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今週の「マット界舞台裏」は、ファンには見えないところで牽制し合うノアー新日ーIGFの危険な三角関係に迫る!

10.12.02BUTAIURA.jpg 早いもので2010年もあと1カ月となった。
 昭和の時代は全日本プロレスで「世界最強タッグ決定リーグ戦」が行われ、テレビ中継から「オリンピア」が聞こえてきたら、その年のプロレス興行は見納めだったが、近年は大晦日も正月もどこかしらで興行が行われている。

 むしろ12月は様々な団体がそれぞれの1年間を締めくくるビッグマッチを開催するため、興行ラッシュだ。
 今年、ケガ人が続出して苦しい戦いを強いられたプロレスリング・ノアだが、なんとか今年最後の大一番となる12・5日本武道館大会に、事実上ノアのエースである丸藤正道の復帰戦が間に合ったのは朗報だ。

 9月にも“聖地”日本武道館大会を行ったノアだが、このときは歴史的な不入りを記録。それだけに今度の武道館大会を失敗させるわけにはいかない。ノアにとって背水の陣で挑む大一番なのは、誰の目から見ても明らかだろう。
 それなのにも関わらず、この大事な武道館大会の2日前に行われる、IGFの両国国技館大会にノアは主力選手である潮崎豪、モハメド・ヨネ、青木篤志の3選手を貸し出す。

 交流戦が人気を博している新日本プロレスやDDTへの貸し出しならまだしも、プロレス初心者の格闘家相手に格闘技っぽいプロレスをしなければならないIGFに選手を貸し出すのは、なかなかリスクが高い。
 潮崎、ヨネ、青木の3選手は12・5武道館大会でタイトルマッチや注目の試合が組まれているわけではないが、万が一IGF両国大会でケガでもして、武道館大会を欠場するようなことになったら、ノアにとって大きな損失だ。

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 なぜノアはIGFと交流するのか?
 そういう疑問を持っているファンは多いだろう。簡単に言ってしまえば、仲田龍GMが高橋仁志IGF代表の強い要請に応えたからなのだが、それにしてもこの急接近ぶりに首を傾げる関係者も多い。どう考えてもIGFの総帥であるアントニオ猪木が、ノアのことを気に入っているとは思えない。

 やはり資金難に悩まされているノアが、IGFから“援助”を受けているのか?

 さらに気になるのは、IGFとは絶縁状態にある新日プロの存在だ。
 現在でもノアのIWGPジュニアタッグ王座を、新日プロの金本浩二&タイガーマスクが持っているように、両団体の交流はいまだに続いている。新日プロの来年1・4東京ドーム大会にノアの主力選手が出場する可能性は高い。
 だから新日プロとしては、ノアがIGFとの交流を活発化させている状況は、決して面白くないだろう。仲田GMほどの人物がそんなことに気が付いていないはずがない。

 このノアー新日プローIGFの微妙な三角関係は、来年の日本マット界でも大きなうねりとなりそうだ。現時点での舞台裏を井上譲二記者が取材&分析。果たして首脳陣の思惑は?

週刊マット界舞台裏'10年12月02日号 SMASH.10全容 年末裏事情

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日本で「空飛ぶオカマ」としてブレイクしたジェシカ・ラブちゃんの一挙一動に首ったけ!

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2010年11月29日 02:10に投稿されたエントリーのページです。

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