１２月２日には両国国技館でイノキボンバイエ、そして大みそかにはＤＲＥＡＭと合体してさいたまスーパーアリーナで『元気ですか！！大晦日！！２０１１』を開催するＩＧＦ。
どの団体も厳しい状況にあるプロレス界の中で、ＩＧＦは何とも景気がいい話が多い。そこでミルホン編集部は井上譲二記者に１２・２両国大会の分析や感想の記事を依頼。
ところが、井上記者は「大会のポイントとしては私が４年間、言い続けてきたことの繰り返しになるから」と、この依頼を断った。
その真意は井上記者から見れば、どうしてもＩＧＦについて書くと“辛口”になってしまうのだが、業界の人間として大みそかにビッグマッチも控えているので忍びないといったところか。
だが、警鐘を鳴らす意味で「プロレスマスコミではなく一般マスコミがどのような見方をしたのかＩＧＦ関係者も含めみんなに知ってもらいたい」と『夕刊フジ』（１２月９日付） の記事を編集部に送ってきたので、そちらはぜひ今週の『マット界舞台裏』で見ていただきたい。
辛口といえば、全対戦カードが発表された新日本プロレスが４０周年記念大会の第１弾として、来年１月４日に開催する東京ドーム大会についても、井上記者は「旧・新日プロと違ってあまりにも度量が小さ過ぎる。（４０周年記念大会に） ○○と△△が出場しなければ昔からの新日プロファンは納得しないだろう」と、やや辛口の記事を書いている。
新日プロが４０年の歴史を記念するドーム大会に招へいしなかったのが、誰なのかはぜひ『マット界舞台裏』を読んでいただくとして、今週はさらにその新日プロドーム大会に丸藤正道、潮崎豪、杉浦貴の３選手を派遣するプロレスリング・ノアについて書かれた記事も必見だ。
この１２月はノアの契約更改の時期。一部ネットなどには「ノアが４０００万円で売りに出されている」なんてウワサも出ているだけに、今年の契約更改は注目だ。
所属選手が戦々恐々なのはある程度予想出来るが、その去就が注目されているのが小橋建太だ。
９月のノア株主総会で副社長退任が決まった小橋だけに、ノアの方舟が“沈没”する前に小橋が電撃退団なんていう可能性もあるのか？