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今週の「マット界舞台裏」は、容易に勝敗予想が出来てしまうビッグマッチのメーンに警鐘を鳴らす!

11.05.19hyoushi.jpg このところのプロレス界の話題の中心であるメジャー3団体によるオールスター・チャリティープロレス『ALL TOGETHER』にも言えることだが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は常々「ビッグマッチのメーンをよりドラマチックにするためにも勝敗予想のつかないカードを組め!」と提言している。

 格闘技と違いプロレスの場合は、勝敗が最も重要視される部分ではないかもしれないが、そうは言ってもビッグマッチのメーンイベントのカードが、容易に勝敗予想が出来てしまうようなものだと興味も半減だろう。
 とくに『ALL TOGETHER』のようなオールスター戦の場合や、団体間の交流戦・対抗戦の場合は、政治的な事情や選手個人のプライドが妨げとなって、なかなかそういうカードを組んだりサプライズを演出できない。

 「3団体が合同で興行を行っただけですごい」「チャリティーなんだからサプライズはいらない」というのは、やる側の考えであって、ファンとしてはオールスター戦をやる以上はヒリヒリするような、勝敗予想なんてとても出来ないような夢のカードを期待している。
 そういう熱のあるカードを組むことこそが、プロレス全体を盛り上げ、チャリティーとしても大きく貢献出来るのではないだろうか。

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 勝敗予想が出来ないようなヒリヒリしたカードという点で、このままでは『ALL TOGETHER』の前日である8・26に、両国国技館でチャリティープロレスを計画しているIGFにすべてを持っていかれてしまう可能性すらある。

 というのも、ここ最近の新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアのビッグマッチのメーンカードを見直してみると、あまりに勝敗がミエミエなものばかりなのだ。
 まだ1カードも発表されていない『ALL TOGETHER』だが、恐らく団体の看板を懸けた一騎打ちのようなカードはほとんどなく、お祭りムード的なカードが大半を占めるだろう。その上でカードを見た瞬間、「たぶんこの選手が負けるんだろうな」と予想出来てしまうようなら最悪だ。

 そんな中、今週の『週刊マット界舞台裏』では、ベテラン記者でも全く勝敗予想がつかなかったあるライバル対決を紹介している。
 過去何度も対戦しているライバル対決なのに、いまだ勝敗予想がつかないのか、その秘密にもキッチリ迫っている。その選手はズバリ大物でありながら、勝敗にこだわりないのだ。
 これって簡単なことでなかなか難しい。『ALL TOGETHER』のマッチメーカーはこのベテラン選手を見習ったほうがいいぞ!

週刊マット界舞台裏'11年5月19日号 バトルエイド大仁田劇場の代償

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2011年05月16日 03:05に投稿されたエントリーのページです。

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