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『UFC 138: Leben vs. Munoz』男の殴り合いムニョスがリーベンを制す 小見川は辛勝


(C)UFC/Zuffa, LLC
※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。

 ハードパンチャーのクリス・レーベンと、レスリングがバックグラウンドのマーク・ムニョス、ミドル級の強豪2人が激突!小見川道大はアウェー戦で、連敗脱出に挑む。

 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行われる、世界最高峰の総合格闘技大会UFC。全米を中心に世界各国で月に1〜2回開催され、世界中の格闘家たちが"最強"を目指し、リアルファイトを繰り広げる!

 UFC138では、ミドル級でクリス・レーベンとマーク・ムニョスの実力者同士による注目の試合が行なわれる。これまで22勝のうちKO・TKO勝利が12回という打撃の選手レーベン。2011年7月のUFC132では、ヴァンダレイ・シウバに、1R27秒KOという衝撃的な勝利を飾った。一方のムニョスは、元全米学生レスリングチャンピオンで、グラウンドでの攻防を得意とする選手。異なるタイプの2人、ミドル級トップ戦線生き残りを懸けたサバイバルマッチだ。また、フェザー級では、小見川道大がジェイソン・ヤングと対戦。2011年6月のUFC131での惜敗が記憶に新しい小見川だが、現在2連敗となりもう後がない。地元イギリスの新鋭ヤングに対し、負けられない戦いに挑む。

UFC138は、11月6日(日)早朝5時からWOWOW UFC-究極格闘技-でオンエア!

『UFC 138: Leben vs. Munoz』
日時:2011年11月5日
場所:イギリス

メインカード
<ミドル級 5分5R>
○マーク・ムニョス
(2R終了 TKO)
●クリス・リーベン
狂人キャラでTUFで大ブレイク、その為当初は色もの扱いされていたものの、秋山成勲、ヴァンダレイ・シウバを下した事で、その実力も認められてきたリーベンに対するは、レスリング&ボクシング猛者である実力者、マーク・ムニョスという好カードが組まれた。
1Rからお互いに殴り合い、テイクダウン奪い合う壮絶な試合となった。2Rにはムニョスがテイクダウンからパウンドでリーベンが大流血。それでもノーガードで立ち向かうリーベンだがドクターのチェックが入る。リーベンの希望で試合が続行され、ムニョスも攻めるがリーベンも反撃する壮絶な試合となった。結局、2R終了後、流血が酷い為、リーベン側のセコンドとドクターのストップが入りストップ、ムニョスのTKO勝利となったが、ノーガードで前に前に出るリーベンのガッツが前面に出て、ムニョスもそれを受け止めた最高の試合だった。

<バンタム級 5分3R>
○ヘナン・ベラォン
(1R 4秒09分 チョークスリーパー)
●ブラッド・ピケット
MMA界のブラビ、地元英国の人気ものピケットと16連勝中という名門ノヴァウニオン所属、修斗ブラジル王者のベラォン。
ピケットはサスペンダースタイル、イギリス労働者階級の格好をして入場。試合開始後、お互いに殴りあう両雄。しかし、キックも多用するベラォンが有利に立ち、強烈な膝蹴りがピケットの顎に命中しダウン、そのままパウンド、そしてバックを制してチョークスリーパーでベラォンが見事に一本勝ちした。

<ウェルター級 5分3R>
○チアゴ・アウベス
(1R 3分32秒 チョークスリーパー)
●パピー・アベディ
一時期の快進撃も落ち付き、激戦区ウェルター級中堅という感じなブラジルのアウベスに、UFCデビュー、スウェーデンから来た黒人選手(コンゴ系)、アベディという一戦。
アウベスを臆せず前に出てくるアベディだが、打ち合いでアウベスの右でアベディをふらつかせ、追撃でダウン。そのままアウベスはパウンド、マウントからの肘打ち連発、そして最後はバックを制してチョークスリーパーで完勝。見事にアウベスが復活劇を見せた。

<ライトヘビー級 5分3R>
○アンソニー・ペロッシュ
(2R 3分09秒 チョークスリーパー)
●シリル・ディアバテ
エッフェル塔の異名をとる長身、日本でも活躍したディアバテに、オーストラリア出身のペロッシュの一戦。
1Rはディアバテの長身、長い手足に遮られ、ペロッシュが踏み込めない状態が続き、ディアバテの打撃がセルものの、一度テイクダウンに成功させるとペロッシュも落ち付いてきてペースを握り返す。そして2Rもすぐにテイクダウンした後、グランドで上から翻弄し、最後はバックマウントからチョークスリーパーを決めたペロッシュが見事に一本勝ち。典型的なグラップラーvs.キックボクサーという感じの試合だった。

<ライト級 5分3R>
○テリー・エティム
(1R 0分17秒 ギロチンチョーク)
●エドワード・ファーロロット
UFC70から戦っておりUFC歴も長い地元英国のエティムとハワイ出身、レーベンの弟子という事で抜擢されたファーロロット。正直、ファーロロットはUFCのレベルではないのだが、本戦オープニングという事で抜擢されたのだろう。
試合は予想通り、あっという間にエティムがギロチンチョークを極めて秒殺一本勝ち。ファーロロットのタックルに狙いを定めて完璧にギロチンを極めて貫録の一本勝ちだった。

プレリミナリーカード
<ウェルター級 5分3R>
○ジョン・マグワイア
(判定 3-0)
●ジャスティン・エドワーズ
地元英国でUFCデビュー、勝利が欲しいマグワイヤとTUF13ドス・サントスのチームで練習したエドワーズと上を目指す者同士のサバイバルマッチ。
1R、エドワースのバックスピン、フックがさく裂し、マグワイヤがダウン。そのまま追撃のパウンドで絶体絶命に追い込まれるマグワイヤだが、なんとか体勢を立て直すしぶとさを見せる。その後、2〜3Rと立ち直ったマグワイヤがグランド、バックを制して攻め続け、エドワーズも凌ぎ、3RにはUFCでは珍しい足関節の取りあいなど見せ場を作ったものの、試合をリードしたマグワイヤが判定勝ち。地元で嬉しい勝利を飾った。

<ヘビー級 5分3R>
○フィル・デ・フリーズ
(判定 3-0)
●ロブ・ブロートン
イングランドヘビー級期待の星同士の激突。ブロートンはバター・ビーン、ジェームス・トンプソンに勝利している実績でUFC入りしている地元の英雄だ。対するフリーズはMMA8戦無敗でUFCデビューとなる若手だ。1Rからテイクダウン狙いのフリーズがブロートンを金網に押し付ける場面が続くが、遂にテイクダウン成功させる。柔術の動きでグランドで攻め続けるフリーズ。2Rも金網に押し込みテイクダウンして上をキープするフリーズだが、中盤にブロートンが腕をとって体勢を入れ替えるとアームロック、横四方からパウンドとたたみこみ形勢逆転。それでも3Rは再びフリーズがグランドでひたすら上をキープし、ポイントを稼いで判定勝ちとなったが、明らかにポイント稼ぎの上をキープ戦法に会場からもブーイングが起こっていた。

<フェザー級 5分3R>
○小見川 道大
(判定 3-0)
●ジェイソン・ヤング
正念場の小見川だが、相手はこれまた地元選手という事で抜擢されたジェイソン・ヤング。このレベルの相手だと僅差で勝っても意味が無く、しっかり勝利しないと上にいけない、そういう意味では厳しい相手。勿論、逆にヤングにもそれは言える。
1R、テイクダウン狙いの小見川だが、ヤングのキックで逆にぐらつき攻めあぐねる。しかし2Rはテイクダウン出来る様になりグランドで上をキープする小見川。3Rは再びヤングが距離をとって打撃でセ攻めるも、小見川もテイクダウンから足関節、アームロックなどで攻める。テイクダウンに成功した事、グランドで攻めた事が評価され、小見川が判定勝ちした。

<ウェルター級 5分3R>
○チェ・ミルズ
(1R 0分40秒 TKO)
●クリス・コープ

<バンタム級 5分3R>
○クリス・カリアソ
(判定 2-1)
●ヴォン・リー

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2011年11月06日 01:04に投稿されたエントリーのページです。

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