今週の『マット界舞台裏』は、やはり5月24日、腎不全による誤えん性肺炎のため死去したラッシャー木村さん(享年68)の追悼号になっている。
元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が、記者として木村さんを取材してきた中で実際に見て、聞いた話の中からとっておきのエピソードを秘蔵写真と共に5本紹介! かなりのページ数を割いた力作だ。
さらにミルホン編集部担当ページでも、他社の追悼号を圧倒的に凌駕するであろう入魂の内容になっている。
金網の鬼でも、「コンバンワ」でも、馬場に向かって「アニキ」と言っていた頃でもいいが、木村さんの現役を見ていたオールドファンならば、ぜひとも読んでほしい内容になっている。
しかし、ここでは木村さん追悼特集の内容には触れず、ある意味影に隠れた形になってしまったそのほかの記事にスポットを当ててみよう。
その記事とは昨日の5月30日、全日本プロレス神戸サンボーホールで“所属選手”としては、最後の試合を行ったばかりの小島聡に関して書かれた記事だ。
最近では経費削減のためか、某有名スポーツサイトでも地方大会の試合リポートがアップされなくなったため、小島のラストマッチがどういう内容なのかは詳しいことは分かりにくいが、まあ感動的なシーンは演出されても一部のファンが期待している騒動や事件がボッ発することはないことは予め想像がつく。
そこでネットなどで調べてみたところ、どうやらかつてブードゥーマーダーズで共に戦った、ヒールのTARUがなかなか感動的なマイクアピールを行った模様。さらに最後は小島コールの大合唱の中、小島はリングを降りたようだ。やはり予想通りだ。
それもクリーンなイメージがある好漢・小島だからこそ。
しかし井上記者はここにきて、その小島のクリーンなイメージを壊しかねない“2つ”の疑惑が浮上しているという状況をキャッチ!
1つ目の疑惑はやはり、全日プロを退団してひとまずヒジの手術のために長期欠場する小島だが、その先の復帰に関する疑惑。本誌でも何度か小島の復帰先について触れてきたが、裏でどんな話し合いが行われているかはプロレスファンなら気になるはずだ。
2つ目の疑惑は小島が全日プロ退団を発表した直後、小島に対する怒りや不満を公の場でぶちまけた諏訪魔に関して。小島と諏訪魔といえば、全日プロ所属としては最後の後楽園ホールとなった、5・17後楽園でタッグマッチながら対戦。
やや喧嘩腰になる場面は見られたものの、試合が成立しないほど感情がぶつけ合うようなことはなかった。そこはプロとして感情を押し殺したのかもしれないが、井上記者が入手した情報だと・・・