« セウシスxRayがメインで屈指の名勝負 小型黒弾頭ラターシャが戦慄デビュー『REINA 5』 | メイン | IT'S SHOWTIMEスペイン・マドリード大会 J SPORTS放送は6月24日 »

今週の「マット界舞台裏」は、8・27の興行戦争にも影響しそうな武藤の東スポ取材拒否の理由に迫る!

110623hyoushi.jpg 全日本プロレスがなんとか6・19両国国技館大会まで辿り着くことができた。

 5・29神戸大会でTARUによるスーパー・ヘイト(平井伸和)への暴行事件が起きてからというもの、選手の処分やタイトルの剥奪、武藤敬司の社長辞任、カズ・ハヤシの負傷欠場など、まさしく激動の日々だった全日プロ。
 大幅にカードを変更して、どうにか予定されていた両国でのビッグマッチを開催することはできたが、このピンチを救うためにプロレスファンが大挙集まって・・・ということはなく、国技館はやや空席が目立っていたとのこと。

 主催者発表では8000人となっているが、前日の18日に新日本プロレスが「埋まりにくい」と言われている大阪府立体育会館を、見る限り文句なしに超満員に埋めていた(6200人=主催者発表)のに比べると、8000人という数字はいささか疑問だ。
 この大会の模様を20日発売の東京スポーツが、どう報じるか気にしているファンも多いと思われる。

 なにせマスコミ(報道)に寛容なことで有名だった武藤が、暴行事件のことを連日1面で派手に書き立てた東スポを取材拒否したからだ。
 当初は多くの関係者、ファンが一時的な感情であり、すぐに手打ちが行われると思っていたが、どうやらそうではないようだ。

11.06.20MUTO.jpg

 その辺のことを元『週刊ファイト』編集長として、これまで何度もレスラーとトラブってきた経験を持つ井上譲二記者が徹底取材している。
 東スポが主催する8・27『ALL TOGETHER』には個人的に出場辞退を表明している武藤。

 アントニオ猪木率いるIGFが、8・27に両国国技館でチャリティー大会を開催することを正式発表したが、東日本大震災の義援金を集めるチャリティー大会で興行戦争をするという有り様だ。
 しかもIGFのほうには蝶野正洋がIGFのエグゼクティブ・プロデューサーとして参加することが決定しているため、もしかしたら武藤が両国のほうに現れて蝶野、さらにはタモトを分かった猪木とも握手を交わすようなことがあれば、『ALL TOGETHER』(東スポ)に対する最大の嫌がらせだ。

 『ALL TOGETHER』で棚橋弘至、杉浦貴、諏訪魔が並んだところで、一般的には「誰?」というレベルだろうが、猪木、蝶野、武藤が並べば、一般マスコミだって「プロレス界の大物が集まってチャリティー呼び掛け」とニュースにしやすいだろう。
 そう考えると、武藤は8・27興行戦争のキーマンになりそうだが、果たして東スポとの間に出来た溝は、思ったよりも深いのか? それともその溝を埋めるような動きはあるのか?

週刊マット界舞台裏'11年6月23日号K-1後続SHOWTIME日本タイファイト

About

2011年06月20日 03:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「セウシスxRayがメインで屈指の名勝負 小型黒弾頭ラターシャが戦慄デビュー『REINA 5』」です。

次の投稿は「IT'S SHOWTIMEスペイン・マドリード大会 J SPORTS放送は6月24日」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。