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何かが起こる?TNA注目のPPV『Lockdown』開催迫る

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(C)TNA
いよいよ、17日(日本時間18日 9時〜)にTNAのPPV大会『Lockdown』が開催される。この大会は全試合、金網の中で試合が行われるイベントである。

その『Lockdown』の直前に行われた『TNA iMPACT!』は衝撃的な内容だったので、話題になっている。

その前からのストーリーをおさらいすると、TNA登場以来、ベビーフェイスだったハルク・ホーガンだが、腰の手術に成功し、復帰すると衝撃のヒール・ターンを行った。女帝ディクシー・カーターに対し、TNAを買収し(あくまでストーリー上)乗っ取った事を告げ、女帝を追放してしまったのだ。

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(C)TNA
そして、それぞれヒールユニットを形成していたボス格の、リック・フレアー、ジェフ・ジャレットとも裏で繋がっており、リング上でホーガン、エリック・ビショフとフレアー、ジャレットが抱き合い、悪の新軍団“イモータル”を結成。その後、イモータルはどんどん増殖し、かつての“nWo”の焼き直しという状況になってしまった。

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(C)TNA
しかし、そこに遂にWWE登場、アンダーテイカーと戦うと、全米で話題になっていたスティングが衝撃的にTNA復帰。ホーガン軍団の若頭としてTNA王者だったジェフ・ハーディを一撃で倒し、王座強奪してしまった。
スティングTNAに電撃復帰!いきなり世界王者に
『TNA PPV Victory Road』リアルタイム速報 スティング秒殺防衛!

スティングのWWE登場?に関しての詳しい事情は
週刊マット界舞台裏'11年3月10日号 スティング移籍騒動裏
に掲載されています。

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(C)TNA
WCW時代から、プロレス界の首領、怖いもの知らずのホーガンが唯一恐れる男がスティングだ。

困ったホーガンは、敵対しているベビーフェイスのミスター・アンダーソン(WWE時代、ミスター・ケネディ)に手を組む様に持ちかける。しかし、その気がある様に見せかけたアンダーソンだが、最後に、断って、ホーガンに赤っ恥をかかせてしまうのだった。

会場、ファンの前で大恥をかかされたホーガンが激怒。今週の『TNA iMPACT!』の冒頭で、ビショフ、フレアー、ジャレット、ブリー・レイ、マット・ハーディ、アビスらイモータルを引き連れてリングを占拠。アンダーソンを呼び出した。

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(C)TNA
ホーガンはアンダーソンに、軍団に入るか最終通達を言い渡すが、アンダーソンは拒否。怒ったホーガンは、全員でアンダーソンをリンチ、メインではイモータルとアンダーソンのハンディ戦を決めてしまうのだった。

その後、ホーガン一派であるRVDが、自分のライバルであるアンダーソンに声をかけたホーガンに不信感を抱き、ホーガンと口論となってしまう。一触即発の空気の中、王者スティングが登場。ホーガンの側近であるビショフが、「(ホーガンと対立した)お前はもう詰んでいる」と挑発すると、スティングはビショフに襲い掛かり、必殺のスコーピオン・デスドロップの体勢に。ホーガンは手を合わせて許してくれと頼むが、スティングは容赦なくビショフを必殺技で葬ってしまうのだった。ここにきてもスティングだけには弱いホーガンという図式が見えてしまった。

そして、メインだが、ハンディ戦、一人で戦うアンダーソンは当然、嬲り殺しになってしまう。完全にグロッキーのアンダーソンがステージに運ばれると、ここにホーガンが登場だ。とどめは俺に任せろとばかりにアンダーソンを捕えて、パワーボムの体勢になり、アンダーソン絶体絶命のピンチだが、後ろから黒バットをもったスティングが現れる。スティングの姿をみたホーガンは逃げ出し、ホーガンを守れとスティングに襲い掛かるイモータルのメンバーをスティングは次々に黒バットで葬ってしまったのだ。最後は、失神しているアンダーソンに黒バットを突きつけて仁王立ちするスティングで番組は終了した。

『Lockdown』のメインでは、この王者スティングと、アンダーソン、RVDが3WAYマッチで王座を争う事になる。自分の王座を狙う2人を助ける形になったスティングの真意は?勿論、大恥をかかされたホーガンも当然、策略を駆使してくるに違いない。

かつてWCWを崩壊に導いたフィンガー・ポーク事件前夜の様な雰囲気の中、明日の『Lockdown』では何かが起こりそうだ。

大会結果、詳細はブログ欄には掲載いたしません。金曜昼発売の『マット界舞台裏4月28日号』に収録予定です。宜しくお願いします。
また『マット界舞台裏』は、真のジャーナリスト、井上譲二、タダシ☆タナカら、専門媒体中で英語に堪能な者がもっとも大勢集結しているミルホンネットならではのアメリカン・プロレス裏情報が豊富に掲載されています。ネットでは拾えない取材の成果ばかりですので毎週お見逃しなく。特に、他が取り上げないTNAに関しては、日本語媒体では一番詳しく書いてあるのは間違いないと自負いたします。定期購読がお得で便利になります。お問い合わせください。

『TNA PPV Lockdown』
日時:2011年4月17日(現地時間:日本時間18日)
場所:アメリカ オハイオ州シンシナティ
※試合は全てケージ(金網)マッチ

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(C)TNA
<メインイベント TNAヘビー級王座タイトル3WAYマッチ>
“ジ・アイコン”スティング(王者)vs.ミスター・アンダーソン(挑戦者)vs.RVD(挑戦者)

<軍団対抗戦>
イモータルvs.フォーチュン

<シングルマッチ>
ジェフ・ジャレットvs.カート・アングル

<ノックアウト王座タイトルマッチ>
マディソン・レイン(王者)vs.ミッキー・ジェームス(挑戦者)

<シングルマッチ>
ヘルナンデスvs.マット・モーガン

<シングルマッチ>
“ザ・ホープ”アンジェロvs.サモア・ジョー

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2011年04月17日 21:51に投稿されたエントリーのページです。

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