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ジョゼ・アルドxマーク・ホーミニック熱戦 GSP防衛 ランディ引退〜『UFC 129: St-Pierre vs. Shields』リアルタイム速報

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(C)UFC-Zuffa, LLC

人気・実力・選手層の厚さで、世界の総合格闘技の頂点に君臨するUFC。今なお拡大を続けるUFCが、今大会、史上最大の規模で開催されることとなった。今回の会場、カナダ・トロントのロジャース・センターは、収容能力5万人強、メジャー・リーグのトロント・ブルージェイズが本拠地として使用する巨大スタジアムだ。UFCでの過去最高入場者数2万人強を大幅に超えるUFC史上最大のイベントになることが確実視されている。

『UFC 129: St-Pierre vs. Shields』
日時:2011年4月30日
場所:カナダ・トロント

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(C)NAOKI FUKUDA/UFC-Zuffa, LLC/WOWOW
<メインイベント ウェルター級タイトルマッチ 5分5R>
○ジョルジュ・サンピエール(王者)
(判定 3-0)
●ジェイク・シールズ (挑戦者)
地元カナダ出身の王者ジョルジュ・サン・ピエール(通称GSP)に対するのは、ストライクフォース王者としてUFCに乗り込んできたシーザー・グレイシー一門のジェイク・シールズだ。
いつも通り、テイクダウンを切って、打撃で有利に試合を進める、GSPのパターンで試合が進む。ラウンドが進むにつれて、タックルでテイクダウン、ハイキックをヒットさせるなどGSPが試合をリード。シールズの打撃も当たり、GSPは目が多少、ふさがっているが、試合を終始リードしたGSPが判定勝ちで王座防衛を果たした。

<セミファイナル フェザー級タイトルマッチ 5分5R>
○ジョゼ・アルド(王者)
(判定 3-0)
●マーク・ホーミニック(挑戦者)
軽量級世界最強の呼び声も高いアルドが遂にUFCデビュー。対するは地元カナダの選手で、現在5連勝と波に乗っているマーク・ホーミニックだ。
いつも通り、重たいパンチとローキックで攻めるアルド。そしてテイクダウン、上から肘打ちで追い込んでいく。しかし、ホーミニックは一歩も引かず、2R以降、スタンドでは互角の戦いを見せる。アルドも攻め疲れを見せながらも、フックでダウンを奪うが、ホーミニックは足を使い、何とか凌いでいく。4R、アルドはストレートで再びダウンを奪い、上から肘打ちするとホーミニックのおでこには、物凄い大きなたんこぶが腫れあがる。ドクターチェックがはいるが、試合は続行。5Rは血だるまになりながら、遂にホーミニックがグランドで上になり鉄槌。奇跡の逆転勝ちを目指して必死で殴り続け、アルドは防戦一方。しかし、そのまま試合終了で、1-4R、リードしたアルドが判定勝ち。
しかし、ホーミニックの根性、気持ちの強さが光り、アルドはUFCデビューで、大きな衝撃を与える事は出来なかった。

<ライトヘビー級 5分3R>
○リョート・マチダ
(2R 1分05秒 KO)
●ランディ・クートゥア
あの鉄人、ランディ・クートゥアが引退を賭けて大一番に挑む。相手のリョートも現在、連敗中と負けられない。究極の一戦を迎える事になる。
いつも通り、ヒット&アウェイでリョートが追い詰める。離れてパンチ、クートゥアがタックルを仕掛ければ膝蹴りで対応するリョート。そして2R、リョートがクートゥアをスタンドで追い詰め、最後は、アンデウソン・シウバがビクトー・ベウフォートをKOしたのと同じ様な、ジャンピングの前蹴り。これが完全にクートゥアの顎に命中して、クートゥアはダウン。追い打ちをかけるリョートをレフリーが止め、見事なKO勝利となった。リョートは憧れの選手にKO勝利して興奮、そして鉄人クートゥアを称えた。クートゥアは引退宣言してオクタゴンを去った。
なお、英語版、WOWOW版両方とも、合気道俳優スティーヴン・セガールが前蹴りを伝授という、ファンタジー活字溢れる紹介がされていた。

<ライトヘビー級 5分3R>
○ウラジミール・マティシェンコ
(1R 0分20秒 KO)
●ジェイソン・ブリルズ
古豪、ベテランとしていぶし銀の魅力を発揮するマティシェンコに対するは、ホジェリオ・ノゲイラに敗れはしたが、2-1のスプリット判定まで追い詰めたジェイソン・ブリルズ。
試合開始直後のスタンドで、マティシェンコが右アッパー左のワンツーでダウンを奪い、すぐ鉄槌を叩きこみレフリーがストップ。マティシェンコが秒殺KO勝利で快勝した。

<ライト級 5分3R>
○ベン・ヘンダーソン
(判定 3-0)
●マーク・ボーチェック
地元カナダ、名門ATT所属のマーク・ボーチェックと名勝負製造機、ベン・ヘンダーソンの一戦で大会はスタートする。
テイクダウン狙いのボーチェックだが、タックルを凌ぎ打撃を入れてくるベン・ヘン。しかし1R終盤には遂にテイクダウンに成功したボーチェックがグランドで上を制する。2Rもしつこくテイクダウン狙い、グランドで勝負したいボーチェックに、スタンド打撃で攻めるベン・ヘンの攻防が続く。試合は判定に持ち込まれ、打撃、ダメージでポイントを取ったベン・ヘンがジャッジに支持され、判定勝ちした。

アンダーカード
<ウェルター級 5分3R>
○ローリー・マクドナルド
(判定 3-0)
●ネイト・ディアス

<ウェルター級 5分3R>
○ジェイク・エレンバーガー
(1R 2分42秒 TKO)
●ショーン・ピアソン

<ウェルター級 5分3R>
○クロード・パトリッ
(判定 3-0)
●ダニエル・ロバーツ

<バンタム級 5分3R>
○アイヴァン・メンジバー
(1R 1分20秒 TKO)
●チャーリー・バレンシア

<ミドル級 5分3R>
○ジェイソン・マクドナルド
(1R 1分37秒 三角絞め)
●ライアン・ジェンセン

<ライト級 5分3R>
○ジョン・マクデッシ
(3R 1分27秒 TKO)
●カイル・ワトソン

<フェザー級 5分3R>
○パブロ・ガーザ
(1R 4分31秒 三角締め)
●イーブス・ジャボウィン

WOWOW UFC-究極格闘技-

この大会は、WOWOW UFC-究極格闘技-で5月1日(日)午前10時、現地から生放送を行います。現地の熱気と興奮を是非、お楽しみください!!

一般の方向け ご加入・番組に関するお問い合わせ先 ⇒ TEL 0120-580-807(WOWOWカスタマーセンター/年中無休9〜20時)
公式ホームページ ⇒ WOWOW


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2011年05月01日 07:27に投稿されたエントリーのページです。

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