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寺内1/2兵衛のviva素晴らしきプロレス#3ユニバのリングアナ時代に経験した悔しさと、あの代表への怒りを初公開

20年の時空を超えて、真実の秘話と本音で語るtrue storyの始まりです。
1990年3月1日後楽園ホールで、あの、浅井嘉浩のラ・ケブラーダを覚えている方、生で観た貴方、そして格チャンで観たアミーゴ達、今も色褪せない名画の如く、鳥肌出まくりの、日本初のルチャリブレ団体「ユニーバーサルレスリング連盟」、旗揚げシリーズ『ニュー・ファウンド・コンペティション』!

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1990年3月20日号の週プロの記事より

まずは団体登場の前に、20年に渡る疑問を先ず前口上として::。
今回より、さまざまな、疑問を考える、−「なぜ^::」シリーズを連載します。
プロレス以外でも、全ての事柄に対しての「porque:ポルケ〜なぜ?」

1- プロレスと同じ位、好きなスポーツのサッカー! なんと言っても、先日のW杯南アフリカ大会H組のスペインvs.スイス戦は、1−0でスイスが勝ち「ジャイアント・キリング^::」。
「大金星のスイスは守り勝ち、優勝候補の無敵艦隊スペイン、涙の敗戦」〜これだからsports観て良かったと素直に喜び、感動する。「どうしても、伝えたかった名勝負の誕生を目撃出来た喜び」。

なぜは、::この後が本題になりますが、CXフジTVでLIVE中継され、MCはジョン・カビラでゲストは、お笑いの土田晃之で驚きのトークが試合後炸裂! この2人のやり取りが「なぜ」にピッタリなので、完成間近の原稿を変更したわけですが、TV観なかった皆さん、想像してみてね^::。
いつもの大声で「弟の川平慈英も同じだが:」
「どうして、ここにバー”ゴール・マウス”があるんだーー」。
「スペイン選手のシュートがバー直撃したので::」
このコメントに、土田が「ここにバーガーがあるんだーー」とダジャレをかまして、余りのアホさ加減に、これはスポーツ番組で、しかも4年に一度のW杯で、いくらバラエティに理解があるCXでも、つまらないギャグは真面目に超一流のプレイを冒涜する程の無神経さ、oh my god!
これで、今まで好きでも嫌いでもなかったけど、この2人完全に嫌いになった。もっとましなプロと呼べる知識をサラりと披露して欲しい。だってギャラもらって仕事で、世紀のビッグ・イベントのW杯だよ::;

以前からサッカー辛口評論家のセルジオ越後氏は、「日本のメディアも選手同様にレベルアップして欲しい・・・」と何度もTVで語っている。どうしても、本音と建前の使いわけが出来ずに、キャスターとゲスト解説者の、希望的願望の「がんばって、期待してます」じゃぁ・・・。入社1年目か2年目のスポーツ音痴なら我慢しても・・・。元代表OBの中では、ラモス・ルイ氏、風間八広氏、北沢豪氏は理論も納得出来、早くもオシム氏の跡継ぎと言える^^・・・インテリで、辛口ながら愛情もいっぱいの人の登場を期待したい^^。もし、本音で語ると仕事が無くなるとか、選手、関係者との軋轢が怖いなんて思うなら、すぐ辞めて欲しい。各チームのサポーターの情熱と愛情ある応援は代表と日本人全選手のレベル向上に通じ、「叱咤激励」これこそがシンプルながら重く永遠のテーマだと思います。「勿論プロレス界も同様で・・・」。

僕も安易にmuy-bien(最高)と言ってるのではない。にわかフアンは直ぐサッカーでもプロレスも同じ・・・。5年、10年と生観戦し、メヂィアの良し悪し、好き嫌いもあるでしょうが、食わず嫌いにならず、己の目と感性を磨いて欲しいと思います^^。映画も音楽も食べ物も同じ^^。もう何年も「プロレスの危機」と言われても、ミスター高橋の暴露本問題での業界への影響も含み、総合格闘技の台頭もあるが・・・大事なのは、プロレスが好きか嫌いか・・・ではないですか^^。

どこが良くてどこが酷い・・・と言う論争もいいが、パソコンやケータイの顔の見えない誹謗中傷や美辞麗句より、もっと昔のファンクラブがどうして少ないのか・・・。会社やプロダクションのでなく、自分達の手作りの^^・・・。「時代が変わっても誕生してもいいと思うが^^。やはり、実際会って「ここが良い、悪い、とディスカッションをしたら、熱くなり、もっとamigo増えると思うけど^^^・。嫌いな奴は減らして^^・・・。

さあ、気持ちを切り替えて、
プロレスでは、古い試合で、知らないファンも多いと思うけど、1969年5月16日の日本プロレス『第11回ワールドリーグ決勝戦』、蔵前国技館での山本小鉄vs.ゴリラ・モンスーンの公式戦で、小柄な小鉄さんが優勝候補のモンスーンを破った試合は、当時のフレーズだと「史上最大の大番狂わせ」、かな^^。::

また観たいけど日テレさん消してますか^::。「YouTubeでも無いし、残念」。
本題に戻り、ユニバのなぜは:::

2- メキシコのルチャはスペイン語で、なぜシリーズ・タイトルが英語なの^。「porque-スペイン語で、なぜです::。」誰が決めたか知らないが、ここは、勿論スパニッシュでしょうー本当にセンス疑うね。なぜseriesは又、終盤で::。

第1回を終えて『格闘チャンプ・フォーラム』2回目は、ユニバのレフェリーだったウォリー山口とリングアナだった僕の繋がりもあり、ユニバをレギュラーの一つのソフトとして決定。ユニバーサル連盟からUniversal Pro Wrestlingへ、そしてFULLに変わり、団体消滅まで約4年の歴史の罪と功罪を掘り起こすと、コンビ二の乱立同様にファンを無視した身勝手な団体誕生と消滅の繰り返しである。
やはりコミツショナー不在のやった者勝ち的なレベルの低さの、プロとアマの境も危ない「男女共」の業界全体の不況に結びつく。勿論、企業努力を惜しまず、黒字成績を上げ、ファンの支持を得ている団体もありますが::。

メキシコ勢のレスラーを迎えに、新間jr代表他スタッフと日本人レスラー総出で迎えに成田空港まで行き、初対面の(勿論素顔で笑顔の素敵な)アストロ、ケンドー他のレスラーも感じ良く、「初めて会った感じがしない;;」〜これが偽らざる本音で、握手して、宿舎の新宿ワシントンホテルに無事チェックイン。明日の開幕戦がいよいよ始まる興奮を胸に代官山のアパートに帰り、中々眠れなかったのがつい昨日のようだ。時の速さを感じざるを得ない。
昔は10年一昔が、今は1年一昔ぐらいスピードが違いすぎてtoo much.
そんなに急いで何処行くの^。
人間どこまで便利を追求し、心が壊れて行く昨今::。CM覚えてるあなたは偉い^。

ユニバ〜FULLで団体の歴史にピリオドを打った約4年の足跡も、ほとんど格チャンでカバーしていたけど、1991年9月にエースの浅井嘉浩がEMLLに移籍、3年契約し、後にウルティモ・ドラゴンに変身、日本ではSWSへ。
1993年3月にグレート・サスケがみちのくプロレスを、地元の岩手県で旗揚げした時点で、ユニバの魅力「日本でのルチャ普及の役目は終わった」と::言っても過言ではない。
こういった流れを振り返っても、ユニバの歴史は日本マットのターニング・ポイントの一つに加えられる。

そして、旗揚げシリーズの幕が開き、後楽園ホール、名古屋愛知県体育館、東村山市民体育館、後楽園ホールと全4戦のミニ・シリーズながら、しっかりファンのハートを摑み、ルチャ・リブレ(自由への戦い)と言うスペイン語も徐々に浸透して行く。
この時の参加選手は、グラン浜田をエースに、日本マット初登場の浅井義浩、現サスケの村川政徳、現デルフィンの脇田洋人、現・邪道、外道のクーリーSZ、ブルドッグKT。
メキシコ勢は、ペロ・アグアヨ、ネグロ・カサス、スペル・アストロ、ケンドー、ブラックマン、ロス・テメラリオス(ホセ・ルイス・フェリシアーノ、ブラック・テリー、シュー・エル・ゲレーロ)、ソチ浜田、追加でリスマルク、エスパントjr、全日女子プロからアジャ・コング、バイソン木村、グリズリー岩本、高橋美華、前田薫・・・リングは、全女から借りて、運命のゴングがいよいよ鳴る。

宿舎の新宿ワシントンホテルを出発する前に、浅井君から部屋に呼ばれて、色々な話をした際、自分で作ったのか白のロゴ入り手拭いとエル・ファンタズマとティ二エブラスの壁掛け人形を2個貰い、ティ二エブラス人形の裏に「1990.3.1 寺内さん江、浅井嘉浩」とサインしてくれ、2人の未来の成功を祈り、握手して部屋を出た。
「歌のタイトルではないけど、あの時君は若かったーそして僕も:::涙」

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なぜseries3
3- 僕はリングアナなのに、なぜか外国人係もやれと代表に言われ、片言のスペイン語しか喋れない僕に強権発動を行使したのか? 無事に旗揚げ戦も熱狂の中、終わり、翌日、名古屋に向かう新幹線ホームで事件は起きた。「それも、アストロやケンドーとネグロもしっかり目撃して激怒::。

それは、「また代表がいきなり来て、何かな::」と思ったら、いきなり足を蹴ってきたのだ。一瞬、何が起きたのか分からず、キョトンと驚いたのも束の間、怒りがこみあげて来た。
暴力でなく話せばいいでしょう:::。何かが気に入らなかったのだとは思うが、そりゃないぜ!
完全に切れたが、シリーズもまだ3試合残っているので、我慢して何も言わずに耐えた。
本当にporqueだよ::。同じ日本人なのに::。
それに対し、まだ出会って3日しか経ってないメキシカン達の「心」に感謝。gracias-amigos.

これが波乱の蹴り事件です。「顔で笑って心で泣いて」〜これに尽きるね::。
この名古屋遠征から東京に戻り、また事件が:::。
今回はここまでー「あなたのheartに格闘チャンプフォーラムとmiruhonnet-adios amigo]

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1996年6月-LAのホテルニューオータニ『プロレス平和の祭典』に出場のウルティモとパーティ会場にて^

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2010年08月07日 14:40に投稿されたエントリーのページです。

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