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テロリスト ザ・ミズ&Rトゥルース逮捕!孤立無援支配者トリプルHにスーパースター全員が三行半!?WWE PPV大会『Hell in a Cell』

 10月2日(日本時間3日)にアメリカはルイジアナ州、音楽の都ニューオリンズで行われたWWEのPPV大会『Hell in a Cell』は壮絶な混乱のまま幕を閉じた。

 メインとなったのは、地獄の金網で行われるHell in a Cell戦、WWE王者ジョン・シナと挑戦者アルベルト・デル・リオ、CMパンクで行われた3WAYタイトルマッチだ。ここで、前王者デル・リオは専属アナウンサー、リカルドと策謀し、シナを金網の外に追い出すと鍵をかけてシナをリングから追放してしまう。試合に参加出来なくなったシナを尻目にデル・リオはパイプ攻撃でCMパンクからピンフォール、ずるい策略で、なんと2週間ぶりにWWE王座に返り咲いてしまったのだ。

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(C)2011 WWE, Inc. All Rights Reserved.
警察に連行されるザ・ミズとRトゥルース

 しかし、これは混乱の始まりでしか無かった。はめられたシナは新王者デル・リオに襲い掛かるが、その瞬間、全身黒ずくめの謎の男2人が乱入。檻に鍵をかけ、中に人が入れなくして、ジョン・シナ、そしてデル・リオ、CMパンクと無差別にリンチをする2人の正体は、現在WWEの支配者であるトリプルHに解雇されたザ・ミズとRトゥルースだったのだ。COO(最高執行責任者)であるトリプルHはスーパースター達を呼び出してこの暴挙を止める様に指示するも、金網には鍵がかけられており、誰も止める事が出来ない。そして異常事態に警察まで乗り出し(※勿論、アングル)、檻の鍵をあけた警察が、ザ・ミズとRトゥルースを拘束、手錠をかけ、犯罪者として逮捕、連行していく。そこに怒り狂ったトリプルHが2人に襲い掛かり、警察と周りのスーパースターらが必死で止めるという感じで会場は大混乱のまま、番組が終了となった。

 混乱は翌日のRAWでも収まらない。まずはデル・リオらヒール勢が、「現在の混乱を招いたのはトリプルHの責任だ。いつ襲われるか分からない状況では、とてもここで仕事(レスリング)が出来ない」と抗議を繰り返す。それに対し、番組の最後でトリプルHはスーパースター勢(アナウンサーやレフリーなども含む。但し直前に試合を行ったからか、ジョン・シナ、CMパンクらは参加せず)を呼び出し、公開討論で、自分はWWEの為に動いている事を説明。しかし、ヒール勢だけでなく、ベビーフェイス勢、更には人気解説者のジェリー・ローラーまでも、この混乱はトリプルHの責任だ、支持出来ないと抗議する。そしてクリスチャンが、信任投票を行おうと提案。すると全員が「信用出来ない」と口にして去っていったのだ。その中には、WWEの良心と言われるジム・ロス(JR)まで含まれていた。全員がリングから去って行く中、完全に孤立したトリプルHだが、会場のWWEユニバースはトリプルHに大歓声。しかし、社員全員に見捨てられたトリプルHは、今後、どの様にWWEをコントロールしていくのか?

 また、番組終了後、テロ行為を行っているザ・ミズとRトゥルースはWWEユニバースに謝罪する動画をYouTubeに投稿。現実とアングルが入り混じり、どうなるのか興味を誘っている。

 ちなみに、裏話をすると、本来タイトルマッチでは、ジョン・シナがタイトル防衛するストーリーが用意されていたが、情報が漏れていた事(WWE、というかビンス・マクマホンはプロレスに台本がある事は認めているものの、その台本が事前に漏れる事を嫌い、直前に台本変更する事が多い)とメキシコツアーに備えて、本来目玉であったシン・カラ(ミスティコ)のパフォーマンスがいまいちである為、同じメキシコ人であるデル・リオを王者に据えようという判断からと言われている。

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(C)2011 WWE, Inc. All Rights Reserved.
現在、ブレイク中?世界最強の男、マーク・ヘンリーは王座を防衛

 また、世界ヘビー級王者、マーク・ヘンリーは、ランディ・オートンを下して王座防衛。今週はヘンリーが病院送りにした(というストーリーの)ビック・ショーがいよいよ『スマックダウン』に復帰と煽っているのでヘンリーとショーの抗争がスタートしそうだ。短命王者と思われたヘンリーだが、首脳陣も予想していなかった効果が表れたので、もしかしたら長期政権もあるかもしれない。この辺りは週刊マット界舞台裏10月06日号 vol.108 遅咲き新WWE王者怪力マーク・ヘンリーブレイク?に掲載されている。

 そしてトリプルHだが、盟友である“HBK”ショーン・マイケルズと伝説のユニット『D-ジェネレーションX』を復活させるという案が出ている。そのアイデアをききつけた(両者と親友であり、現在、アル中でリハビリ中の)スコット・ホールはツイッターで、俺も参加させろとアピールしているが、流石にそれは無理だろう。いずれにせよPG指定で流血などは無くなったものの、複雑な人間関係、策謀うずまく現在のストーリーは、かつてのアティチュード路線を彷彿させており、今後のWWEには注目だ。

『Hell in a Cell』
日時:2011年10月2日
場所:アメリカ ルイジアナ州ニューオリンズ

<WWE王座3WAYマッチ>
○アルベルト・デル・リオ(挑戦者)
(ピンフォール)
ジョン・シナ(王者)、●CMパンク(挑戦者)

<ディーバズ王座タイトルマッチ>
○べス・フェニックス(挑戦者)
(ピンフォール)
●ケリー・ケリー(王者)

<IC王座タイトルマッチ>
○コーディ・ローデス(王者)
(ピンフォール)
●ジョン・モリソン(挑戦者)

<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○マーク・ヘンリー(王者)
(ピンフォール)
●ランディ・オートン(挑戦者)

<WWEタッグ王座タイトルマッチ>
○コフィ・キングストン、エヴァン・ボーン(王者)
(ピンフォール)
●ドルフ・ジグラー、ジャック・スワガー

<シングルマッチ>
○シン・カラ(ミスティコ)
(ピンフォール)
●シン・カラ(フニコ)

<シングルマッチ>
○シェーマス
(ピンフォール)
●クリスチャン

週刊マット界舞台裏'11年10月13日号新日ドーム危機 4大会網羅特大号に完全版が収録されました。ぜひお楽しみ下さい。

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2011年10月04日 23:38に投稿されたエントリーのページです。

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