り、K-1、PRIDE、そしてUFCでも大活躍したミルコ・クロコップの引退興行が、ミルコの母国クロアチアで開催された。メインでミルコ・クロコップは、同じくK-1で活躍した南海の黒豹、レイ・セフォーと一騎打ちを行う。母国クロアチアでのミルコ最後の雄姿を目に焼き付けたい。

『Cro Cop Final Fight』
日時:2012年3月10日
場所:クロアチア

<メインイベント K-1ルール 3R3R>
○ミルコ・クロコップ
(判定)
●レイ・セフォー
ここで説明する事は不要だろう、日本の格闘技界においてもレジェンドと言って良いミルコ・クロコップとレイ・セフォーの一戦。この神々の戦いに言葉はいらないだろう。

マイケル・バッファーのコール、そしてデュラン・デュランの「ワイルド・ボーイズ」が鳴り響き、ミルコが入場、会場は興奮のるつぼに。試合開始後も、大ミルココールで、ミルコがパンチ一つだしただけで怒涛の歓声があがる。この後押しにミルコが前に出てラッシュ、膝蹴り、しかしその後、クリンチの展開が多く、決定打は奪えないまま、試合が終了した。判定は当然、ミルコ・クロコップ。理想のKO勝ちは出来なかったものの、試合をリードし文句なしの判定勝ちで完全燃焼した。

<K-1ルール 3R3R>
○ダニエル・ギタ
(3R TKO)
●セルゲイ・ラシェンコ
もし、K-1が普通に存続していたら、エロール・ジマーマン、グーカン・サキと共にK-1ヘビー級の中心になっていたであろうルーマニアの英雄、ダニエル・ギタとウクライナの新星、セルゲイ・ラシェンコ。この一戦はK-1 WORLD GP 2009の準決勝でぶつかっており、その時はギタが勝利、再戦となる。

実績において一枚上のギタのキックが冴える。1Rには、ギタのミドルキックがラシェンコのみぞおちに命中し、腹を抱えて崩れ落ちダウン。2Rはハイキックに切り替えてギタが攻めるも、頑丈なラシェンコは逆に前に出て大健闘。しかし3R、遂にギタの右ハイキックがラシェンコの頭をとらえダウン。レフリーが続行不可能と判断して試合を止め、ギタが豪快にKO勝利した。

<K-1ルール 3R3R>
○イゴール・ユルコビッチ
(判定)
●フレディ・ケマイヨ
地元クロアチア出身のイゴール・ユルコビッチとK-1欧州大会で活躍していたので、日本のファンにも馴染みがあるフランスの黒アゲハ、フレディ・ケマイヨの一戦。

地元の大声援を受けてイゴール・ユルコビッチが大ハッスル。パンチもキックも繰り出してケマイヨを攻めたてる。勿論、試合巧者のケマイヨも逆にプレッシャーをかけ、試合中盤は、むしろケマイヨが前に出て、ユルコビッチがロープを背にする展開も目立つものの、それでもずっと手数を出していたのはユルコビッチだった。試合終盤になっても、動きを止めず最後まで攻め続けたユルコビッチが見事に判定で勝利、故郷で嬉しい勝利となった。

<K-1ルール 3R3R>
○ムラデン・ブレストバッチ
(1R TKO)
●ムラッド・ボウジディ
K-1 ColliZion 2008王者であるムラデン・ブレストバッチとチーム・アーツ所属、WFCA世界ヘビー級王者であるムラッド・ボウジディと欧州から台頭してきたイキの良い選手同士の対戦。

試合開始と同時にお互いに激しく殴り合うが、打ち合いの中、前に出るボウジディとブレストバッチのハイキックが交差するが、前のめりに倒れるボウジディ。ボウジディが負傷したらしく試合続行不可能とレフリーが判断し、ブレストバッチがTKO勝利となった。


<K-1ルール 3R3R>
○マラディン・コジョンディック
(判定)
●マリン・ドセン

<K-1ルール 3R3R>
○アグロン・プレテニィ
(3R TKO)
●アッシ・ガイ・パコム

<K-1ルール 3R3R>
○ミッチェル・ドゥト
(判定)
●ステファン・ジェリック

<K-1ルール 3R3R>
○サハク・パパリヤン
(判定)
●トニー・ミラノビッチ

<K-1ルール 3R3R>
○ミラン・ファビアノ
(判定)
●アイヴァン・ポサビック 

詳細版はマット界舞台裏03月22日号オカダ政権大阪興行外人招聘+石井宏樹に掲載されました。

miruhonnet082-460.jpg
別冊ミルホンネット 格闘技2012年の現実 K-1身売り米国PRIDE消滅番組DEEP NJKF UFC

別冊ミルホンネット UFC襲来PRIDE消滅5年「しばくぞ、こら」戦士激白MMA歴史転換期記録

マット界舞台裏3月8日号 アーネスト・ホースト東京マラソン5時間16分46秒完走