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『Strikeforce: Henderson vs. Babalu II』『TUF Season 12 Finale』 リアルタイム速報

いよいよ世界第二のMMA団体、ストライクフォースの『Strikeforce: Henderson vs. Babalu II』が開催される。
ハーシェル・ウォーカー、ヴァレンタイン・オーフレイムが欠場してしまい、若干カードが弱くなってしまったが、それでも好カードが並んでいる。

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※リアルタイム中はリロードしてお楽しみください。


『Strikeforce: Henderson vs. Babalu II』 2010.12.4 アメリカ ミズーリ州セントルイス

<ライトヘビー級 5分3R>
○ダン・ヘンダーソン
(1R 1分53秒 TKO)
●レナート・ババル
リングスで疑惑の判定から10年。非UFCトップクラスの対決にもなるこのカード。勝者はハファエル・フェイジャオンのタイトルに挑戦する事も確実とされており、過去の因縁がなくても好カードになった。
スタンド打撃の展開が続くが、ダン・ヘンがラッシュ。ババルは苦し紛れに片足タックルにいくがダン・ヘンの圧力に潰され、ダン・ヘンがグランドでパウンド。ダン・ヘンのパウンドが的確にババルの顎に命中し、ババル失神。ダン・ヘンが衝撃のTKO勝利した。
久々の勝利にダン・ヘン喜びを爆発、ケージに駆け上がり、両手を上げて喜びを表現した。

<ウェルター級 5分3R>
○ポール・デイリー
(1R 2分9秒 KO)
●スコット・スミス
元Cage Rage世界ウェルター級王者のデイリーに、元WEC世界ライトヘビー級王者とこれまた王者同士の対決。コンスタントに結果を残している同士で、好勝負必死だ。
激しい打撃戦が続くが、デイリーの左フックがスミスを打ち抜き、スミスは前のめりに倒れて完全KOされる。追い打ちも必要ない完璧なKOでデイリーが勝利した。

<ミドル級 5分3R>
○ロビー・ローラー
(1R 0分50秒 KO)
●マット・リンドランド
元EliteXCミドル級王者のローラーと、元UFCミドル級王者のリンドランドと王者対決。そして、非UFCミドル級のトップ争いでもある。ミレティッチ門下でMMA畑生え抜きのローラーに、五輪メダリストのリンドランドと、対極的なキャリアの持ち主の対決という事もあって興味深いカードだ。
試合開始後、スタンドでの殴り合いで、ローラーの右がリンドランドにクリーンヒット。リンドランドは完全にKOされ、ローラーが衝撃にKO勝ち、会場は大歓声に包まれた。


<ヘビー級 5分3R>
○アントニオ・シウバ
(2R 2分49秒 TKO)
●マイク・カイル
ヴァレンタイン・オーフレイム欠場で、代打に抜擢されたのはマイク・カイル。高阪剛にも勝利している強豪で、最近はライトヘビー級に階級を落して5連勝と調子が良い。久しぶりのヘビー級戦で、相手が超ヘビー級のアントニオ・シウバと厳しい戦いになるだろうが、どれだけ食い下がれるか注目だ。
なんと試合開始直後、カイルの左右のワンツーがヒット、アントニオ・シウバがダウンするという衝撃の展開。チャンスとばかりにグランドで上からパウンドを落し続けるカイル。あわやと思われたが、なんとか耐えるシウバ。2Rは、シウバがテイクダウンして、上をキープ、最後はマウントパンチでTKO勝利。結果的には勝利だが、1Rのダウンで幻想崩壊か。


<ライトヘビー級 5分3R>
○オーヴィンス・サンプルー
(判定 3-0)
●ベンジー・ラダック
ムリーロ・ニンジャに勝利した実績もあるラダックに5連勝で、勢いにのるサンプルー。
最初にテイクダウンを奪ったのはラダックだが、サンプルーが逆転、バックマウントを制して、ラダックを敗者のポジション、亀の体勢に追い込む。そしてバックから殴りまくり、ラダックは完全に死に体だが、レフリーがストップせず1Rが終了。2Rも同じく、サンプルーがラダックの顎を打ち抜き、ダウンを奪い、グランドで頭を抱えて無様な亀の体勢になるラダックをバックから殴るサンプルー。一方的な展開なのだが、何故かストップがかからず2Rも終了。3Rはいきなり打撃でラッシュをかけ、サンプルーをケージに追い詰めるラダックだが、逆にカウンターを食らいダウン。そして、また同じく、頭を抱えて亀になり、バックからサンプルーが殴り続ける。ブレイク後、ラダックも食い下がるが、判定でサンプルーが勝利した。

『TUF Season 12 Finale』 

メインの決勝以外も、本戦と変わらぬ豪華カードが揃っている。
ミドル級タイトル戦線にいるデミアン・マイアや、TUFシーズン1の人気者ボナーの一戦、フェザー級屈指の好カード、ナム・ファンvs.レオナルド・ガルシアなど注目カードが並んでいる。

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『TUF Season 12 Finale』 2010.12.4 アメリカ ネバダ州ラスベガス

<TUF12ライト級決勝戦 5分3R>
○ジョナサン・ブルーキンズ
(判定 3-0)
●マイケル・ジョンソン
『TUF Season 12』の決勝戦。詳しいストーリーは1月にWOWOWで放送されるので、そちらでチェックして欲しい。
1Rはテイクダウンに成功したジョンソンが有利に試合を進めるも、2Rにブルーキンズが逆転、いきなりテイクダウンに成功するとグランドで攻め続ける。そして運命の3R、テイクダウンに成功したのはブルーキンズ。入れ替えようとするジョンソンをコントロールして、優位なポジションをキープし続けて判定勝ち。ブルーキンズが優勝した。

<ライトヘビー級 5分3R>
○ステファン・ボナー
(判定 3-0)
●イゴール・ポクライェク
激しい試合をする『TUF Season 1』の人気者ボナーは、タイトル戦線とは無縁だが、UFC保守本流の生え抜きとして外敵を迎え撃つという路線でブレイクしている。そういう立場の選手なので日本では評価されにくいが、アメリカでは絶大な人気を誇る。今回もクロアチアからの刺客、イゴール・ポクライェクを迎え撃つ。
いつも通り打撃戦かと思いきや、すぐにテイクダウンをするボナー。そのままグランドで翻弄、ポクライェクを一方的に攻め立てるボナー。その後のラウンドでもテイクダウンを奪い、上をキープしてポイントを稼ぎ続けるボナーが文句なく判定勝ちした。
<ミドル級 5分3R>

○デミアン・マイア
(判定 3-0)
●ケンドール・グローブ
アンデウソン・シウバvs.ビクトー・ベウフォートの結果次第では、タイトル挑戦の可能性もある現代のヒクソンことデミアン・マイアにThe Ultimate Fighter 3ミドル級トーナメント優勝のグローブ。
1Rから、片足タックルでテイクダウンを決めると、マイアの独壇場。パスしてマウント、バックからチョーク狙いとグランドで翻弄する。2R以降も打撃でも優位に立ち、テイクダウンしてグランドで攻めるマイアという展開で、マイアが完勝の判定勝ちした。

<ウェルター級 5分3R>
○リック・ストーリー
(判定 3-0)
●ジョニー・ヘンドリックス
アミール・サダローを衝撃KOした実績が光るヘンドリックスに、4連勝と波にのるストーリー。お互いに打撃で追い詰め、ケージに相手を追い込み、テイクダウンを奪うという展開だが、押していたストーリーが勝利。

<フェザー級 5分3R>
○レオナルド・ガルシア
(判定 2-1)
●ナム・ファン
テイクダウンを奪ったのはガルシアだが、打撃やグランドでバックを制するなどナム・ファンも攻め続ける。判定は、おそらくテイクダウンの差でガルシアが2-1で勝利。しかし、会場からは大ブーイング。逆にナム・ファンにはお前が勝者だと言わんばかりに大声援。この反応にガルシアは再戦はいつでも受けるとアピールしたが・・・

アンダーカード
<ライト級 5分3R>
○コーディ・マッケンジー
(1R 2分3秒ギロチンチョーク)
●アーロン・ウィルキルソン

<フェザー級 5分3R>
○イアン・ラブランド
(判定)
●テイラー・トナー

<ライト級 5分3R>
○カイル・ワトソン
(判定)
●サコ・チビチアン

<バンタム級 5分3R>
○ウィル・キャンプザーノ
(3R 4分33秒 チョークスリーパー)
●ニック・ピース

<フェザー級 5分3R>
○パブロ・ガーザ
(1R 51秒 TKO)
●フレジソン・パイシャオン

<ミドル級 5分3R>
○デイブ・ブランチ
(判定)
●リッチ・アトニート

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2010年12月05日 11:08に投稿されたエントリーのページです。

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